FXに興味を持って『トレードで儲けられたらどんなにいいか』と思っている人は多いでしょう。
ですが同時に、
『そんなに甘い話はない』
『儲かるのは一部の運のいい人だけ』
と諦めている人もいると思います。
実際にトレードで大損をして、FXの恐ろしさを思い知らされた人もいるかもしれませんね。
どうも。
長い年月、散々損をしてやっとFXで勝てるようになったヒロセです。
人間、生活をしていくためにはお金が必要です。
世の中にはお金のために仕方なく、会社に属して仕事をしている人が多いのではないかと思います。
多くの人が、自分の人生のかけがえのない時間を会社での労働に捧げ、ストレスを感じながらもお金の事を考えると逃げられずにいます。
会社に頼らずお金を稼ぐ方法はいろいろありますが、FX以上に即効性がある簡単な方法はありません。
トレードで勝てるようになった立場からするとそれ位、FXはシンプルなモノです。
この記事では、FXで簡単に勝つ方法を解説していきます。
決して【一部の人だけが知る秘密の方法】とかではありません。
残念ながら、秘密の方法なんてものはないんです。
そんなものに頼らずとも、トレードで勝つのは簡単です。
1つずつ順を追って解説しますので、ワクワクしながら読み進めていただければと思います。
目次
FXで簡単に勝つ方法
FXで勝つ方法はたった2つ。
・安く買って高く売る
・高く売って安く買う
これだけです。簡単ですよね。
例えば、レートの予想などせずランダムにトレードしたところで、2択なワケですから勝敗は五分五分です。
従って、少しの優位性があれば資金は増えていくハズなんです。
ですが、実際は違います。
FXで大損する人は後を絶ちません。
なぜでしょうか?
ほとんどのトレーダーが【プロフィットファクター=1】が見込めるところから始めていない
からです。
参考
プロフィットファクター(PF)とは、一定期間の勝ちのトータルと負けのトータルの割合の事です。
計算式は【勝ちの総額÷負けの総額】となります。
例えば、1年間での勝ち総額が200万円、負け総額が100万円であれば、【PF=2】となります。
つまり、【PF=1】が見込めるとは、
長く続けていれば、勝ちの総額と負けの総額が同じ程度になるだろう
といった予想ができる状態の事です。
仮に【PF=1】が見込めるのであれば、繰り返しトレードしていけばプラマイゼロに近づいていきます。
かかるのは手数料のみです。
だとすれば、手数料の負担をできるだけ抑えて、手数料を上回るだけのほんの少しのトレードスキルを身に着ければいいことになります。
従って、次の手順を踏まえてトレードの経験を積んでいけば、思うより簡単に資金が増えていきます。
ポイント
1. トレード見込みを【PF=1】にする
2. 手数料を抑える
3. 無理のない資金管理を行う
4. 優位性のあるエントリースキルを得る
トレード見込みを【PF=1】にするには
このパートでは手数料の概念はないものと考えます。
コイントスというゲームがあります。
表と裏が出る確率は1/2ですよね。
長く続けていると、勝ちの総数と負けの総数が限りなく1:1に近づいていきます。
これが【PF=1】が見込めるということです。
FXトレードもコイントスと同様、2択なワケですが、ちょっとした違いがあります。
それは、コイントスはスグに結果が出るけれど、FXは決済しないと結果が出ないという点にあります。
結果が出るまでを分かりやすく表現するとこうなります。
コイントス:はじく→空中→落下
トレード:エントリー→ポジション保有中→決済
トレードは決済してやっと結果が出る事を忘れてはいけません。
つまり、FXの損益を決定する大きな要素は、決済にあるワケです。
損する原因
FXで大損する人は、わざわざ損するところまで待って決済している
多くの人はエントリータイミングにだけ気を取られ、決済の事はあまり考えていないように思います。
私もそうでした。
実は、決済を状況に合わせてコントロールしようとすると必ず損をします。
必ずです。
これは人間の本能により決まっている事です。
誰しも損するためにトレードするワケではありません。
『利をできるだけ伸ばそう』『損失はできるだけ抑えよう』
と思って、決済のタイミングを図ります。
そもそもコレが大きな間違いです。
・利をできるだけ伸ばして決済
・損失はできるだけ抑えて決済
動いているチャートを見ながら、このような事を行うのは普通の人間には不可能です。
欲を出して不可能な事をやってしまうから大損するんです。
じゃどうすればいいのか?
簡単ですよ。
損切りと利確の決済注文を、エントリーと同時に入れておけばいいだけです。
決済をコントロールしようとするのではなく、あらかじめ設定したラインで否応なく実行されるようにしておくんです。
それだけで、トレードはコイントス同様、目をつぶって適当にエントリーを繰り返していても【PF=1】になっていきます。
ここの理解が不十分だと、自信を持ってトレードを行う事が難しくなるので、しっかりと理解するようにしてください。
ポイント
トレード見込みを【PF=1】にするには、エントリーと同時に利確と損切りの決済注文を入れておく
リスクリワードは考えなくていい
ちょっとした余談になりますが、リスクリワードってどう考えてますか?
リスクリワードってのは損切り幅と利確幅の比率の事です。
リスクリワードが高くなると、同時に勝率が下がります。
多くのFX解説などでは、勝率よりもリスクリワードが高い方がいいとされています。
リスクリワードが見込めるトレードをしましょうよってのは、FXの常識と言えるでしょう。
ここで問題です。
決済注文をあらかじめ入れておくのであれば、リスクリワードを高く設定した方が儲かるのでしょうか?
こちらの図を見てください。
青丸でエントリーして、上下のラインで決済する概念図を書いてみました。
エントリーから下のラインまでの幅を【1】、上のラインまでの幅を【2】とします。
買いエントリーの場合
まずは青丸で【買いエントリー】をする場合です。
損切りラインまでは1,利確ラインはまでは2ですから、リスクリワードは【2】となります。
損切りラインよりも利確ラインまでの方が遠いワケですから、当然勝率は落ちます。
売りエントリーの場合
青丸で【売りエントリー】をする場合です。
損切りラインまでは2,利確ラインまでは1ですから、リスクリワードは【0.5】となります。
損切りラインよりも利確ラインまでの方が近いワケなので、勝率は上がります。
2つの例でリスクリワードと勝率の関係は次のようになります。
買いエントリーの場合:リスクリワード【高】・勝率【低】
売りエントリーの場合:リスクリワード【低】・勝率【高】
この2つを比べて、どちらが有利だと感じるでしょうか?
正解は【どちらともいえない】です。
リスクリワードを高くしただけで有利になるなんてなんの根拠もありません。
つまりこういう事です。
注意ポイント
リスクリワードの高いトレードの方が有利というのは嘘
従って、エントリーと同時に決済注文を入れる場合、損切りラインと利確ラインに相応の根拠があるのならリスクリワードなんて考えなくていいって事です。
エントリーポイントの上下に損切り・利確のラインがある構図であれば、比率はどうあれ繰り返す事で【PF=1】に近づいていきます。
リスクリワード推しの記事の中には、もっともらしい数値を例に挙げて解説している記事もありますが、全部嘘です。
騙されないでくださいね。
手数料を抑える方法
エントリーと同時に決済注文を入れることで、ランダムにエントリーしてもトレードの成績は【PF=1】に近づいていきます。
ところが、現実問題としてトレードを行うには手数料がかかります。
この手数料は絶対に必要なものなので、無くすことはできません。
FXの手数料と言えば、ほとんどの場合【スプレッド】です。
スプレッドそのものをトレーダーがコントロールすることはできませんが、スプレッドの負担割合を減らす事は可能です。
スプレッドの負担割合を減らす方法は次の2つ。
・トレードの時間足を上げる
・トレード回数を減らす
※トレードの時間足=エントリーを行う時間足
トレードの時間足を上げる
例えば、スプレッドが【1銭】の通貨ペアをトレードするとします。
この時、利確幅を4銭(pips)とすると、純利益に対してのスプレッドの割合は1/5となります。
対して、利確幅を9銭とすると、純利益に対してのスプレッドの割合は1/10となります。
概念図としてはこんな感じ。
まー適当な図ではありますが、感じは伝わるのではないかと思いますのでご容赦ください。
具体的に言えば、トレードを行う時間足は1分足より5分足、5分足より15分足と上げる事により、スプレッドの負担割合は減っていきます。
ただし、あまり上げすぎると、今度は資金効率が悪化してくるので1時間足程度に抑えておいた方がいいですね。
トレード回数を減らす
当たり前ですが、トレードの回数が多いほど回数に応じてスプレッドを支払う必要があります。
従って、1日に何度もトレードを行うスキャルピングなどはスプレッドの負担割合が大きくなります。
これも上記した通り、資金効率の面で言えばゆったりデイトレード辺りまでにしておいた方がいいです。
数ヵ月もポジションを持ったままだと、その間は資金が拘束され、有効に使用することができません。
注意ポイント
ここまででわかる通り、利確幅を狭くして、1日に何度もトレードを行うスキャルピングはスプレッドの負担割合が非常に大きくなります。
繰り返せば繰り返すほど、スプレッドを支払う事になり、トレード利益を相殺してしまうので初心者は手を出さないのが無難です。
手数料が抑えられ、なおかつ資金効率のいいのは、やはりデイトレードです。
中でもお勧めは、日足のスイング方向に1時間足でエントリーする手法です。
ポイント
手数料を抑える方法は、トレードの時間足をあげる事・トレード回数を減らす事
手数料と資金効率のバランスがいいのは、日足のスイング方向に1時間足でエントリーするゆったりデイトレード
無理のない資金管理を行う
あらかじめトレード見込みを【PF=1】にし、ゆったりデイトレでスプレッドの負担を減らしたら、資金管理を考えます。
例え【PF=1】が見込めるトレードだとしても、1回の負けで資金が半減するなんて資金管理ではトレードを続ける事はできないからです。
資金管理の基本は、1回の損切りの許容限度を決めてしまう事です。
損切りの許容限度を設定したうえで、トレードを行うロット(ポジションサイズ)を決定します。
損切りの許容限度の決め方は【金額】【割合】の2通りがありますが、お勧めは資金の対しての割合で決める事です。
割合を決めてしまえば、ツールを使用した場合に資金量に応じた計算が自動でできるため便利だからです。
許容限度割合は、余剰証拠金の2%以内がお勧めです。
2%でも、勝てるようになれば意外に早く資金が倍増していくので心配はいりません。
ポイント
損切りの許容限度は、余剰証拠金に対して2%以内が無理のない資金管理
金額にしろ割合にしろ、資金管理にはトレードロット計算が必要です。
例として次の条件でトレードロット計算を行ってみます。
条件
資金:100万円
損切り限度割合:2%
損切り限度額:2万円
損切り幅:20pips
この場合のロット計算式はこうなります。
トレードロット=資金×損切り限度割合÷損切り幅円換算
トレードロット=1000000×0.02÷0.2=100000=10万通貨
エクセルなどの表計算ソフトで、あらかじめ計算式を作っておけば便利です。
※エイクさんのブログからエクセルのポジション計算表がダウンロードできます。
ただ、いくらエクセルで計算できるといっても、トレードごとにポジションサイズを計算するのは非常に面倒です。
これだけで、エントリー時の負担が増え、ストレスとなってしまいます。
自動計算アプリなどもありますが、アプリを立ち上げ、数値を入力し、算出された計算値をトレードツールにさらに入力してトレードするスタイルも手間がかかります。
仮にMT4を使用しているのであれば、チャートに自動計算ツールを組み込んでしまうのが楽です。
私は【MT4裁量トレードアシスタント】を使用して、損切りライン・利確ラインの設定と資金管理を一括して行っています。
たった2クリックで、根拠のある決済ラインが引け、損切り幅に応じた資金管理をしたうえでのエントリーが可能です。
エントリー時のストレスが劇的に減るので、お勧めです。
ポイント
MT4に組み込むツールを使用する事で、エントリー毎の資金管理のストレスが激減する
優位性のあるエントリースキルを得る方法
エントリーと同時に決済注文を入れ、無理のない資金管理を行う事で、適当にエントリーを繰り返しても資金が急激に減ることはもうありません。
あとは、思った方向に伸びる可能性の高いところでエントリーするスキルを得るだけです。
ここからはデイトレードに特化したエントリースキルを得る方法を解説していきます。
ゆったりデイトレードなら、エントリーする時間足は、【1時間足】がお勧めです。
【15分足】でもいいですが、スプレッドの負担は若干増します。
慣れないうちはマルチタイムフレーム分析なんてしなくてもかまいません。
エントリー足と上位足だけで勝てますから安心してください。
上位足はエントリー足の2つ3つ上を参照します。
エントリー足が1時間足だと【日足】
エントリー足が15分足だと【日足】【4時間足】
となります。
売買は上位足のスイング(波)方向に沿って、エントリー足が停滞もしくは逆行しているタイミングで行います。
タイミングを待てるのであれば、エントリー足が上位足のスイング方向に揃うまで待てば、さらに勝率が上がります。
スイングとトレンドの概念はこんな感じ。
上位足のスイングは下位足のトレンドとなります。
視覚的にわかりやすいよう、上位足とエントリー足を使って実際にトレードを行ったスクショをいくつかご紹介します。
上位足とエントリー足はShiftChartにて同期を行っています。
全て売りで統一してみました。
上位足ではほぼ下方向のスイングに見えますが、下位足では逆行や停滞している局面があるトレンドを形成していることがわかります。
ココがポイント
この逆行や停滞しているところで、直近高値に損切り・直近安値に利確を置いて売りエントリーすると、高確率で直近安値にまでレートが到達します。
こうやって見てみると、エントリーポイントを見つけるのはそんなに難しいことではないですよね?
でも、やってみると出来ないもんです。
では、お待ちかねのエントリーポイントを見つけるコツを伝授します。
エントリーポイントを見つけるコツは、
慣れ
です。
ふざけるなと思った人も中にはいると思います。
しかしよく考えてみてください。
世の中にあるどんなスキルであろうとも、得る方法は同じなんです。
つまり、ほんの少しの知識と実践の繰り返しです。
エントリーに必要な知識はもうお話ししましたね。
上位足のスイング方向へ、下位足の逆行または停滞しているタイミングでエントリーです。
そのエントリータイミングをつかむのに必要なのは【動くチャートを読み解くスキル】です。
であれば、動くチャートをひたすら見ていればいいだけなんです。
当たり前の話だと思いませんか?
ただ、リアルのチャートでは時間に対しての情報量が少ない事が欠点です。
解決するには、シミュレーションツールを使用するのがお勧めです。
つぎの動画を見てください。
これは【MT4裁量トレード練習君プレミアム】を使用して、日足と1時間足を早送り再生した動画です。
動画の中には、上位足が明らかに1方向のスイング局面とよくわからない局面、スイング転換の局面などが含まれています。
上位足スイング中には、下位足の逆行や停滞でエントリーすると、上位足の方向へ伸びる事が多いのもわかると思います。
スキルを得たいのであれば、1日に最低30分程度、できれば1~2時間、このようなチャート早回し動画を見てください。
並行して、リアルタイムのチャートを朝仕事に行く前、仕事から帰った時に欠かさず見てください。
必ず『あ、今エントリータイミングかな?』と思う瞬間があると思います。
エントリーかなと思ったら、臆さずエントリーしてみてください。
ロット計算が難しいとか、損切り・利確ラインに迷うなどがあれば【MT4裁量トレードアシスタント】を使ってみてください。
2クリックで簡単にエントリーできます。
デモトレードでもリアルトレードでもかまいません。
リアルトレードにストレスがあるのなら、ストレスがなくなるまでロットを小さくしてください。
慣れてくれば、徐々に2%に近づければOKです。
早ければ数ヵ月で資金が増えていくのを実感できるハズです。
ポイント
上位足のスイング方向へ、下位足の逆行または停滞しているタイミングでエントリー
優位性のあるエントリースキルを得る方法は慣れ
毎日のチャート早回し動画とリアルタイムチャート観察でスキルは得られる
まとめ
お疲れ様でした。
この記事では、FXで簡単に勝つ方法を解説しました。
世の中には、FXで簡単に勝つ方法と銘打ってさまざまな手法やインジケーターが売られています。
それらを買ってもいいんですが、買う前にもう少しだけ考えてみて欲しいんです。
それらはあなた自身の能力を上げてくれるんでしょうか?
FXで稼ぐために最良なのは、あなた自身がFXで稼ぐ能力を得る事です。
スキルさえあればデイトレードで数ヵ月で資金を倍にすることも可能です。
想像してみてください。
数ヵ月で資金を倍にする能力を得た未来の事を。
あなた自身がその能力を身に着けることで、生涯に渡って金銭が原因の悩みやストレスはなくなります。
仮に一文無しになってしまったとしても、短期間働くなりして種銭を手に入れればいつでも再起可能です。
とんでもない能力だと思いませんか?
ほとんどの人は、
『そんなこと無理に決まっている』
『地道に働くのが一番』
などといって、自分の能力を向上させる行動を取りません。
だからこそ、行動を起こした人【だけ】が頭一歩抜け出せます。
行動を続ければ続けるだけその差はどんどん開いていきます。
気が付いた時には、誰もが羨むようなレベルにまで到達するでしょう。
大切なのは、【やりきる】力です。
なにも一生涯、努力し続けろというワケではないんです。
『コレを続ければ、どんどん良くなっていく』と確信できる所まででいいんです。
そこまでいけば、誰でも喜んで行動を継続するからです。
あなたが今、現状に不満があるのなら・・
その不満が、お金があれば解決できることであるのなら・・
今日からでも現状を変える行動を起こしてください。
この記事に書いてある行動を継続することで、必ずあなたの能力は向上します。
いつしか、あなたの人生からお金の不安が消えている事に気付く時が来ます。
必ず来ます。
どんなことでも行動しなければ始まりません。
行動こそが成功の原点なんです。
あなたの成功を心よりお祈り申し上げます。
ヒロセ