どうも。
毎日過去検証をし過ぎてハゲそうなヒロセです。
トレードで勝てるようになりたいと考える人であれば、過去検証という言葉を聞いたことがありますよね。(*´ω`*)
テクニカル分析の上達のためには、過去検証を何度も行い、脳に相場観をインプットする必要があります。
じゃ、過去検証ってどうやってやればいいんでしょうか?
過去検証が大事なのはなんとなくわかってはいるけれど、どうしていいかわからない
それっぽいことをしてはいるけど、これでうまくなるのかわからない
こういった人、いますよね。
私も以前はそうでした。
どうせ時間を費やして過去検証をするのであれば、できるだけ有効な手順で効率的に技能を習得した方がいいに決まってます。
つまり、過去検証を行うにあたって、具体的手順を勉強した方が早いってことです。
ポイント
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過去検証ってよく聞くけど何をしたらいいの?
具体的な過去検証の方法が知りたい
このような悩みにお答えします。
この記事では、トレード技能の習得に絶対に欠かせない過去検証の手順を解説しています。
なんとなく過去検証をしているつもりでも、
将来、FXで稼げるようになるのかわからない
という状態では、ツラい検証作業を続けていくことはできません。
過去検証の正しいやり方を覚えて段階を踏みながら繰り返すことで、徐々にチャートに対する理解が深まっていきます。
・わからなかったことがわかるようになる
・できなかったことができるようになる
このように自分自身の成長を実感できれば、過去検証が楽しくなってきますよ!
こうなればもうこっちのものです。d(´ω`*)
ぜひ正しい過去検証の手順を学習して楽しく継続し、勝てる技能を得ていただきたいと思います。
注意ポイント
この記事はMT4の使用を前提としています。
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目次
過去検証の具体的手順
早速ですが、結論からいきます。
過去検証を行う手順は次の通りです。
過去検証手順
1:正しい知識を勉強する
2:ケーススタディ
3:シミュレーション
コレだけです。
このステップを1つ1つのチャートパターンやエントリーについて、何度も繰り返すことによって、チャートの見方がどんどん変わっていくと思います。
注意ポイント
多くの人が間違う過去検証の例として、インジケーターの組み合わせを検証してしまうことです。
インジケーターのパラメーターや組み合わせを考えることがテクニカル分析ではありません。
トレードは、数値や組み合わせで安定して利益がでるような固定化されたものではないんです。
こうなればこうなりやすいといった傾向はありますが、数値で明確に判断できるわけではないということです。
最終的には、訓練された人間の感覚が一番優れているということを覚えておいてください。
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正しい知識を得る
まず大前提として、正しい過去検証を行うために正しい知識がなければいけません。
ただやみくもに過去チャートを見ながら、値動きの法則性や大きく動くポイントなどを探しあてるのは至難の業でしょう。
知識がない状態で過去検証をするということは、全くのゼロから新しい技術を確立するようなものです。
じゃ、どうするのか?
先人の知恵を借りればいいだけです。
テクニカル分析というものは100年以上続けられてきており、これまでに多くの人が有効な理論や法則を残してきています。
そして、誰もが参考にする理論や法則であるほど、相場で有効に機能します。
であれば、その理論・法則を学んで使えるようにすればいいですよね!(*´ω`*)
過去検証の前段階として勉強するべき理論・法則は次の通りです。
正しい知識
・ダウ理論
・グランビルの法則、移動平均線
・エリオット波動
・チャートパターン
この程度で充分です。
他の特殊な理論は必要ないどころか害になる可能性の方が高いですね。
なぜならば、使う人が少ない理論ほど、有効には機能しないからです。
上記した理論・法則は世界中のほとんどのトレーダーが意識しているものです。
つまり、
誰もが使っている『世界共通ルール』
となり、注目されるところ・重要な節目などが共通であるため、
優位性のあるポイントを見つけやすい
というワケです。
優位性のあるポイントとは簡単に言ってしまえば、
・誰もが上がると思うところ
・誰もが下がると思うところ
になります。
この『誰もが』というところが非常に大事な考え方です。
誰もが使っているルールに従うからこそ、誰もが注目するところがわかるんです。
※重要なことなので繰り返しています
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ケーススタディ
ケーススタディとは、答えを見ながら『答えに至る根拠』を明確にする訓練です。
つまり、出来上がったチャートを参照しながら後付けで根拠を考えていく作業になります。
ケーススタディのコツはアウトプットです。
必ず、エントリーや決済の根拠を、理路整然と言葉に発しながら行うことが大切です。
たとえ1人で行うときでも、言葉にすることで理解が早まります。
自分の言葉を一番聞いているのは自分自身だからです。
ケーススタディを揶揄して『後付けならなんとでも言える』という人もいますが、そんなことはありません。
ちゃんと勉強をして理論・法則を理解していない人が、説得力のある根拠の解説などできませんよ。
逆にいえば、後付けでの解説すらできないのであれば、圧倒的に勉強不足だということです。
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ケーススタディに必要なツール
ケーススタディを行う上で、絶対に必要なツールがあります。
それが、同期ツールです。
複数の時間軸のチャートを同時に表示した時に、同じ場面を検証する必要があるからです。
同期ツールがなければ、過去チャートでのマルチタイムフレーム分析はとてつもなく時間がかかる作業となってしまいます。
ローソク足の同期だけでいいなら、動作の軽いShiftChart で充分です。
レートまで同期させたいならMT4VT_Chart です。
MT4VT_Trade を組み合わせることにより、ケーススタディにもシミュレーションにも対応可能です。
ただし、長期間のチャートになると動作が重くなります。
※ShiftChart、MT4VT_Tradeの導入と使用方法はこちら。
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実例
では、実際のチャートでケーススタディの進め方を解説します。
わかりやすいように、一枚目の画像は垂直線を中央に表示しています。
日足から15分足までをShiftChart で同期させています。(中央の赤垂直線)
右下の15分足の矢印がエントリーポイントになります。
4時間足から15分足まで見事に下降トレンドですね。
15分足を見ると、何度も同じラインで跳ね返されているのがわかります。
同時に高値も切り下がってボラティリティが収縮しており、チャートパターンでいう『アセンディングトライアングル』からの下抜けということになります。
サポートラインで跳ね返されるたびに、
・抜けたら続伸するという新規売り勢の思惑(新規売)
・抜けたら損切りするという買い保有勢の思惑(損切り売)
がどんどん貯まっていき、下抜けが明確になった時点で大きく売り浴びせられることになりました。
さらに1波の下降によって、日足のネックラインも割ることにより更なる下降につながっています。
このように、大きく動いた場所に対して明確に根拠付けをしていくのがケーススタディです。
次に、同期している垂直線を右端に寄せて、エントリーポイントまで戻します。
この工程は非常に重要なので必ず行ってください。
作成する垂直線の位置をチャート右側に設定します。
エントリー位置まで垂直線を移動するとこうなります。
この状態をよく頭に叩き込んでください。
日足直近、4時間足、1時間足全て下降トレンドなのがわかりますよね。
対して15分足は少し様子が違います。
高値はどんどん切り下げてきていますが、安値は同じラインで何度もサポートされています。
つまり、ボラティリティがギュッと収束している状態です。
レートは収束と拡散を繰り返すといった特性がありますから、エントリーするのは収束から拡散へ向かうタイミングとなります。
このチャートの場合、何度も止められているサポートラインを実線で下抜けたらエントリーです。
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スケールの調整で見やすくする
少し余談になりますが、ボラティリティが低下したチャートを見やすくする工夫を書いておきますね。(*´ω`*)
チャートのスケールは上下いっぱい使うように自動調整されます。
ボラティリティが低下した場合、ちょっとの値動きが大きく表示されてしまって見にくいというなら、右端のレート部分をドラッグすることでスケールを縮小することができます。
こんな感じ。
ほんの少しのレートのズレが気になってラインが引きにくいなどの場合でも、見やすく変更することができます。
さらにボラティリティが低下しているにもかかわらず、チャートの上下いっぱいにレートが広がっていると、少しの変動が非常に大きく感じてしまいます。
このように、全体の下降から見るとまだまだ下降余地があるにもかかわらず、怖くて売れないという状態になります。
レートが下降するに従って、上下に大きく表示されていたチャートが縮小されます。
慣れない人はここまできてやっと『サポートライン割れでエントリーだったな』と思うワケです。
ここで『慣れない』という言葉を使いましたが、ここも非常に重要なポイントです。
どんな技能であろうとも、考えているだけでは進歩しません。
実際に行動に起こして慣れることが大事です。
ですから、何度も繰り返しサクサクと行えるケーススタディを行って、チャートの動きを脳にインストールしていきましょう。
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シミュレーション
シミュレーションは、答えを隠して『チャートから根拠を見出す』ための訓練です。
ケーススタディで身に着けた相場観が正しいのかを図る意味もあります。
過去検証をざっと2パターンに分けるとすれば、
・ケーススタディ:勉強
・シミュレーション:練習
といった位置づけになります。
ケーススタディとシミュレーションの主な違いは、
試行錯誤の有無
です。
シミュレーションはケーススタディに比べ、初心者にはハードルが高いです。
なぜならば、
自分の実力がないことをイヤというほど思い知らされる
からです。
勉強もケーススタディもなしにシミュレーションをすると、あまりの結果に愕然とします。
本当に面白いほど負けまくります。( ゚Д゚)
しかし、それが今の自分の実力・現状なんです。
自分の能力がないと突き付けられるのは、ツラいことです。
人が何かに挑戦して挫折するのは、自分の弱さを認めることができないからです。
ポイント
本当に成功したいのであれば、自分の現状に向かい合い、失敗から逃げずに克服しなくてはいけません。
シミュレーションを行う際には、
『さぁ!失敗から学んでやるぞ!』
くらいの意気込みと覚悟を持って、のぞんで欲しいと思います。
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シミュレーションに必要なツール
一番身近なシミュレーションといえばデモトレードですが、時間の経過がリアルと同じため回数がこなせません。
ですから、必然的にシミュレーションツールを使用することになります。
お勧めのシミュレーションツールは、
です。
MT4に組み込んで作動するので、インジケーター類がそのまま使用できるのが特徴です。
つまり、アラートツールやサインツールの検証や、アラートの取捨選択などの練習も出来るという事です。
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検証の復習と繰り返しでトレードは上達する
検証作業全てに言えることですが、必ず復習を行うことが大切です。
やりっぱなしではダメってことですよ!
ケーススタディでは、必ずエントリーポイントやその前まで垂直線を戻して、エントリーを想定した練習をします。
シミュレーションでは、逃したエントリーや失敗トレードを振り返り、スクショなどに撮って何度も見返してください。
復習の際には、エントリー・決済の根拠を理路整然と解説できることが重要です。
理解できていなければ解説はできませんので、もう一度勉強をやり直します。
このように何度も繰り返し検証を行うことで、トレードの実力がついてきます。
1つ1つの理論・法則・チャートパターンなど、
・わからなかったことがわかるようになる
・できなかったことができるようになる
ことで、成長の実感を得られます。
あとはできるまで継続あるのみです。
簡単ですよね!d(´ω`*)
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まとめ
お疲れさまでした。
この記事では、トレード技能の習得に絶対に欠かせない過去検証の手順を解説しました。
『検証が大事とはよく聞くけれど、具体的にどうしていいかわからない』
なんて人はぜひ参考にしてみてください。
どんな技能であろうとも、正しい知識があれば慣れで何とかなりますよね。
ただ、FXの場合、技能を取得するための体系的な方法が確立されていません。
正確にいえば、体系的な方法はあるけど気が付かないんですよね。
その結果、楽をしようとして聖杯探し・手法探しなどにのめり込んで、貴重な時間とお金を無駄にしてしまうというワケです。
勝ち続けられる手法なんてものは存在しないので、手法探しをしている間は絶対に勝てるようにはなりません。
楽しようとするのは悪い事ではなく、やり方が間違っているということです。
楽をしたいのであれば、
基本を身につける
のが一番の近道です。
世界中のトレーダーが参考にしている理論・法則を勉強し、使えるようになるまで練習をすることでトレードで勝てるようになります。
決して簡単ではありませんが、別に誰もできないほどの特別な努力は必要ありません。
『プロスポーツ選手』や『プロ歌手』『芸能人』のような【狭き門】じゃないんです。
それではまた。
今はまだピンとこないかもしれませんが、検証を続けていればいつかわかる時がきます。
安心して日々の努力を継続していってください。
ヒロセ
追記
※当ブログから練習君プレミアムを購入していただいた人向けに、特典レポートを作成しました。
紹介記事はこちら。