どうも。
FXを楽にするツール研究家のヒロセです。
FXといえば、ポジションを建てて決済するだけの簡単なトレードと思われがちですが、
意外とやることは多いものです。
特に裁量トレードでは、
・チャートに張り付かないで済むよう予約注文
・エントリー時、損切りと利確を同時に発注
・毎回のトレードの資金管理
など、リアルタイムでレートが変動していく中で様々な判断を迫られます。
注文機能が多彩になればなるほど、入力項目が増えます。
その上で、
毎度変わる損切り幅に応じた、発注ロットの計算もやらなくてはいけません。
しかも、そんなことをしている間もレートはどんどん変わっていってしまいます。
どないやの!
ってなってしまいますよね・・(;´・ω・)
ポイント

決めたリスクでロットを自動計算できないか
何かいいツールがあれば知りたい
このような悩みにお答えします。
この記事では、MT4に組み込んで使えるミニターミナルの便利な使い方を解説します。
ミニターミナルでできることのうち、特に有効なのが、
最大リスクに対しての自動計算機能です。
この機能を使用することで、毎回の資金管理が超簡単になります。
トレードのたびに電卓でシコシコ計算していた手間がなくなりますよ!d(´ω`*)





目次
MT4のロット計算ツール
裁量トレードだと、トレードのたびに損切り幅が違うことが普通です。
ということは、
1回の損切り額や%に合ったロット計算を、
トレードのたびにやらなくてはいけない
ってことになります。
もしくは、まず最大リスクに達しない、
明らかに少ないロットで発注する
とかですね。
ロットが少なければ、リスクも小さいですがリターンも小さくなります。
無駄のないトレードをするためには、
毎回、キチンと資金管理をすることが望ましいですよね。
ところが、コレが面倒くさい・・
面倒なばっかりにやらなくなっても困ります。
そこで便利なツールです!d(´ω`*)
MT4にミニターミナルを導入すれば、
MT4の標準ではできなかった便利操作がいろいろできちゃいますよ!
ミニターミナルでできることはこんな感じ。
・ワンクリック注文でOCO決済を同時発注
・新規OCO注文
・ライン決済
・最大リスクに対してのロット自動計算
繰り返しになりますが、特に有効な機能が、
最大リスクに対してのロット自動計算です。
この記事では、この機能に特化して解説をしていきます。
ミニターミナルの使い方はこちら。
注意ポイント
ミニターミナルはEA型のプログラムなので自動売買ができる口座が前提です。
FXTFの新規口座や、OANDA Japan
の東京サーバーコースなどでは使用できません。
※トレーディングビューのリスクリワード測定ツールを使用したロット計算方法はこちら。

なぜ資金管理が大切なのか
少し脱線しますが、大事なことなので言っておきます。
なぜ資金管理が大切なのか?
なぜならば、
資金を減らす程、復活が難しくなる
からです。
例えば、資金が10万円だったとします。
1回負けて2%の資金を失いました。
すると、残金は9万8千円です。
9万8千円を10万円に復活させるのは割と簡単ですよね。(*´ω`*)
ところが、20%の資金を失って、
残金8万円になったとします。
8万円を10万円にするには25%の利回りが必要です。
50%の資金を失って、残金5万円になったとします。
5万円を10万円に復活させるためには、100%の利回りが必要です。
このように資金を失うほど、
復活するのが加速度的に難しく
なっていきます。
だからこそ、1回のトレードにつき、
資金に対しての最大リスクを2%程度に抑える
ことが大切です。
そのために必要なのが、
損切り幅に対しての保有ロット計算
ってワケです。
毎回のトレードでロット計算をする重要性が理解できたでしょうか?

ミニターミナルの使い方
ミニターミナルはMT4に組み込まないと使用できません。
そのため、
・FX会社からダウンロード
・MT4へのインストール
・チャートへの適用
といった手順が必要です。

ダウンロードとインストール
今回はFXTFのミニターミナルダウンロードページからダウンロードを行います。
注意事項に同意の上で、
ダウンロードをクリック。
セットアップファイルを適当なところへ保存して、インストーラーの指示に従いインストールしてください。
インストーラーはスクショできませんでしたので、
詳しくは、ダウンロードページを参照してください。
インストーラーに従ってインストールすれば、通常のEA導入のような、
データフォルダでのファイル移動は必要ありません。
※FXTFのミニターミナルは他の会社の口座には使用できません。

チャートへの適用
インストールが成功したら、チャートへ適用します。
ナビゲーターのエキスパートアドバイザ欄にミニターミナルが入っています。
適用させたいチャートを表示させてドラッグ&ドロップ。
設定画面が開くので、
『自動売買を許可する』『DLLの使用を許可する』
にチェックが入っていることを確認してOKをクリック。
コレでチャート上にミニターミナルが表示されます。

ロットサイズ、決済幅自動計算方法
ミニターミナルには様々な便利機能が備わっています。
ここでは資金管理方法をメインに解説を行います。
資金管理に関係する項目は4つ。
・ロット:ポジションサイズ
・S/L:ストップロス、損切り
・T/S:トレーリングストップ、決済トレール
・T/P:テイクプロフィット、利確
※決済単位はpips
それぞれの項目については、数値右の電卓マークから設定ができます。
損切り幅が決まっている場合のロット計算
新規発注する場合、チャートから損切り幅を設定することが多いと思われるので、
この使い方がメインになるでしょう。
チャートから損切り幅を測る方法は、十字カーソルを使用する方法が便利です。
ツールバー下段の十字カーソルをクリック。
エントリーレートをクリックして、損切りラインまでドラッグすると、
このような表示が出ます。
左から、
足本数/ポイント/レート
です。
500ポイント=50pipsになります。
チャートから損切り幅がわかれば、
ミニターミナルのロット設定①をクリック。
こちらでストップロスpipsを入力し、
・想定損失額:円
・有効証拠金:有効証拠金に対しての損失%
・残高:残高に対しての損失%
のどれかを入力します。
※有効証拠金=残高+含み損益
ここでは計算条件として、
・ストップロスを『50』
・有効証拠金の損失%を『2』
と入力しました。
有効証拠金302,203円に対しての2%、
6,044.06円が想定損失額となり、
ロットは0.12(1.2万通貨)と算出されました。
ロットを設定をクリックすると、
ミニターミナルに設定が反映されます。
ロットが決まっている場合の損切り幅計算
建てるロットが決まっている場合、
ミニターミナルでロットを入力してから、ストップロス設定②をクリック。
計算条件を入力すると、ストップロスまでのpipsが自動計算されます。
決済トレールを使用する場合
計算条件入力はストップロスと同様です。
こちらは建値からの逆行ではなく、現レートからの逆行になります。
ロットが決まっている場合の利確幅計算
ミニターミナルでロットを入力してから、テイクプロフィット設定④をクリック。
想定損失を2%としたので、想定利益は有効証拠金の3%とします。
保有ロットで有効証拠金の3%の利益に相当する利確幅が瞬時に算出されます。
T/Pを設定でミニターミナルに反映されます。

ミニターミナルからの発注方法
設定がミニターミナルに全て反映されました。
計算条件
・想定損失:有効証拠金の2%
・想定利益:有効証拠金の3%
に対して、
注文内容
・ロット:0.12
・S/L:50
・T/P:75.6
となりました。
ミニターミナルで設定した注文を直接発注するには、新規注文をクリック。
ミニターミナルの右側、黄色いボタンが新規注文ボタンです。
クリックすると、新規注文ページが開きます。
注文種類は、
・成行買い
・成行売り
・指値買い
・指値売り
・OCO指値
・OCO逆指値
の6種類から選択できます。
注文確定で発注。
テンプレートの保存でいつでも呼び出せるテンプレートとして設定を保存できます。

まとめ
お疲れさまでした。
この記事では、MT4に組み込んで使えるミニターミナルの便利な使い方を解説しました。
どうですか?
この便利さがわかっていただけるでしょうか?
ミニターミナルを使う事でトレードごとのロット計算から解放されます。
資金管理をしっかりと行うことで、
あっという間に資金が無くなってしまう
なんて事態は避けられるでしょう。
つまり、
少しの資金で長く経験を積んでいける
ということです。
資金がなくなれば、FXを続けることはできません。
FXをやめてしまえば、FXで儲けることはできません。
資金管理の方法を理解し、
ツールで簡単に行った上で、
予約注文を駆使してルールを守って運用すれば、
退場することの方が難しいのではないでしょうか?(;^ω^)
それではまた。
資金を守りながらトレードを繰り返していけば、いつかきっとFXで儲けられるようになります。
自信を持って頑張ってください。
ヒロセ