どうも。
ヒロセです。
トラリピ(リピート系トレード)をしていたら、設定に悩みますよね・・
どんな設定がより効率がいいのか、わからない人も大勢いるんではないでしょうか。
ポイント
手動トラリピでも無理なく利回りを上げる設定が知りたい
このような疑問にお答えします。
実は、利確幅はある程度広く取った方が利回りが上がる事は判明しています。
では、利確幅はそのままに、トラップ幅を変更した場合はどうなるんでしょうか?
この記事では、利確幅を同一にしてトラップ幅をさまざまに変更したバックテスト結果を公開します。
結果の利回りを比較することによって、より優位性の高いトラップ幅が判明するハズです。
是非、あなたに最適なトラップ幅で有利なトラリピ運用をしていただきたいと思います。
目次
トラップは細かく刻む方がいいのか?
この記事では、利確幅を同じままトラップ幅を変えてみるといった検証を行います。
トラップを細かく刻んだ方が取りこぼしがなくなるという印象がありますが、実際のところどうなんでしょうか?
イメージ的にはこんな感じです。
・図解
この図では利確幅を0.2円のままトラップ本数を倍にしています。
本数が増えた分だけ1本あたりの通貨数を減らして、必要資金を同じにしています。
右と左、どっちが儲かるのか興味ありませんか?
このように設定を変えてバックテストをしていきます。
テスト結果比較
トラップ幅 | 取引回数 | 純利益 | 年利 |
0.05円 | 638回 | 1,534,341円 | 12.37% |
0.1円 | 350回 | 1,667,370円 | 13.26% |
0.15円 | 235回 | 1,690,653円 | 13.27% |
0.2円 | 188回 | 1,806,091円 | 13.99% |
※利確幅は0.2円に固定
設定により全て成立した場合の通貨量が変化します。
公平を期すため、年利は必要資金に対しての計算としています。
・必要資金:全てのトラップが成立した場合の証拠金と含み損の総合計
結果からいいますと、
トラップ幅を刻んでも効果はなく、利確幅と同等に広げた方がパフォーマンスはよくなりました。
バックテスト結果
・トラップ幅0.05円
取引回数:638回
純利益:1,534,341円
必要資金:1,550,520円
年利:12.37%
※必要資金は運用試算表から算出
※年利計算:純利益÷必要資金×100÷年数
・トラップ幅0.1円
取引回数:350回
純利益:1,667,370円
必要資金:1,571,760円
年利:13.26%
・トラップ幅0.15円
取引回数:235回
純利益:1,690,653円
必要資金:1,593,000円
年利:13.27%
・トラップ幅0.2円
取引回数:188回
純利益:1,806,091円
必要資金:1,614,240円
年利:13.99%
設定
今回のテスト設定です。
期間は8年、レンジ幅は3.3円と広めにとりました。
運用予定額はテスト中ロスカットされないように余裕を持って設定しています。
共通設定
通貨ペアは? | 南アフリカランド/円 |
運用予定額は? | 200万円 |
仕掛けるレンジ幅は? | 6.3~9.9円 |
利確幅は? | 0.2円 |
レート0.1円ごとの通貨数は? | 2万通貨 |
テスト期間は? | 2012年1月1日~2019年12月31日 |
個別設定
トラップ幅は? | 0.05円 |
トラップ本数は? | 73本 |
1本あたりの通貨数は? | 1万通貨 |
1回あたりの利益額は? | 2000円 |
トラップ幅は? | 0.1円 |
トラップ本数は? | 37本 |
1本あたりの通貨数は? | 2万通貨 |
1回あたりの利益額は? | 4000円 |
トラップ幅は? | 0.15円 |
トラップ本数は? | 25本 |
1本あたりの通貨数は? | 3万通貨 |
1回あたりの利益額は? | 6000円 |
トラップ幅は? | 0.2円 |
トラップ本数は? | 19本 |
1本あたりの通貨数は? | 4万通貨 |
1回あたりの利益額は? | 8000円 |
有利な設定で実行しよう
テストの結果、最も年利が良かったトラップ幅は、
利確幅と同じ0.2円
となりました。
とはいえ、それほど大きな差があるわけではないので、ある程度好みで選択すればいいじゃないかと思います。
トラップ幅の選択基準
定期的に利確して儲かる実感を得たい人:トラップ幅を狭く
とにかくパフォーマンスを重視する人:トラップ幅=利確幅
といった具合ですね。
適した設定が見つかれば、是非、実行に移してくださいね。
FXをしなければFXで儲けることはできませんから。
バックテスト結果を見て、トラリピに興味を持った人はこちらの動画を見てみてください。
さらに詳しく知りたいなら無料口座開設。
まとめ
お疲れ様でした。
今回は利確幅をそのままにトラップ幅を変更したらどうなるのか?
を、バックテストで検証比較しました。
感覚的にはトラップ幅を狭くした方が、取りこぼしがなくなるような気がしますが全然違いましたね~
私は手動トラリピ運用をしているのでこのテスト結果には助かりました。(*´ω`*)
なんでって狭くすればするほど儲かるってなったら忙しすぎますから!
折しも、記事執筆現在、コロナショックにより特に高金利通貨がお安くなっています。
今のうちに準備をしておいて、相場が落ち着いたらトラリピを始めてみてはいかがでしょうか?
トラリピの弱点ともいえる含み損を増やさずに運用するなら円高の今がチャンスですよ。
それではこの辺で。
是非、あなたに合ったトラリピ設定で順調に儲けてください。
私は今から始める人がうらやましいですd(´ω`*)
ヒロセ