どうも。
ヒロセです。
FXで安全に儲けるためには、資金は多い方がいいことはなんとなくわかります。
ですが、誰でもそんなお金を用意できるわけではないですよね・・
ポイント
貯金しながらFXで儲けたい
なにかいい方法があれば知りたい
このような悩みにお答えします。
この記事では、貯金とFXトレードを同時進行で行う方法を解説します。
この方法なら、定期預金のように一定額を入金して、それに応じたポジションでトレードができます。
最初にまとまったお金を用意しなくていいので、いつでも始められますよ。
是非一緒に始めましょう！
目次
FX口座で貯金をしながら儲ける方法
この記事でご紹介する手法は、
『定額積立』
『手動トラリピ』
を組み合わせたような方法になります。
ていがくつみたてとしゅどうとらりぴをくみあわせたようなほうほう
って長いし呼びにくくて不便なので、勝手に
『積立イフダン』
と呼んでます。
最初に『通貨ペア』と『想定レンジ』を決めたら、あとの手順としてはこんな感じ。
ポイント
・定期的にFX口座に入金する
・入金額とレートに応じた量の成行ポジションを建てる
・建てたポジションに決済注文を入れる
・決済されたら、同等のイフダン注文をリピートする
・ポジションが増えてきたら統合する
これを繰り返します。
口座に定期的に入金して、額に応じてポジションを建てていくため、
最初にまとまった資金を用意しなくて済むのが最大のメリットです。
メリット、デメリット
この方法のメリット、デメリットをざっと挙げると次のようになります。
メリット
・初期資金がいらない
・積立に対して為替差益が期待できる
・レート変動に強い
・証拠金維持率が急速に悪化しない
・平均取得単価を下げる効果がある
・ほぼ放置できる
デメリット
・退屈
・バックテストができない
半年運用時のシミュレーション
シミュレーションを行うにあたり、次のようにルールを設定します。
運用ルール
・運用通貨ペアはメキシコペソ円
・月に1度、3万円を積立
・レバレッジ3倍、1000通貨単位で買う（端数切捨て）
・0.2円上昇で利確
・利確後、同条件でリピート発注
2020年3月に起こった『コロナショック』の半年前から、この方法で運用していたと仮定して、どのような結果になるのかシミュレーションしてみます。
運用期間：2019年10月初から2020年5月初
・ペソ円日足チャート
行動フロー
・赤矢印：月に一度3万円を入金
・赤丸：レバレッジ3倍、9万円分のペソ円を成行買い（※
・買ったペソ円にプラス0.2円で決済の指値注文を入れる
・青丸：決済成立時、同条件のイフダン注文を発注
※計算式：入金額×レバレッジ÷レート＝30000×3÷5.47＝16453通貨≒1.6万通貨
ルール通りにトレードした結果、チャートのような恰好になります。
『運用期間最終時点』でのトレード実績をまとめてみます。
保有ポジション
| レート | 通貨量 | 通貨額 | 必要証拠金 |
| 5.47 | 16000 | 87520 | 3500.8 |
| 5.61 | 16000 | 89760 | 3590.4 |
| 5.6 | 16000 | 89600 | 3584 |
| 5.73 | 15000 | 85950 | 3438 |
| 5.8 | 15000 | 87000 | 3480 |
| 5.4 | 16000 | 86400 | 3456 |
| 4.53 | 19000 | 86070 | 3442.8 |
| 4.5 | 20000 | 90000 | 3600 |
| 合計 | 133000 | 702300 | 28092 |
・ポジション合計：13万3千通貨
・平均取得単価：5.28円
計算式：平均取得単価＝通貨額合計÷通貨量合計＝702300÷133000≒5.28
必要証拠金＝通貨額×0.04
資金合計
・入金額合計：3万円×8＝24万円
・利確額合計：12600円
・資金合計：25万2600円
未確定損益
・未確定損益：‐10万6460円
計算式：現レート‐平均取得単価×通貨量合計＝4.48‐5.28×133000≒‐106460
※算出値は表計算ソフトの値を参照
証拠金維持率
・必要証拠金：2万8092円
・有効証拠金：252600‐106460＝14万6140円
・証拠金維持率：520.2%
計算式：証拠金維持率＝有効証拠金÷必要証拠金×100＝146140÷28092×100≒520.2
あのコロナショックの下落でも十分な証拠金維持率を保てることがわかります。(*´ω｀*)
いくらから運用できる？
まとまったお金がなくても始められる『積立イフダン』ですが、定期的に購入するための資金は必要です。
メキシコペソ円と米ドル円の例でいくらから始められるのか計算してみます。
例）
・ペソ円1000通貨を積み立てる場合：レート5円×1000通貨÷レバレッジ3倍≒2000円
・米ドル円1000通貨を積み立てる場合：レート110円×1000通貨÷レバレッジ3倍≒3万7000円
レバレッジ3倍で2000円あれば、レート6円の通貨が1000通貨買えます。
かなり手軽に始められますよね！d(´ω｀*)
少額から始めて、運用に慣れたら積立額を増やしていくのがお勧めの運用方法ですよ。
積立イフダン向きのFX会社
どんな手法でトレードするにしても、
適したFX会社を選ぶことは非常に大切です。
積立イフダンではポジションを建てるタイミングは、
・入金時
・リピート時
のみです。
なので、基本的に売買回数は少ないです。
スプレッドはそれほど気にする必要はないでしょう。
保有期間が長くなる可能性があるので、プラススワップは多い方がいいですね。
為替差益にプラスしてスワップ益も期待できます。
さらに、定額でポジションを建てるため、1000通貨取引ができるのは必須です。
レートが高い通貨ペアを運用するなら、もっと少ない通貨単位で取引したいところです。
従って、積立イフダン運用でFX会社に求める条件とは次のようになります。
ポイント
・目的の通貨ペアのプラススワップが多い
・1000通貨以下で取引できる
プラススワップが有利なFX会社
・外為ジャパン （DMM.
※これらすべてのFX会社で全通貨ペア1000通貨取引が可能です。
1000通貨以下取引できるFX会社
レートの低い高金利通貨を運用する場合、1000通貨単位で買うのにそれほどお金は必要ないので、スワップの条件で選択すればいいでしょう。
ただし、高金利通貨は基本的に下落していくものです。
それが嫌ならレートの高いメジャー通貨を安く買える会社を選べばOKです。
つまり、
・高金利通貨を扱う、もしくは3万7000円以上積み立てられるなら上記4社
・メジャー通貨を少額で積み立てるなら下記2社
となります。
注意ポイント
スプレッドやスワップポイントは変動します。
取引を行う前に、HPで確認しておきましょう。
まとめ
お疲れ様でした。
この記事では初期資金がなくても貯金しながら始められるFX手法を解説しました。
・FX口座で貯金をしながら儲ける方法：『積立イフダン』
・最初にまとまった資金を用意しなくて済むのが最大のメリット
・成行買いするのでバックテストができないのがデメリット
・メリットが多く、デメリットが少ない
・コロナショックの下落でも十分な証拠金維持率を保てる
・積立額は1000通貨2000円程度からでOK
・適したFX会社を選ぶことは非常に大切
・狙う通貨ペアや積立額で選択するべきFX会社は変わる
以上、こんなところです。
私も4月からLIGHT FXで運用を始めました。
通貨ペアは現在ペソ円を積立ていますが、もしかすると変更するかもしれません。
まだ始めたばかりなので、トレードルールもこれからどんどん洗練されていくでしょう。
実績は折をみて公開することにしています。
※ペソは2ヵ月で利確し、新たにAUDNZDで運用しています。
それではこの辺で。
これからも穏やかな気持ちで資産を増やしていきましょう。
ヒロセ
