FXの手法には様々ありますが、もっとも資金効率がいいとされるのは、
短期裁量トレードです。
いわゆるデイトレードとかスキャルピングって言われているヤツですね。
裁量トレードには、【自らチャートを観察し判断する】といった圧倒的なアドバンテージがあります。
スキルを得た人間の能力は、他の手法の追随を許しません。
その裁量トレードを短期間に何度も繰り返すワケですから、資金効率がいいのも当然です。
じゃ、デイトレードと、さらに時間軸が短いスキャルピングはどっちがお勧めなんでしょうか?
どうも。
1時間足でゆったりデイトレードがメインのヒロセです。
この記事では、デイトレードとスキャルピング、それぞれの特徴と向いている人、および習得方法を解説していきます。
資金を効率よく増やす為には、ある程度の回転数が必要です。
じゃ、回転が速ければ速いほどいいのか?っていうと、そうでもありません。
物事には限度ってものがあります。
さらに、手法の優劣よりも大切なのが、【生活リズムや性格にあっているか】という適合性です。
いくら資金効率が良くても、続けられなければ意味がないからです。
そういった面も含めて、デイトレ・スキャルそれぞれにメリット・デメリットがあります。
それを充分理解した上で、自分に適した方法を採用し、継続的に勝てるようになって欲しいと思います。





目次
比較:デイトレードVSスキャルピング
まずは、デイトレードとスキャルピングをざっくりと比較してみましょう。
| デイトレード | スキャルピング | |
| トレード回数 | 1日に1~数回 | 1日に十回以上 |
| トレード時間 | 数時間~1日 | 数分~数十分 |
| チャート監視時間 | 決まった時間のみ | トレード中張り付き |
| 精神的負担 | 比較的ゆったり | 瞬発力と集中力が必要 |
| 取引コスト | 少ない | 多い |
一般的な概念としてはこんな所でしょうか。
- チャートを開いた時にチャンスがあれば、予約注文を駆使して余裕をもってトレードするデイトレード
- ポジション保有時間は短いけど、チャートは常に監視してチャンスは全て拾いにいくイメージのスキャルピング
こうしてみると、裁量スキルがあるならば、スキャルピングの方が短期間で稼げそうですよね。
トレードチャンスを厳選する事は大事ですが、そもそもの母数が多い方がチャンスも多いに決まってます。
チャート時間軸が、1分足と1時間足ではトレードチャンスは圧倒的に1分足の方が多いって事です。
資金効率を求めて短期裁量トレードをするのならば、より時間軸の短いスキャルピングの方が、より効率がいいと考えるのが自然です。


スキャルピングの必要コスト
しかし、ここで重大な違いを発見した人もいると思います。
それが取引コストです。
注意ポイント
トレードはただではできません。
トレード毎に手数料を支払う必要があります。
ポジションを建てた時点で、手数料分のマイナスから始まり、それを上回る利益を出さない事には資金は増えていかないんです。
じゃ、スキャルピングはデイトレと比べてどの位コストがかかるんでしょうか?
トレードのコストは、基本的に数量×回数で計算できます。
デイトレとスキャルのポジションを同数だと仮定して表にしてみましょう。
ここでは、10万通貨あたり1回200円のコストがかかるとします。
| デイトレード | スキャルピング | |
| 1日のトレード回数 | 1回 | 20回 |
| 1日のトータル手数料 | 200円 | 4,000円 |
| 1ヵ月のトータルコスト | 4,000円 | 80,000円 |
実際には、デイトレとスキャルのポジションが同数という事は無いとは思いますが、単純比較ではこうなります。
1ヵ月といった単位で見ると、スキャルのコストの多さが際立っている事がよく理解できますよね。
スキャルのコストを、別の側面から考えてみましょうか。
FXのコストとして一般的なのはスプレッドです。
スプレッドは業者により決められていますが、利幅が変わると、利益に対してのスプレッドの割合が変化します。
スプレッドを1Pipsとして、デイトレで50Pipsの利幅を抜く場合と、スキャルで5Pips抜く場合のスプレッド割合を計算してみましょう。
- デイトレ:1Pips÷50Pips×100=2%
- スキャル:1Pips÷5Pips×100=20%
利益に対しての手数料が2%と20%では、どちらが得か一目瞭然です。
ポイント
デイトレードに対して、回転数が速いスキャルピングが有利な点もあるでしょうが、コストを無視する事はできません。
必要なコストに対しての得られる利益といった観点では、時間軸の長いデイトレの方が、よりコスパがいいと考えられます。


スキャルピングの隠れたコスト
短期でトレードを完結するスキャルピングには、金銭以外のコストも考えられ、これを無視するワケにはいきません。
精神的コスト
- スキャルピング:数秒でレートが大きく変化し、対応する為に精神的消耗が激しい
- デイトレード:シナリオを適用する余裕があり、精神的余裕を持ちやすい
時間的コスト
- スキャルピング:保有時間は短いが、チャートに張り付く【労働時間】が長い
- デイトレード:チャート監視は1日数度で済み、作業時間自体は短い
健康コスト
- スキャルピング:長期間のモニター監視で、目や肩、座りっぱなしによる健康リスクが大きい
- デイトレード:トレードを行う事に対しての、肉体的負担は少ない
以上、スキャルピングとデイトレードの比較を簡単にまとめるとこんな感じ。
- スキャルピング:時間とコストを上回る利益が出せれば、資金効率は圧倒的にいい
- デイトレード:資金効率は劣るが、コスト・トレーダーの負担は比較的少ない


それぞれに向いている人
ここまでの解説で、スキャルピングとデイトレードは、ただ時間軸が違うだけではないと理解できたでしょう。
では、それぞれの特徴を踏まえて、どういった人に向いているのかを考えていきましょう。
スキャルピングの特徴と向いている人
- 回転数が速く、資金効率が高い➡とにかく短期間で儲けたい人
- トレード回数が多く、コストが高い➡コスト以上の技術がある人
- チャートに張り付いてトレードを行う➡まとまった時間がとれる人
- 短時間で全ての発注を行う➡集中力と瞬時の判断力がある人
総じて、難易度の高さにふさわしい資金効率を誇り、時間と能力と覚悟のある人であれば、スキャルピングに挑戦してみるのもいいでしょう。
デイトレードの特徴と向いている人
- 適度な回転数とコストでバランスに優れている➡コスパを重視する人
- チャートに張り付かず、監視は日に数度➡あまり時間をかけられない人
- チャンスを直接見られない為、予約注文メイン➡発注操作のストレスが嫌な人
スキャルピングより資金効率は落ちますが、それ以上にコスパと難易度の低さを重視する人であれば、デイトレードを選択するといいと思います。
年齢的な視点で言うならば、スキルがあって、体力・時間を投下できる若い人向けなのがスキャルピング。
コストを抑えて、資金効率とのバランスのちょうどいい所を狙いたい年配向けなのがデイトレード、といって所でしょうか。


稼ぐためのキーワード【スキル】
ここまで、デイトレードとスキャルピングの比較を行ってきましたが、大きく儲けられる可能性が高いのは、どちらかといえばスキャルピングの方です。
回転が速いんだから、当然といえば当然ですよね。
ですが、儲ける為には、【コストを上回るスキル】を有している事が大前提です。
スキャルピングのメリットとしてよく挙げられる、【保有時間が短い為リスクが低い】ってのも、スキルがある事前提の話です。
【1回当たりの損失が少ない】ってのも、決められた所で損切りができるという前提があればこそです。
ポイント
つまり、スキャルピングのメリットを生かして大きく稼ぎたいのなら、まずはそれに見合ったスキルを身につけなくてはいけないって事です。
スキルを身につけさえすれば、それを発揮する時間や機会が多いスキャルピングのメリットが際立ちます。
こうなってはじめて、「デイトレードよりスキャルピングの方が稼げる」と言えるワケです。
対してデイトレードは、スキャルピングに比べて比較的難易度は低めです。
難易度が稼ぐための障害に感じられるのなら、欲張らずにデイトレードを選択すべきでしょう。


リスク無しでスキルを得るには
スキャルピングのメリットとしては、トレード回数が多い事により、経験値が稼ぎやすいといった点もあります。
トレードはやればやるほど慣れるので、スキル上達といった観点からしても、スキャルの方が分があると言えるでしょう。
ですが、ちょっと思い出してみて下さい。
何度も言ってるように、トレードを行うには手数料が必要なんです。
稼ぐに足るスキルが得られるまで、コストを払って負けトレードを繰り返すつもりですか?
これだと、勝てるようになるまでにどれだけの授業料が必要なのか検討もつきません。
結局のところ、「経験値を稼ぐために大きな代償が必要」といった問題の本質は、スキルが無いのにリアルトレードをする、といった行動にあります。
では、もし、
スキルを得たと実感できるまではリアルトレードは控え、他の方法で経験値を稼ぐ
といった方法があるのならどうでしょうか。
リスク無しでスキルを得る、といった賢い選択ができるなら、大切な資金を温存したままで稼ぐに足るスキルが得られるハズです。
ポイント
リスク無しでスキルを得る為の方法は、デモトレードや過去チャートを使用した検証などがあります。
デモや過去検証などで疑似トレードを体験してみれば、自分に合った方法も見つけられるハズです。
疑似トレードの体験を一言でいえば、練習です。
練習こそが、リスク無しでスキルを得る為の唯一の方法なんですよ。
この当たり前の事実がわからない人は、勝てるようになるまでに多くの時間と資金を溶かす事になります。


練習効率を爆発的に上げる方法
【安全にトレードスキルを得る為には練習が必要】という事は、多くの人が理解しているハズです。
ですが、実際には、トレードの為に練習をしようって人は極少数です。
ほとんどの人は、この当たり前の事をうすうすわかっているにもかかわらず、【楽に勝てる方法】を探すといった行動を続けてしまいます。
これはゴールの無い迷路に、自ら突入するような行為です。
ちなみに私は、練習を避けて楽に勝てる方法を探し続けた結果、勝てるまでに20年と2000万円を溶かしました。
失った時間とお金を考えると、練習の大切さがよくわかると思います。
ですが、デモトレードはリアルタイムのチャートでしか試せない為、土日の検証はできません。
さらに、スキャルならともかく、デイトレの検証を行うには、時間当たりに得られる情報量が全く足りません。
当然、スキルを得るに足る経験値を稼ぐには、膨大な時間が必要になります。
人生の時間は有限です。
「練習が大事なのはわかるけど、その為に時間がかかり過ぎる」
この事実が、練習をせずにリアルトレードをしてしまう原因の1つでもあります。
そして、大金を失ってから、「練習をしておけば良かった…」と後悔するんです。
ポイント
この問題を一気に解決できる方法が、練習ソフトを使う事です。
練習ソフトを使えば、過去チャートで疑似トレードを高速で繰り返す事ができます。
もちろん土日でも関係ありません。
トレードで支払うハズだったコストの一部を、練習ソフトに課金すれば、好きな時に好きなだけ練習できる環境が手に入ります。


スキャルVSデイトレはやってみればわかる
ここまで、スキャルピングとデイトレードの比較をしてきましたが、文章を読んでいるだけでは、自分にはどちらが向いているのかピンとこない人も多いと思います。
だったら、やってみればいいんですよ。
練習ソフトを使えば、スキャルとデイトレを模した疑似トレードも簡単に行う事が可能です。
疑似トレードを高速で繰り返せば、どちらが自分に向いているかの判断だってつくハズです。
リアルタイムでの検証がしたいのなら、その時だけはデモトレードを使えば解決するでしょう。
上記したコストの問題も、練習ソフトで実際にやってみれば、違いが実感できます。
その上で、
- 同期間当たりの実利はどちらの方が多いのか
- 労力に見合った利益が得られるのはどちらか
といった観点での検証もできます。
その上で、実利を取るのか、コスパを取るのか、それとも楽に続けられる余裕を取るのか、自分に合った方法を選べばいいんです。
ポイント
現在の練習ソフトは、リアルトレードで考えられるいかなる状況も、過去チャート上で再現して検証する事が可能です。
巻き戻し機能を使えば、重要な局面を繰り返し反復し、脳に叩き込む事もできます。
自分の生活サイクルに無理なく適合する時間軸を、リスクを伴わずにいくらでも試す事ができるんですよ。
さっさとトレードで資金を増やしていきたいのなら、絶対に使用するべきツールだと言えるでしょう。


練習ソフトを使ってみた
試しに、スキャルピングとデイトレードを模したトレードを練習ソフトで再現し、データを取ってみました。
各条件は以下の通りです。
- 練習ソフト:MT4裁量トレード練習君プレミアム
- 時間足:スキャル1分足・デイトレ1時間足
- 資金:100万円
- 1回の負け率:資金の2%
- スプレッド:10ポイント(1Pips)
- エントリー方法:SL/TP Line Setを押してから成り行き買い
以上の条件で、エントリー数量と、エントリー時の損益、決済後の損益に対してのコストの割合を比較してみます。
基準として、できるだけ1トレードで同レベルの利益での比較を行います。
これだけ時間軸が違うので、全く同じ局面というワケにはいかないのですが、ある程度繰り返した場合の傾向はつかめると思います。
1分足
エントリー時のスクショです。
- 数量:2(20万通貨)
- エントリー時損益:-2000円
利確時のスクショはこうなりました。
決済後の成績です。
- 獲得Pips:20.3
- 決済後損益:40600円
- コスト割合:2000÷40600×100=4.93%
1分足で20万通貨のトレードを行い、20.3Pips・40600円を獲得した場合のコスト割合は4.93%になりました。
1時間足
エントリー時のスクショ。
- 数量:0.22(2万2千通貨)
- エントリー時損益:-220円
利確時のスクショです。
決済後の成績。
- 獲得Pips:194.8
- 決済後損益:42854円
- コスト割合:220÷42854×100=0.51%
1時間足で2万2千通貨のトレードを行い、194.8Pips・42854円を獲得した場合のコスト割合は0.51%になりました。
※比較表
| デイトレード | スキャルピング | |
| トレード数量 | 2万2千通貨 | 20万通貨 |
| エントリー時損益 | -220円 | -2,000円 |
| 獲得Pips | 194.8Pips | 20.3Pips |
| 決済後損益 | 42,854円 | 40,600円 |
| コスト割合 | 0.51% | 4.93% |
同じような利益を狙った場合、スキャルピングを模した疑似トレードはコスト割合4.93%、デイトレードを模した疑似トレードはコスト割合0.51%。
スキャルのコストは、デイトレのほぼ10倍となりました。
コストを割合として算出する事で、回数を重ねた場合のトータルコストの想定が容易になります。
テキストだけではピンとこなかったコストの違いが、やってみれば一目瞭然ですよね。
こうして検証結果がデータとして視覚化できる事も、練習ソフトの大きなメリットです。
ポイント
このように、練習ソフトを使えば、条件を変えながらデータを比較する事が簡単にできます。
練習ソフトで有利な条件を選び、デモトレードでリアルタイムで無理なくトレードできるのかを試す事で、本当に自分に合ったトレード方法が見つかります。
トレード方法が見つかれば、その方法で何度も練習を繰り返す事で、勝つ為のスキルが得られるハズです。
練習ソフトを有効に活用できれば、人生そのものと言える大切な時間と、命の次に大事なお金を大幅に節約できるでしょう。


まとめ
お疲れ様でした。
この記事では、デイトレードとスキャルピング、それぞれの特徴と向いている人、および習得方法を解説しました。
デイトレとスキャルはただ時間軸だけに着目するのではなく、「時間軸が違うからどうなるのか」といった具体的な違いを認識する事が大切です。
その上で、自分に合った方法を選択する事で、リソースの分散を防ぎ、集中的に投下する事ができるようになります。
スキャルの最大のデメリットはコストですが、実際にどれくらいのコストがかかるのか実感がない人がほとんどだと思います。
だからこそ、できる限りリアルを模した疑似トレードをやってみる事が大切です。
そうする事ではじめて、コストの概念が定着していきます。
ただ感覚的に、「スキャルの方が儲かりそう」「デイトレの方が簡単そう」と思うのではなく、実際にやってみて数字を比較する事が重要です。
練習ソフトは、データ比較を行う為に絶大な効果を発揮します。
それぞれのメリット・デメリットを把握し、メリットを生かしデメリットを上回る利益が出せるよう、うまく自分の生活パターンに取り込む事ができれば、トレードで資金を増やし続ける事はそんなに難しい事ではありません。
私はスキャルで挫折してデイトレを選択しましたが、どちらが優れているという事はありません。
ただ、それぞれのメリットデメリットがあるだけです。
練習ソフトで検証を繰り返して特徴をつかみ、練習によって値動きのパターンを頭に叩き込めば、最短の時間と最小のリスクで裁量トレードのスキルを得る事ができるハズです。
あなたの成功を心から応援しています。
ヒロセ
追伸
※当ブログから練習君プレミアムを購入していただいた読者様向けに、特典レポートを3部構成で用意しています。
せっかくの自己投資を無駄にしないよう、ぜひ参考にして欲しいと思います。








