こんばんは。
ヒロセです。
FX投資で損切りをしなければいけない場面を想像したことがあるでしょうか?
大切に貯めた資金です。
減らす決定をするのはツラいことでしょう。
そして、実際に損切りをした後の話・・
レートの推移をみると
『損切りしなくても助かっていた』
という場面に会ったことはありませんか?
私は何度もあります(;^ω^)
今日は損切りしなければいけない局面とそのときの考え方について語ってみたいと思います。
目次
なぜ損切りが必要なのか
なぜ、資金を失うような行為をわざわざする必要があるんでしょう?
そもそも損切りとはなにをすることなんでしょうか?
損切り=証拠金維持率を上げること
・証拠金維持率の計算式
証拠金維持率(%)=時価残高(全資産-評価損)÷必要証拠金×100
FX会社により異なりますが、証拠金維持率が100%を割った時点でロスカットされると覚えておいた方がいいです。
証拠金維持率が100%になる、ということは時価残高がポジションを保有するために必要な証拠金と同じ額にまで目減りすることです。
実は、時価残高というものは損切りをしても変わりません。
ポジションをどう減らそうがレートが同じであれば常に同じなんです。
ところが、損切りしてポジションを減らすことにより必要証拠金を減らすことができます。
時価残高は変わらずとも、必要証拠金を減らすことができれば証拠金維持率は上がります。
これが損切りをすることの意味です。
ポイント
損切りとは必要証拠金を減らし証拠金維持率を上げる行為
どう損切りしても時価残高が変わらないわけはこちらに詳しく書いてあります。
是非読んでみてください。
ロスカットを未然に防ぐため
損切りをしなければいけない場面とは、含み損が増えてロスカットレベルに近づいてきたときでしょう。
レートがあと少し、思惑と反対に動いたらロスカットされるという場合は即座に損切りが必要です。
なぜならば、ロスカットが実行されると資金の大半を失い儲けを出すことができなくなるからです。
FXをする以上、資金を元手に儲けを出すことが前提です。
すなわち『ロスカットされる=退場』というわけです。
ちなみにレバレッジ25倍、証拠金維持率100%でロスカットされた場合、手元に残るのは総取引額の4%です。(;´・ω・)
安心して過ごすため
ロスカットぎりぎりまで我慢できるなら、そこまで粘って本当にダメだとなってから損切りした方がいいかもしれません。
損切りで損失を確定したにもかかわらず、すぐにレートが持ち直すこともあるからです。
特に事前にちゃんと調べてレートが動く範囲を適切に設定できていた場合、実際にロスカットに至ることは稀だといえるでしょう。
つまり、焦ると無駄な損切りをして減らさないで済んだ資金を減らしてしまうこともあり得るわけです。
しかし、『あと少しでロスカット』という状況は非常にストレスのかかるものです。
このツラさはその状況に陥った人ならわかってもらえると思います。(;^ω^)
もし仕事中や寝ている間にロスカットされてしまったら・・
なんて考えると居ても立っても居られないといった精神状態に陥るのが普通じゃないでしょうか?
そこで損失の少ないポジションから損切りを少しづつ行います。
そうすることで、少なくとも損切りしないよりは安心して過ごすことができるハズです。
ポイント
退場を未然に防ぎ、安心して過ごすために損切りが必要
損切りで後悔しないために
損切りした後になって
『あの時、損切りしなければ』
と後悔したことはありませんか?
私はあります(;^ω^)
ところがこの『後悔』がクセモノなんです。
後悔が躊躇を生む
何かを決めた直後に思惑と逆にレートが動く。
こういった現象はFXで実際に取引したことがある人なら必ずといっていいほど経験していると思います。
例えば、
・上がると思って買った直後に下がる
・もう上げ止まると思って利確したらさらに急上昇
・まだまだ下がると思って損切りしたら反転上昇
このようなことはFXをしていたら日常茶飯事です。
そしてコレがあるから人のメンタルは揺れ動きます。
例えば、
損切りした途端に反転上昇した経験があるとします。
取引を続けていると、以前と同じように損切りが必要な局面が現れます。
本来ならば事前に決めたルールに乗っ取り損切りを実行するところですが、ここで以前の記憶が邪魔をするのです。
『前は損切りした直後にレートが反転したし、ここは様子見・・』
なんて思ってそのまま寝てしまうのです。
あるいは仕事に行ってしまうのです。
実はコレが罠です!
本来ならば、居ても立っても居られない状態のハズなんです。
こういった場合、ほぼ間違いなく事態は悪化すると思っておく方がいいです。
『まるで神様が背後から操作しているよう』
と、表現される現象です。
ウソのようですが本当です。
先にもいいましたが、
何かを決めた直後に思惑と逆にレートが動く。
んです。
損切りを『しても』『しなくても』思惑と逆にレートが動くなら、
最終的により被害が少ない方法を選択するのが正解です。
この場合、大事な心構えとしては
『レートの予想などできない』
と肝に銘じておくことです。
そして済んだことは、どうしようもないとあきらめましょう。
済んだことは忘れてください。
大事なことなので2回いいました。w
損切りして損した・・といくら後悔したところで切った金額は帰ってきません。
前回、損切りしなくても助かっていたから、といって次回も同じになるとは限らないのです。
ポイント
後悔しないために『レートの予想はできない』と肝に銘じておこう
ちょっと何いってるのかわからなくなりました・・(;^ω^)
つまりは、
事前に決めたとおりに損切りしときゃいい
と、そういうことです。
躊躇なく損切りするためには
なぜ損切りに躊躇してしまうかというと、以前の経験から『損切りに失敗した』と思い込んでいるからです。
無駄な損切りで資金を減らしてしまったという後悔が、次の損切りのとき躊躇してしまう原因になります。
しかし、レートの予想はできないものだという考えがしっかりと根付くとそれも仕方のないことだと受け入れられるのではないでしょうか?
でもやっぱり、心構えだけだと不安だというあなたには有効な実践テクニックをお教えしましょう。
これまでの利益を積算しておく
実際に私も採用している方法として、FXを始めてから出た利益のトータルを計算しておくことをお勧めします。
いざ損切りしようというときになってもったいなく思ってしまうのは、
『損をする』のがイヤだからです。
ところが、
これまでに得たすべての利益(確定益+スワップポイント)よりも損切り額の方が少額ならばトータルでの損失はありません。
損失がないのなら損切りに躊躇することはなくなるハズです。
目指すべきは状態は
積算利益>損切り額です。
そのためにやるべきことは
・安全なレバレッジで利益を積み重ねること
・損切りでの損失をできるだけ小さくすること
が重要です。
ポイント
・まずは安全に利益を積み重ねよう
・損切りは損失の小さなポジションから優先的に切ろう
まとめ
今回は損切りに躊躇する理由とその対処法についてのお話でした。
FXをする以上、リスクは常に隣り合わせですが、できる限りコントロールして利益を積み重ねていけるよう工夫をすることが重要です。
『人生を豊かにするためにFXを始めたのに、いつも不安でたまらない』
なんて事態にならないように気を付けて運用していきたいですね。
※ロスカットの危険が間近に迫ってきたときの対処についてはこちらも参考にしてみてください。
※損切りの具体的なやり方はこちらをどうぞ。
それではまた。
ヒロセ