どうも。
ヒロセです。
トラリピでのFX運用は基本的に損切りを『しない』前提で各種設定をします。
しかしながら、安全を重視し過ぎるとリターンが少なくなってしまいます・・
かと言って、年利20%程度の運用を目指すと、数年に一度程度は
『ちょっと不安かも』
くらいのレベルにまで証拠金維持率が下がる場面も出てくるのではないでしょうか?
となると、損切りを考えなければいけません。
ポイント
トラリピの効果的な損切りってどうすんの?
損切りした後どうやって再開するの?
このような疑問にお答えします。
この記事では、トラリピ運用での損切り、そしてそこからの再開の仕方について解説します。
やるべきことを明確にすることが、安心してトレードを続けることにつながりますよ。(*´ω`*)
是非、トラリピで穏やかな気持ちで儲けていただきたいと思います。
目次
トラリピでの損切りの基本とは
まず、効果的に損切りするには次の考え方に乗っ取って行います。
ポイント
最小の犠牲:確定損をできるだけ少なく
最大の効果:可能な限りポジションを減らす
といったことを狙うワケです。
この考え方で損切りをすると、
トラリピの損切りは下から
※含み損の少ないポジションから
となります。
(※買いトラリピの場合)
このブログではトラリピの損切りは『下から』としつこいくらいに言ってます。
他にこんなこと言ってる人いないんじゃないでしょうか?(;^ω^)
でもトラリピするならどう考えても損切りは下からなんですよね~
注意ポイント
マネースクエア で損切り設定(ストップロス)を入れると、設定レートで全てのポジションが一斉に損切りされてしまいます。
自動売買する場合でもストップロスは設定せずにポジション個別に損切りした方がいいですよ。
なぜ『下から』なのか
それは、
損切りの目的を可能な限り効率的に達成するため
です。
損切りの目的とはロスカットされないよう証拠金維持率を上げることです。
証拠金維持率とは『必要証拠金に対する有効証拠金の割合』です。
有効証拠金は損切りをしたからといって増えもしませんし減りもしません。※レートが変わらない場合
『証拠金維持率を上げるには必要証拠金を減らすしかない』んです。
そのために、
損失を覚悟の上で『保有ポジションを減らす』(必要証拠金額を減らす)
といったことが、損切りの具体的な行動内容です。
そのための確定損はできる限り少ない方が効率的、というのが損切りの考え方です。
下から切ったら利確がなくなる?
でもそれじゃ、次にレートが反転したとしても利確するべきポジションがありませんよね。
というわけで、そういったときにどう行動するべきなのか考えてみたいと思います。
以下、言葉ではわかりにくいのでちょいと図解にしてみました。
ペイント3Dで適当に書いたので、細かなツッコミはなしでお願いします・・(;^ω^)
損切りすべき状況
赤のラインがロスカットレートを示しています。
黒のラインが運用している通貨ペアのレート変動の様子です。
黄色の点が各トラップで、1トラップ当たりに設定したポジション量がレート下落と共に増えていきます。
このまま下落するとロスカットされてしまいます
この時のトレーダーの心境は壮絶なものだろうと思います。(;´・ω・)
あぁ、思い出す・・資金を失った喪失感・・・( ゚Д゚)
損切りせずに助かる理想的パターン
もし、仮に損切りをせずにガマンして『ロスカット寸前でレートが反転』した時の様子です。
緑の点がトラップの利確です。
理想、というか
『こうなって欲しい』
というトレーダーの願望みたいなモンです。
長年、FXトレードをしている人にはわかると思いますが、こんなことは『奇跡』に等しいくらい起こりません。
だいたい、こんなことしてたらトレーダー本人の精神的負担が大き過ぎます。
あくまでも仮定であり、こんなことは起こらないと思っておいた方がいいです。
損切りせずにロスカットされる最悪パターン
損切りせずに放置していたときの、もう一つのパターン。
すなわち、ロスカットです。
一番上の図解のような状態に陥った場合、まずこうなると思ってください。
ロスカットされた後に、レートが反転して爆上げしたとしても、全てのポジションが強制的に決済されているため
利確などはありません。
ロスカットされたが最後、その口座は終わりです。(゚ω゚)チーン・・・ご愁傷様です。
ここでわかることは
理想と最悪は紙一重
ということです。
損切り決行してロスカットレートを下げる
レートがロスカットレートに達する前に損切りして、ロスカットレートを下げた様子です。
保有ポジションのうち、含み損の少ないポジションから切って
できるだけ確定損を少なく抑えながら保有ポジションを減らす
ことを意識しています。
図解では損切り前のロスカットレート『赤ライン』から損切り後のロスカットレート『青ライン』へと下がり、ロスカットされずにレートが反転しています。
やれやれですね・・(;^ω^)
損切り後の再開戦略とは
さて、損切りによって、ロスカットを免れたところまで図解で説明しました。
では、図解のように、損切り後にレートが反転した場合のトラリピの再開の仕方を考えてみます。
損切りしたまま放置すると・・
損切りしてロスカットレートを下げたことにより、ロスカットされずにレートが反転した場合です。
このとき、せっかくレートが反転したにもかかわらず、ポジションを『下から』切ったために利確するべきポジションがありません。
これを放置したままだともったいなさすぎです。
どうにかしたいですよね。(;´・ω・)
逆指値でイフダン注文を入れよう
損切り後にトラリピを再開する場合の考え方としては、
レートが反転したと判断できた場合に新たにトラップを発注
すればいいんです。
普段のトラリピでの発注では
『下落した時に指値買い、反転上昇したら指値売り』
というパターンで、ポジションがいったん増えることが前提となっています。
損切りした後に再開するときには
『レートが上昇したら逆指値で買い、さらに上昇したら指値で売り』
のイフダン注文を、残ったポジションのレートまで並べればOKです。
買い上がる場合、
新たなトラップ成立と同時に、前のトラップが利確するため、ポジションが必要以上に増えていくことはありません。
実際にはレートが反転したとしても、上昇するまでは紆余曲折あるとは思いますが、それこそ一番トラリピ向きなパターンではないでしょうか?
この場合、そこからの下落時のトラップ発注は1本づつ慎重にしましょうね。(*´ω`*)
できうるならば、その間に少しでも資金を追加投入してロスカットレートをさらに下げられるといいです。
そうすれば、憂いなくトラリピを再開することができるでしょう。
損切りしたことなど忘れて、何食わぬ顔でトラリピを再開し、相場から利益を得ればいいだけです。(・ω・)b
まとめ
お疲れ様でした。
今回はトラリピでの損切りとその後の再開の仕方を図解で解説してみました。
通常時のトラリピ注文は指値でのイフダン注文の繰り返しですが、
損切り再開時は逆指値のイフダン注文を、損切りしたポジションの代わりに並べます。
そうすることで、損切り後も以前と変わらないパフォーマンスが期待できますよ。
損切りなどしないにこしたことはないのですが、相場に絶対はありませんので、証拠金維持率が下がってきたときには最悪の事態を想定しておくことが大事です。
ロスカットされる人っていうのは
ヤバいのがわかっているんだけど、具体的にどうすればいいのかわからないのであえなくロスカットされてしまうワケです。
そうなる前に、しっかりやるべきことを理解しましょう。
ロスカットされてしまえば、元も子もなくなるわけですからね。
逆にいえば、ロスカットさえ避けることができれば、トラリピ運用は成功したも同然です。(*´ω`*)
できる限り心理的負担を少なくして利益を得る方法を考えましょう。
トラリピ運用を始めるならマネースクエアで口座開設すれば、便利なツールやサービスが使い放題です。
それではまた!
あなたがいつか金銭的自由を得られるよう祈っております。
ヒロセ