どうも。
手動トラリピ運用から一時撤退し、裁量トレードのスキルを取得中のヒロセです。
FXで儲けるためには、手法を問わず勉強や練習といった工程が必要です。
特に裁量トレードは、技能(スキル)の側面が強いために、練習の重要性の比重が高めです。
そのため、各FX会社ではデモトレードが用意されています。
しかしながら、デモでは時間の流れがリアルと同じですよね。
練習というものは繰り返し行うことが大事なんですが、デモでは回数がこなせません。
つまりデモトレードは、
数稽古ができないため、経験値の蓄積が遅い
ってワケなんです。
じゃ、そうすりゃいいんだよって話ですよね・・(;´・ω・)
ポイント

効果的な練習方法が知りたい
便利なツールがあれば知りたい
このような悩みにお答えします。
この記事では、私が購入した裁量トレード練習ツール、
を使ってみた感想をお伝えしています。
裁量トレードが【技能」であることは純然たる事実です。
技能を取得するための方法はたった1つ、次の通りです。
技能を取得する方法
どうすればいいのかを勉強し、できるようになるまで練習する
コレだけ。
簡単ですよね!d(´ω`*)
誰でも知っているハズです。
そのための強力なツールが【裁量トレード練習ツール】というワケです。
記事の後半には、練習君を用いた裏技的な使用方法も解説しています。
ぜひ最後まで読んで有効に活用し、トレードで勝てるようになっていただきたいと思います。
注意ポイント
この記事はMT4の使用を前提としています。





目次
練習君プレミアムを使ってみた
【MT4裁量トレード練習君プレミアム】はMT4で使用できるトレード練習ソフトです。
コレを使用することで、右側の見えないチャートでリアルと同じようにシミュレーションを行うことができます。
練習君プレミアムはEAとしてMT4にインストールし、MT4のストラテジーテスターを使用して動作します。
EAによる自動売買運用やバックテストを行ったことがある人には、特に問題なくセットアップできるハズです。
もちろん取説にセットアップ方法が詳しく解説されているので、焦らずに取り組めば誰でも簡単に導入できます。
安心してください。(*´ω`*)
セットアップ完了後の最初の起動時には、認証によるログインが必要です。
ストラテジーテスターをビジュアルモードでスタートした状態で、
・購入時のメールアドレス
・MT4のフォルダパス
を入力して認証します。
ショートカット有効にチェックを入れておくと、マウスだけではなくキーボードでの操作が可能です。
起動中に文字入力などの作業をするのであれば、忘れずにチェックを外しておきましょう。
ログインに成功すると、このような操作パネルが現れます。
操作ボタンでは、
・成行、指値売買
・ロット指定
・SL、TP指定(損切り、利確)
・手動決済
・スピード調節(1段階ずつ、全段階)
・一時停止、スタート
・コマ送り
がそれぞれ可能です。
残念ながら、最新型のフォレックステスターには実装されているトレール機能はありません。
参考
私の場合、正確なメールアドレスとフォルダパスを入力しても認証が出来ず、問い合わせまでしましたが、次の日にはログインできるようになっていました。
認証には時間がかかるのかもしれません。

練習君プレミアムの特徴
普通に過去検証するのではなく、練習ソフトを使用する最大の意義は、
チャートの右側が見えない
という点です。
加えて、練習君プレミアムの場合、ストラテジーテスターを使用しているので、巻き戻しができません。
つまり、一旦過ぎてしまえばもう戻れないので、リアルと同様に、実力がなければいい成績はでません。
コレが練習君プレミアムの最大の特徴です。
例えば、ShiftChart やMT4VT_Chart などを使用しても、右側を隠した過去検証は可能です。
MT4VT_Trade を組み合わせれば、簡単なシミュレーションもデータを残しながら行うことができます。
が、ShiftChartやMT4VT_Chartを使った検証では巻き戻しが出来てしまいます。
巻き戻しができることで、
『あ!今のところエントリーポイントだった!』
と気付いた時に巻き戻して、エントリー時のチャートの形を1回ごとに復習することができます。
また、答えを確認して、
『この答えが出る根拠を左側のチャートから見つける』
といったケーススタディができるのも、巻き戻し可能な利点でもあります。
ところが、
リアルでは過ぎ去った時間は戻りません。
当たり前ですよね。
ちょっとテクニカルの勉強をした程度の知識で、リアルトレードをするとどうなるのか?
次のようなことが起こります。
リアルでは
・買えば下がる
・売れば上がる
・逆行したからと損切りした途端に大きく順行
・見送ったら順行
・エントリーすれば逆行
・知らない間にレンジになってて往復ビンタ
・知らない間にトレンドになってて気付いたらもうエントリーできずどんどん順行
・思い切ってエントリーした途端に逆行
冗談のようですが本当です。
やったことある人ならわかりますよね。(*´ω`*)
なぜこのようなことが起きるのか?
端的に言えば、
技能がないから
です。
人間というものは、
損をしたくない本能に従えばトレードで損をするようになっています。
つまり、
本能を上回る技能を身につけない限り、裁量トレードでは勝てない
というワケです。
巻き戻しができない練習君プレミアムなら、自分の技能のレベルを高速でイヤというほど味わえますよ!d(´ω`*)

初心者向きの使い方
勉強もしていないような初心者が、いきなりシミュレーションをしても意味はありません。
リアルと同じように負け続けるだけです。
さらに言えば、いくら練習ソフトでも負けまくると凹みます。
『コレで勝てるようになるハズ』
と、高いお金を払って買った練習ソフトで、
やってもやっても勝てるようにならない
のであれば、挫折してしまいますよね・・(;^ω^)
ですから、初心者はいきなりシミュレーションをする前に、ダウ理論や大衆心理、チャートパターンなどの勉強から始めてください。
その上で、巻き戻し可能な同期ツールを使用して、マルチタイムフレームでケーススタディを行ってください。
充分にケーススタディを行って大丈夫だと思ったら、練習君プレミアムでの練習に移行してくださいね!
練習で勝てないなら、チャートを進めながら、
・戻り高値、押し安値に水平線をひく
・トレンドライン、チャネルラインをひく
・何度も止められているところに水平線をひく
・サポレジ転換しているところに水平線をひく
・MAにタッチしているところをチェックする
などを各時間足で繰り返し行ってみてください。
その上で、
・どこに注文が貯まっているのか
・この局面を見てる人の心理状態
などを繰り返し想像します。
※【繰り返し】というところが超重要です。
コレだけでも続けていると、大きく動くポイントやチャートパターンがおぼろげながら見えてくるハズです。
いくつか例をご紹介します。
1時間足で目立つ2つの山があり、同じようなところで止められています。
頂点を結んだところに水平線を当てます。
15分足を拡大して該当箇所を見てみます。
ラインを上抜けたところで大きく上昇し、買注文が貯まっていたことがわかります。
上記マルチタイムの15分足を拡大しました。
高値切り下げが起こっていますが、上昇中につけた押し安値のライン(サポート)で何度も止められています。
ラインを下抜けたところで大きく下げており、売注文が貯まっていたことがわかります。
その後、一時的に上昇して下抜けたラインにまで到達してから下げていますね。(サポレジ転換)
現状、レートが320MA(4時間足の20MA)に近付いています。
ここに注目して時間を進めてみます。
上昇中のMAで大きく反発しています。
1時間足のMA(赤)と4時間足のMAにレートがはさまれている領域ではたびたびこのようなことが起こります。
エントリー前には、近くにこのような抵抗帯がないことを確認しなくてはいけません。
このように実際に動いているチャートを見ながら、あーだこーだと考えることが実力を向上させることにつながります。
誰でも最初は初心者なんです。
初心者は勝てなくて当たり前です。
自分の実力を受け入れて、できることからステップアップしてください。

練習君プレミアムのデメリット
練習君プレミアムでは、ビジュアルモードでのバックテスト進行と共にチャートが形成されます。
つまり、
バックテストが進行しないとチャートが表示されない
ということです。
特に長期足で、分析に足るチャートが形成されるまで時間がかかります。
こんな感じ。
日足、週足レベルでの抵抗帯の有無などを確認しながらトレード練習をするのは実質無理です。
ポジション保有期間が長いスイングトレードやポジショントレードなどの練習をするには困りますよね・・(;^ω^)
従って、練習君プレミアムの対象になるトレードの時間軸といえば、ゆったりとしたデイトレード辺りが限界となります。

練習君プレミアムの裏技
それ自体が1つのソフトであるフォレックステスターと違い、練習君プレミアムはMT4に組み込むEAとして作動します。
従って、MT4に導入したカスタムインジケーターはほぼ全て同時に使用できます。
例えば、
有料で購入したシグナルインジケーターなどの検証が可能
になるということです。
私もリアルトレードで検証している、
などを組み込んで、有効な使い方や機能する局面などを高速で模索できるというワケです。
【トレード大全インジゲータ v1】のシグナルインジのみを15分足に表示させています。
上位足が上昇トレンドの時、シグナルの【買】のみでエントリーを繰り返すと、しっかりと利益が出ることがわかります。
いかなる局面でも利益が出るシグナルインジケーターなどは存在しません。
だからこそ、事前に検証をしっかりと行い、使いどころを間違えないようにすることが大切です。
トレンドに乗って利益を出すシグナルツールをレンジで使うと、往復ビンタを食らうだけですよ~(;^ω^)
有料インジケーターの最大の利点は、アラート設定が可能な点にあると思います。
上位足での環境認識を正しく行い、事前に検証しておいた信頼できる設定でアラートが鳴ったときにエントリーするだけ。
こうすることで、チャートに張り付く必要もなく、エントリーの迷いがなくなりますよ!

まとめ
お疲れさまでした。
この記事では、私が購入した裁量トレード練習ツール、
を使ってみた感想をお伝えしました。
いきなりシミュレーションをするのは初心者にはハードルが高いので、できることからステップアップしてください。
※大切なことなので繰り返しています。
しかし、裁量トレードで勝てるようになるためには、
シミュレーションは絶対に必要な過程
です。
自分の実力の無さを、否応なしに突き付けられることはツラいものです。
ですが、ここを乗り越えないと裁量トレードで儲け続けることはできません。
初心者が勝てないのは当たり前と事実を受け入れ、負けトレードから学ぶつもりで何度も反復練習をしてください。
25000円ほどで練習ツールが買えるのであれば、迷うことなく導入することをお勧め致します。
何度も繰り返し練習していると、わかる局面やわからない局面がハッキリしてきます。
あとは、今の局面がどうなのかをできるだけ早く察知できるようになれば勝てますよね!d(´ω`*)
大切なのは考えることを放棄しないことです。
動いているチャートでラインなどを引きながら、レートを動かす大衆心理を常に考えてください。
何度も繰り返すうちに、脳が変化してチャートから大衆心理が読み取れるようになるハズです。
人間の脳ってのは凄いんです!
それではまた。
自分の脳を信じて練習を繰り返し、必ず裁量トレードで勝てるようになってくださいね!
ヒロセ