FXにはさまざまな手法があり、自動売買もその1つです。
FX自動売買という言葉を聞いてどう思いますか？
放置してたら勝手に売買して儲けてくれたら便利だなーと思う反面、
胡散臭い、そんなのあるハズがない、放置で儲けられるワケがない
と感じている人も多いでしょう。
実際に自動売買運用をして、『やっぱりダメだ』なんて結論を出してやめてしまった人もいると思います。
ホントに自動売買は儲からないのでしょうか？
でも、放置で儲けられたら本当に助かると思いませんか？
どうも。
FXは儲かりゃなんでもいいと思うヒロセです。
この記事では、自動売買が続かなくてすぐやめてしまう人へ、安心して運用する方法を解説します。
システムというものは万能ではありませんが、仕組みを理解して使う事でうまく利用できます。
先入観やイメージだけで、ホントは儲かる自動売買を使わないのはもったいないですよ。
ぜひ、この記事を読んで24時間放置で儲けて欲しいと思います。
注意ポイント
自動売買ソフトは詐欺が多いのも事実です。
EAを購入するのであれば、きちんとした金融商品取引業の認可を受けた会社が扱うものを使用してください。
目次
FX自動売買が続けられない理由
リピート系にしろ、EAにしろ、自動売買を始めたけど諦めてしまった人は多いと思います。
FXをやめるとFXで儲けることはできません。
なぜ諦めてしまうのか？
それは思ってたのと違う
からじゃないでしょうか？
自動売買を始める前はバックテストの残高グラフなどを見て、夢を持って始めるのでしょう。
こんなの。
でも始めてみたら・・・
『資金は全然増えないどころか減ってしまった・・』
『やっぱり自動売買なんて都合のいいものがあるハズがない・・』
『このEAは儲からない、これを続けていても仕方ない・・』
自動売買を諦める人の心理は、大体こんな感じではないでしょうか？
そして、一番損をしたタイミングでやめていきます。
なぜ、見てきたように言ってしまえるのか？
なぜならば、私がそうだったからです。
なぜ思ったようにいかないのか？
EAのバックテストなどは、多くの場合、10年以上という長いスパンで行っています。
上記したグラフにしてもそうです。
時には、短期的には資金が減っていく事も当然あるわけです。
注意ポイント
自動売買で思ったようにいかないと感じる人は、短期的にでも資金が減っていくのが耐えられません。
なぜならば、資金がほぼ一定に増えていくものだと考えているからです。
ですが、現実は違います。
資金がどんどん増えていく局面もあれば、どんどん減っていく局面もあります。
だからこそ、資金が減っていく局面を目の当たりにしてしまうと、思っていたのと違うと感じてしまいます。
自動売買の儲かる運用方法
次の画像を見てください。
これは、私がポートフォリオに組み込んでいるEA、【CROCUS_USDJPY】のバックテスト初期の損益グラフです。
初期資金50万円からテスト開始しましたが、44万円代まで落ち込みそこからもなかなか回復しません。
この間、取引回数は約160回、期間は半年に及んでいます。
半年間、資金が減ったままのEAです。
ほとんどの人がこの時点で、『このEAは儲からない』と判断し、運用をやめてしまいます。
では、この後のグラフ推移の動画を見てください。
自動売買の運用を諦めると、この後の儲けをまるっと取り逃してしまいます。
もったいないですよね。
自動売買なんてものは、一旦信用できるシステムを選んでしまえば、システムに任せていればいいんです。
ポイント
自動売買の儲かる運用方法はシステムを信じて稼働を止めない事
ちなみに、巷でよく言われている、
相場状況に合わせて、稼働のオンオフを使い分ける
なんて芸当は不可能です。
そんなものは、運用したことのない人の戯言なので、無視でOKです。
安心してシステム運用する方法
では、どうすれば自動売買で安心して稼働を止めず運用できるのでしょうか？
FXを運用する動機は、誰でもお金儲けのハズです。
であれば、お金が増えていくという確信がなければ続けていけませんよね。
多くの人は、お金儲けのために始めた事が、逆に損することにならないか心配でたまりません。
お金が減っていくんじゃないか？
こんなのうまくいくハズがない・・
このような不安を払拭して、【稼働を止めず放置していたらお金は増える】と確信するための考え方や行動を解説していきます。
負けを受け入れる
どんな手法にしても、資金が減る局面はあります。
自動売買にかかわらず、裁量トレードや積み立てだってそうです。
決済しなければ損失は確定しませんが、含み損だって資金が目減りした状態です。
大切な事は、負けも含めてトレードだという事です。
勝率100%で勝ち続けるなんて夢のような事はあり得ません。
トレードは勝ったり負けたりを繰り返しながら、トータルで利益を残すものです。
一時の負けでトレードそのものをやめてしまっては、もうお金は増えないんです。
特に自動売買では、自分の判断で売買するものではないため、負けが続くとシステムが信じられなくなります。
自分で判断しても勝てるワケじゃないんだけれどもｗｗ
ポイント
負けを含めてのトレードであり、トータルで利益を残せればそれでいい
正確なバックテストを自分の手で行う
いくらバックテストで資金が何十倍になる結果を見せられても、
不正なんじゃないだろうか？
なんて疑惑があれば、信用できません。
バックテスト結果はスプレッドの設定により、大きく変化します。
スプレッドが実際に運用する口座より狭く設定されていたら、テスト結果はよりよく表示されます。
スプレッド設定は、テスト結果に表示されますが、これは固定スプレッドの場合です。
TDSを使用して変動スプレッドでテストを行えば、スプレッド表示欄は【変動】とだけ表示され、いくらに設定されているのか推測は不可能です。
固定スプレッドの場合は、カーブフィッティングの問題もあります。
カーブフィッティングとは【過剰最適化】の事で、バックテストの結果だけを良好になるよう、各設定を操作することです。
実際に、固定スプレッドでプロフィットファクター4.いくらだとかのEAを、変動スプレッドでテストしなおしたところ、全然違うテスト結果が出力されたことがあります。
いろいろ書きましたが、ここでの解決策はこうです。
ポイント
TDSを使用し、自分が運用する口座のスプレッドに合わせて、できる限り正確なバックテストを自分自身の手で行う
TDSは現在、買い切りで8万円、サブスクで月5千円ほどの有料ツールです。
ですが、MT4でEAを使用して自動売買運用したいと考える人にとって、絶対に必要なツールだと断言できます。
買い切りできればいいんですが、新規EA運用前には、その時だけでも課金して納得のいくバックテストを行ってください。
TDSに支払うお金すらケチるようでは、FXで楽して儲けるなんて到底できません。
分不相応な夢は諦めた方が身のためです。
大人しく会社に所属して、黙って自分の時間を切り売りして給料をもらっておいた方がいいでしょう。
注目するべきテスト数値
正確なバックテストを自分の手で行えれば、そのテスト結果は信用できますよね。
ほとんどの人は、純益とか勝率に目が行きますが、もっと注目して欲しい数値があります。
それがプロフィットファクターと、総利益・総損失です。
例としてこちらのテスト結果を見てください。
上記した【CROCUS_USDJPY】を単利でバックテストしたデータです。
純益は総利益から総損失を引いた値です。
この例では、
純益：1479万円＝総利益：3681万円-総損失：2201万円
となります。
わかりますか？
1479万円の純益を得るには、-2201万円の負けを受け入れないといけない
という事です。
プロフィットファクターは1.67となっています。
コレが1以上だと、続けていれば資金は増えていくワケですが、1スレスレよりは多い方がいいです。
計算方法は総利益÷損損失なので、つまりは1.67の勝ちのうち1は負けって事です。
割合にしてみると、純益と総利益・総損失の関係がよくわかります。
純益：0.67 総利益：1.67 総損失：1
ポイント
どんなに優れた自動売買ソフトでも、純益以上に総損失が出るのは当たり前
ちなみに、自動売買と裁量トレードの最も大きな違いはプロフィットファクターに現れます。
慣れた裁量トレーダーは自動とは桁違いの数値を叩き出します。
だからこそ、時間を使ってチャートの前にいる価値があるワケです。
フォワードテストとすり合わせを行う
ゴゴジャンで購入したEAであれば、販売ページにフォワードテストの結果が掲載されています。
フォワードテストとは、実際のチャートの値動きで運用を模したテストを行う事です。
ゴゴジャンでのフォワードテストは、外為ファイネストデモ口座を使用しています。
デモ口座なので、スリップがなく約定力などの違いは出ませんが、限りなく実際のトレードと同等と言えるハズです。
【CROCUS_USDJPY】のページを下にスクロールすれば、フォワードテスト結果がさまざまなスタイルで載っていますので、2023年度の7月のカレンダーを見てみます。
参照：【CROCUS_USDJPY】販売ページ
【CROCUS_USDJPY】は私が採用しているだけあって、かなり高性能なEAなのですが、2023年7月は稀に見る大損失を計上した月になりました。
7月だけでも5回もストップロスにかかっています。
6日：-64,312
10日：-120,200
12日：-60,000
19日：-176,200
27日：-121,000
ですね。
実際に私の運用口座でも、結構な損失を計上しています。
しかし、このフォワードテストでの結果がバックテストと同じであれば、
フォワード、つまりリアル運用でもバックテスト同様の結果が期待できる
ということになるハズです。
では、バックテスト結果の同じ日の詳細データを参照してみます。
6日：-57,958
10日：-120,100
12日：-60,200
19日：-176,200
27日：-118,700
比較表にしてみます。
| 6日 | 10日 | 12日 | 19日 | 27日 | |
| フォワードテスト | -64,312 | -120,200 | -60,000 | -176,200 | -121,000 |
| バックテスト | -57,958 | -120,100 | -60,200 | -176,200 | -118,700 |
同じ日に、ほぼ同じ損失を計上していますね。
少なくともこの期間においては、バックテストはフォワードテスト同様の信頼性があるという事です。
稼働を止めずに運用を続けていれば、バックテスト同様のパフォーマンスが期待できます。
まとめ
お疲れ様でした。
この記事では、自動売買が続かなくてすぐやめてしまう人へ、安心して運用する方法を解説しました。
何度でも言いますが、FXを諦めてしまうとFXで儲ける事はもうできません。
諦めないで運用を続けるためには、それ相応の行動が必要です。
誰でも儲けるためにFXを始めます。
裁量で大負けしたトレーダーが自動売買に希望を見出すこともあるでしょう。
ですが、何もしないで安心運用なんてことはできません。
自動売買運用に必要なのは、続けていけば儲かるという確信です。
この確信を得るためには、徹底的な検証が必要です。
でましたね、【検証】。
FXでは、裁量にしろ自動にしろ、検証が欠かせないってことですよ。
検証ってのは、簡単にいうと『本当にうまくいくのか確かめる』って事です。
検証こそがトレーダーの行う仕事の本質です。
チャートに向かってのトレードやEA運用なんてものは、検証あってのものであり、これをすっ飛ばすトレーダーは絶対に勝てないんです。
自動売買はちゃんと選べば、時間のないサラリーマンにとって非常に便利なものです。
しっかり検証を行って儲かるEAを選択し、放置でお金を増やしてください。
ヒロセ
