どうも。
チャートパターンの判別はツールにお任せしているヒロセです。
FXでチャート分析をする場合、定番のチャートパターンを参考にする人は多いでしょう。
私もです。(*´ω`*)
例えば、
『上位足でトレンドの方向性が弱まってきた時に、勝負チャートで相場反転を示唆するパターンが出現した』
なんて感じです。
こんなふうに勝てるパターンをいくつか持っていると、
FXで勝ち続けていける可能性が高いです。
じゃ、チャートパターンってどんな風にできるのか考えたことありますか?
パターンが形成される原因がわかれば、
より早く対応できたり、
より確信を持ってエントリーできたりするんじゃないでしょうか。
ポイント
チャートパターンってなんでできるんだろう
パターンができるときの投資家心理が知りたい
このような悩みにお答えします。
この記事では、チャートパターンがどうやって作られるのか、投資家心理の観点から解説します。
チャートの動きは投資家が作るものですよね。
つまり、
投資家が何を考えているのかが理解できれば、チャートの動きもわかるってことです。
あとは乗っかるだけでOK!d(´ω`*)
他者の考えを100%読み取ることはできませんが、ある程度の傾向ならばわかるハズです。
チャートパターンの裏に隠された投資家心理を読み解いて、より優位性のあるトレードをしていきましょう。
目次
チャートパターンと投資家心理の関係
FXトレードをする時に、なぜチャートパターンが参考になるのか?
それは、
真面目にFXに取り組んでいる人なら、誰でもパターンを意識するからです。
チャートパターンは投資家心理が揺れ動いた結果、形成されます。
そして、
ポイント
『パターンが完成した』との認識が投資家に広がった時、レートの動きに優位性が現れます。
この優位性が『どちらに向かうのか』が、エントリー時の判断になります。
ここを間違えると、エントリーするたび逆行するといった事態にもなりかねません。(;^ω^)
パターンを作るさまざまな投資家
繰り返しますが、チャートの動きは投資家心理によって作られます。
投資家と一言で言っても、いろいろな状態の人がいますよね。
投資家の状態
・ノンポジションの人:買い狙い、売り狙い
・買いポジションを保有している人:含み損、含み益
・売りポジションを保有している人:含み損、含み益
・短期狙い、長期狙い
これらの投資家の思惑が、パターン形成中の時々でせめぎ合っているワケです。
せめぎ合いですから、おのずと強い方へ傾いていくことになります。
ということは、
パターンを作っている時のさまざまな投資家の一番優位な心理を読み取ることができれば、
パターンが完成した時に、一気に傾く思惑の『方向』がわかると考えられます。
すなわち、
『レートが上昇、下降どちらへ向かう確率が高いのか』
を自信を持って判断できるようになるハズです。
優位な心理の読み取り方
パターン形成中の投資家の一番優位な心理を読み取るには、
『仮説を立てる➡答え合わせをする』
の繰り返ししかありません。
すなわち、パターンが作られていく工程を区切りながら、
今は、買い勢力が何を考えているのか?
売り勢力が何を考えているのか?
と、仮説を立て、レートがその通りに動くかを観察します。
観察の結果、おおむね仮説の通りにレートが動いたのなら、
最終的にパターンが完成した時に、自信を持ってエントリーできるでしょう。
エントリーしたら当然結果が出ますから、答え合わせもできますよね。
例え損切りに遭ったとしても、その後のレート変動まで含めて答え合わせをしておきましょう。
もちろん、他人の考えを知ろうっていうんですから、簡単にはいきません。
コレはもう、訓練や練習を積んで身につける他ないんです。
だからこそ、
努力した人は他の人を差し置いて結果を出せるようになります。
パターン形成のされ方
では例として、『上昇トレンド』の場合の投資家心理を考えてみましょうか。
上昇トレンドから、相場転換を示唆するパターンの完成までのそれぞれの過程で、
一番優位な投資家心理を仮定していきます。
わかりやすいように、『買いエントリー』の場合で投資家心理を考えています。
上昇トレンド中
誰が見ても上昇トレンドの真っ最中では、
『これからも上がるんじゃないか』
という期待が、投資家の間に広がっていると仮定できます。
この期待によって、
『高くてもいいからエントリーしたい』
という行動につながり、どんどんレートは上昇していきます。
仮説:これからも上がるという期待
答え:レート上昇
高値形成
どんどんレートが上昇していくと、
『さすがに高すぎるかな・・』
といった不安が、投資家心理として広がることが予想されます。
不安が広がることにより、
『買い見合わせ』『利確売り』
などの行動が起き、レートは高値を形成し下落を始めます。
仮説:さすがに高すぎるという不安
答え:高値形成後下落
下落
レートが高値を形成して下落しても、上位足で上昇トレンドが続いているのなら、
『安くなったから買いで入ればまた上がるだろう』
といった期待が予想されます。
結果、買いが集まり再びレートは上昇していきます。
仮説:また上がるだろうという期待
答え:レート再上昇
2度目の高値形成
レートの再上昇を受けて、前回の高値へ近付いてきました。
こうなってくると、
『前回高値付近でまた下落するかも・・』
といった不安が広がるでしょう。
不安を覚えた投資家は高値に近づくにつれ、様子見を始めます。
高値を越えられず下落に転じたとみるや、一斉に利確売りが起こり、レートは2度目の下落を開始します。
仮説:高値付近でまた下落するかもという不安
答え:利確売りの下落
2度目の下落
2回高値を付けて下落したことにより、
高値付近のレートがレジスタンスとして強く意識されるでしょう。
レジスタンスが意識されたことによって、
『もう上がらないのなら下がるだろう』
という相場転換が投資家心理として広がると予想されます。
こうなると、買いから売りへの目線変更が起こり、
前回の安値を更新します。
仮説:もう上がらないなら下がるという相場転換
結果:前回の安値更新
ダブルトップの完成
2度の高値から跳ね返され、直近安値(ネックライン)を割り込んだことで、
『ダブルトップが完成した』
という、共通認識が投資家の間に広がります。
こうなると、上昇トレンドから下降トレンドへ転換したという認識により、
売りが優勢となり、レートは本格的に下落を始めます。
仮説:ダブルトップ完成
答え:本格的な下落
このように、パターンができていく過程の投資家心理を考えることで、
1回のトレードで何度も仮定と答え合わせを繰り返すことができます。
答えを求める思考を何度も繰り返すと、何が起きるのか考えてみてください。
そう、成長です。d(´ω`*)
パターンの意味を考えてエントリーに確信を得る
チャートパターンは、便利なシグナルとして利用できます。
チャートパターンと上位足の環境認識だけでも、優位性のあるトレードはできるでしょう。
しかし、やみくもに
『パターンが完成したからエントリー』
といった行動だけでは、あまりトレーダーとしての成長は見込めないのではないでしょうか。
ポイント
パターンの中に隠された投資家心理を考えることで、より確信を持ったエントリーができるハズです。
※大事な事なので繰り返しています。
全てのチャートパターンの意味を考える必要はありません。
なぜならば、チャートパターンと言われるものは多すぎるからです。
それよりも、基本的なパターンやレジサポラインでの投資家心理を考える癖をつけることをお勧めします。
『この局面ではどういった心理が一番強いんだろう』
ってな感じです。
すると、いつの間にかチャートを俯瞰しただけで、投資家たちの攻防が見えるようになるハズです。
多分・・
まとめ
お疲れさまでした。
この記事では、チャートパターンがどうやって作られるのか、投資家心理の観点から解説しました。
・チャートの動きは投資家が作る
・チャートパターンが参考になる理由:誰でも意識しているから
・チャートパターンは投資家心理が揺れ動いた結果形成される
・パターンが完成した認識が投資家に広がった時レートの動きに優位性が現れる
・パターン形成中の優位な心理がわかればパターン完成時の思惑がわかる
・優位な心理の読み取り方:仮説➡答え合わせ
・訓練や練習を積んで身につける他ない
・努力した人は他の人を差し置いて結果を出せるようになる
・投資家心理を考えることでより確信を持ったエントリーができる
・チャートを俯瞰しただけで投資家たちの攻防が見えるようになる・・多分
以上、こんなところです。
裁量トレードの記事では、いつも言っていることですが、
私とて、まだ裁量トレードで十分な実績を残しているワケではありません。
ですから、私が勉強したことのまとめみたいな感じで読んでもらえればいいと思います。
ただ、
考えないと、考える力は身につかないですよね。
『なぜ、そうなるのか』
と考え、答え合わせを繰り返す他に、
『なぜ、そうなるのか』
を理解する方法はありません。
当たり前だと思いませんか?
ところが、この当たり前のことをする人はほとんどいません。
私も含めてです。
だからこそ、
『考え』『行動し』『繰り返す』
人は抜きん出て成長します。
どうかあきらめずに継続してください。
それではまた。
あなたにFXの恩恵がありますよう願っています。
ヒロセ