どうも。
楽チントレード大好きヒロセです。
私はその昔、裁量トレードで散々な目に遭いました。
それを転機に、このブログでは努力に対してのリターンがいい方法を提案しています。
これまでの記事には、主にそのための方法や考え方を書いてきました。
でもね、でもなんですよ。
トレーダーとしてFXでお金を稼ぐからには、やっぱり裁量トレードで稼いでみたいですよね!
で、
裁量トレードで、勉強やらチャート監視やらシナリオ立てやらで『労働』をするのであれば、
楽な方法よりもリターンが多くないと意味がない
ですよね?
例えば、手動トラリピやEA運用で、年利30%が実現できるのであれば、裁量トレードであればもっと儲からないと誰もやりません。
じゃ、裁量トレードで儲けるためには何が必要なのか?
勉強、練習、トレーニングを継続する
ことが絶対に必要です。
当たり前ですよね。
ポイント
どうしても3日坊主で終わってしまう
練習しても全く上達してる気がしない
このような悩みにお答えします。
この記事では、私が現在行っている裁量トレードの練習方法について具体的に解説しています。
練習っていうのは効果がないと意味がありません。
加えて、どんなに効果的な練習であっても継続できなければ意味がありません。
じゃ、どうするのか?
効果のある練習方法を知り、継続するための工夫をすればいいだけです。
裁量トレーダーは間違いなく技能職です。
技能・スキルというものは、できるまでやればできるようになるんですよ。
ぜひ希望を持ってじっくりと取り組んで欲しいと思います。(*´ω`*)
追記
※当ブログから練習君プレミアムを購入していただいた人向けに、特典レポートを作成しました。
紹介記事はこちら。
注意ポイント
今回の練習方法は、MT4を使用することが前提です。
目次
FX練習ソフトの使い方
『FXの練習をする』となると、多くの人が思い浮かべるのが、
練習ソフトを使用して時間を早回しし、何度も疑似トレードをする
ということではないでしょうか?
『FX 練習』などのワードで検索してみると、ヒットしたほぼ全ての記事で、
リアルと同じ環境で練習をすることが大事
なんて書いてありますよね。
言っていることは正しいです。
なんなら私も昔の記事でそんなことを言ってました。
が、それだけでは不十分です。
なぜならば、
リアルと同じ環境での疑似トレード(シミュレーション)を行っても、リアルと同じように勝てない
からです。
よく考えてみてください。
リアルトレードがうまくいかないのは、チャートの左側(問題)を見て、チャートの右側(答え)がわからないからですよね。
問題の『解き方』、答えの『導き方』がわからないのに疑似トレードをいくらやっても、うまくはなりません。
疑似トレード(シミュレーション)ってのは、簡単に言えばテストです。
ほとんどの人が言っている、
『練習ソフトを使ってリアルと同じ環境で疑似トレードしろ』
ていうのは、勉強をせずに何度も何度もテストをしている状態です。
そんなことをしていたら自信を失うだけですよね・・(´・ω・`)
つまり、コレまでの練習方法で足りなかったのは、
まず答えを見ること
だったんです。
ポイント
解き方を理解するためには、答えと問題を同時に見比べながら、
・この答えに至る『理由・原因・法則性』などが問題の中にないだろうか
と、考えることです。
コレを『ケーススタディ』『事例研究』といいます。
会社で活躍している皆さんなら聞いたことありますよね。(*´ω`*)
練習ソフトの条件
じゃ、練習ソフトって何がいいの?
って話ですが、
条件を満たしていればなんでもいい
というのが本音です。
その条件とは、
・過去チャートの時間軸を変えても見ているところが変わらないこと(同期機能)
・操作が簡単であること
・記録が残ること
この程度ですね。
特にマルチタイムフレーム分析に欠かせないのが、同期機能です。
ケーススタディだけを考えると、ベストなのはShiftChartです。
操作だってとっても簡単、動作だってサックサクですよ。
なんたって安いですし。d(´ω`*)
でも、ケーススタディに加えてシミュレーションも行うとなると、やった結果が残った方が楽しいですよね!
で、あればMT4VT_ChartとMT4VT_Tradeを組み合わせるのが最強です。
もちろん同期機能だってあります。
これで『物足りない』と思えるレベルまでいったのなら、本格的なシミュレーションソフトに移行してみるのがいいでしょう。
シミュレーションソフトは国産で安価なこちらがお勧めです。
※私も使ってます。
具体的練習方法
それでは、練習ソフトを使ってどうやってFX練習(ケーススタディ)をしているのか具体的に解説していきます。
メインチャートを決める
チャートの時間軸っていっぱいありますよね・・
どの時間軸のチャートをメインにするのかは、あらかじめ決めておきます。
メインチャートっていうのは、
『売買をしよう』
という根拠のメインとなるチャートです。
といってもわからないと思うので、イメージ図を描いてみました。
これは、上昇トレンドでの押し目買いをイメージした画像になります。
こんな規模で利益が取れそうなポイントがたくさんある時間軸を、メインチャートに選びます。
上昇中の押し目から、てっぺんまでを取るのは無理ですよね。
相場の格言にも『頭とシッポはくれてやれ』というものがあります。
上昇中に押し(下落し)たら、そこからしっかりと反発したのを確認して買。
エントリーしたら、前回高値までに利確できればいいですね。
なぜならば、前回高値というのは抵抗帯として意識されることが多いからです。
つまり、メインチャートは、狙う利確幅によって変わるってことです。
条件を付けるとすれば、
・メインチャートの上位足と下位足があること
です。
メインチャートと上位足で、エントリー根拠確認と環境認識を行い、
下位足で、より有利かつ具体的なエントリーのタイミングを計るというワケです。
具体的にいうならば、GBPJPYのデイトレードであれば、狙う利確幅は20~50pips程度でしょうか・・
ならば、デイトレのメインチャートは1時間足が適当なんじゃないかなと思います。
エントリーポイントを探す
FXで勝ちやすいのは、トレンドが発生している時の『押し目買い』『戻り売り』です。
傾向としてはトレンドの勢いが強い(チャートの傾きが急角度)ほど、押しや戻りは少なくなります。
※便宜上ここからは『押し目買い』に限って話を進めます。
わかりやすいのは、
トレンドの中の『1つの上昇』から4~6割程度の押し目
からの買です。
そういった場面をメインチャートから探してみます。
GBPJPYの1時間足です。
黒丸の部分から上昇が始まってますよね。
誰が見ても上昇トレンドです。
※この『誰が見ても』という考え方はかなり重要です。
このチャートからわかりやすく買えそうなところを選んでみましょう。
ここなんてわかりやすいですね。
わかりにくいという人も多いでしょうが、大丈夫。
何度もやれば慣れて見えるようになってきます。
じゃ、この辺りを先頭にした4時間足で『今どういった状況なのか』を確認しておきます。
チャートを縮小して俯瞰してみると、おおきな下落がありますよね。
誰が見ても、この下落は気になるハズです。
下落に対して、現在値はどの辺りなのかをフィボナッチリトレースメントで確認しておきます。
現在、FR38.2と200MA(移動平均線)を越えた辺りのようです。
念のため少し拡大して見ます。
上昇方向には特に抵抗はないように見えます。
20pips程度を狙うのであれば、4時間足の見方はこんなもんでOKでしょう。
4時間足の環境認識をしたら、改めて1時間足を見ます。
1時間足の200MAと、4時間足チャートのFR38.2ラインにタッチしてキレイに反発してから押し目を作っています。
このタッチからの反発が、上記した、
トレンドの中の『1つの上昇』
というワケです。
十字カーソルを選択して、大体のエントリーポイントから利確分の上昇余地があるかどうか確認しておきます。
『1つの上昇』つまり、小さなトレンドからの押し目のネックライン辺りからの上昇余地を見てみます。
十字カーソルを当ててドラッグするとこのようになります。
左から、
・十字の中心からのローソク足の本数
・十字の中心からのポイント(10ポイント=1pips)
・ドラッグ先のレート
になります。
地味ですが、非常に便利な機能なので、覚えておいて損はないですよ。
十字カーソルで利確幅を視覚化すると、20pipsはこの程度です。
問題なく取れそうですよね。(*´ω`*)
エントリータイミングの取り方
1時間足でエントリーポイントを絞ったら、5分足を見ながら、エントリーのタイミングを取ります。
まずは1時間足のまま、MT4VT_Tradeの垂直線を、押し目から上昇した地点へ移動させます。
エントリーを決めた地点は黒丸で囲った部分です。
よく見ると、上昇トレンドの始まりから4時間足のFR38.2ラインから3度跳ね返って、3度目にはさらに200MAにも跳ね返されてますよね。
チャンスです!
慣れてくれば、3つ目の矢印辺りから買っていけるんでしょうが、今回はその上昇からの押し目買いを狙います。
垂直線の移動が終わったら、5分足へ切り替えます。
同じ局面での5分足です。
狙いは、直近の上昇に対しての押し目買いですから、上昇の下端から上端に向かってFRをひきます。
FRは、38.2ラインから61.8の間までの押しが『お買い得ゾーン』です。
ちょうどお買い得ゾーンで反発していますね。
下降が止まって反発して、再度下落しました。
安値は切り上がっています。
次の上昇で前回高値を越えました!(矢印の部分)
この局面を観察している多くの人が、
『あ!小さな上昇トレンドが発生したな!』
と、思うハズです。
上昇の勢いが強い時はここでエントリーしてもいいでしょうが、今回は次の押しを待ちます。
ここでのエントリーの決まりは、
・小さな上昇トレンド確定
・次の押しからの最小単位での上昇トレンド
としています。
『最小単位での上昇トレンド』というのは陽線2本のことです。
間に陰線が入ることもあるでしょうが、その時は次の陽線で判断します。
注意ポイント
エントリートリガーはなんでもいいんですが、初心者の場合判断基準が曖昧だと迷ってエントリーできません。
従って、この記事でのエントリーの決まりを『押しからの陽線2本』と設定しています。
せっかくのMT4VT_Tradeなので、そこまで垂直線を移動して買エントリーしてみます。
こうなりました。
+36.9pipsで決済を行っています。
よく見ると、買エントリーの前に3つの下ヒゲがついていますよね。
※陰線と陽線のセットはヒゲ要素が2つのロウソク足にまたがっているだけで意味は同じです。
こういった数字をカウントして買うのもアリですね!d(´ω`*)
どうですか?
楽しそうだと思いませんか?
少なくともツラくて仕方ないってことはないでしょう。
言葉にすれば複雑に思えるでしょうが、やってみると簡単です。
このようにサックサックとケーススタディをやりこんで、たまに実力試しで完全に右側を隠した状態でシミュレーションをすればいいんじゃないでしょうか。
まとめ
お疲れさまでした。
この記事では、私が現在行っている裁量トレードの練習方法について具体的に解説しました。
どんなことでもそうですが、ツラい事っていうのは続けられませんよね。
大切なことなので何度でも言いますが、
FXをやめてしまうとFXで儲けることはできません。
間違ったツラい練習をいくらやったところで、結果は出ないし自信を失うばかりでなにもいいことはありません。
ですから、ただひたすら練習ソフトで繰り返しやるのではなく、
・正しい練習方法とはどういったものなのか?
・どうすれば挫折せずに継続できるのか?
を、まず考えなくてはいけないんです。
練習方法を決めたら、楽しくできるよう工夫をすればいいんです。
いくら工夫を凝らしたところで、最初は多少ツラいでしょう。
でも、習慣化ができてうまくいき出すと、徐々に楽しくなってくるハズです。
どんなことでもそうですよね。
そうなるまで継続できればもうしめたものです。
FXのスキルはどんどん上達していくと思いますよ!d(´ω`*)
それではまた。
ケーススタディではルールを明確にしておくのが、自信を持って再現するコツですよ!
ヒロセ