どうも。
ヒロセです。
FXで儲けるためには、
元手がたくさんあった方が有利
なのはなんとなくわかりますよね。
でも、そんなお金ありますか?
ポイント
FXで損したくない
具体的な必要金額が知りたい
このような悩みにお答えします。
この記事では、今まとまった資金がなくても少額から安全に始められる方法と、通貨ペアごとの必要金額を解説します。
この方法を使うと、最低必要金額が用意でき次第、入金してFXを始めることができます。
FXで勝ち残れる人は少数派です。
『どうすればFXで儲けていけるのか?』
を考え、実行し、継続した人だけが勝てる世界です。
是非、しっかり理解してお金を効率的に増やしていただきたいと思います。
目次
貯金ゼロから始めるFX
この記事でお伝えする、
『貯金ゼロから始めるFX手法』
は次の通りです。
ポイント
・通貨ペアごとの必要金額を入金する
・入金額に応じた数量を購入する
・購入ポジションに決済注文を発注する
・決済されたら同じ内容のイフダン注文を発注する
・繰り返す
こんな感じです。
私はこの方法を積立イフダンと勝手に呼んでいます。
呼び方があった方が便利ですしね♪d(´ω`*)
積立ですので、レートに応じて数量を変える『定額積立』の考え方を取り入れることも可能です。
なぜ積立イフダンなのか
FXをするのであれば、
儲からないと意味がない
ですよね。
ここでは、FXで勝つ方法を次のように定義します。
FXで勝つ方法
・優位性のあるエントリーを行う
・損失が想定を超えそうであれば損切りを行う
・利確と損切りの収支バランスをプラスにする
・プラスになる方法を継続する
どれも難しそうですよね・・・(;´・ω・)
しかし、積立イフダンならこれらの、
『FXで勝つ方法』を容易に実行可能です。
次項からFXで勝つ方法の各項目について、積立イフダンで実行する方法を解説します。
エントリー方法
積立イフダンで優位性のあるエントリーをする方法は次の通りです。
準備と実行方法に分けて説明します。
準備
1、チャートを数年スパンで表示し、レートの動いた範囲を『想定レンジ』に設定する
2、想定レンジの中央から下限までを買いゾーン、上限までを売りゾーンに分割する
実行方法
1、入金時のレートが買いゾーンなら成行で買い、決済売を指値注文する
2、入金時のレートが売りゾーンなら成行で売り、決済買を指値注文する
コレは私がお勧めする通貨ペア『AUDNZD』の過去5年間のチャートです。
このように上下に分割して、現在レートが下なら買い、上なら売りで入ります。
簡単ですよね?d(´ω`*)
注意ポイント
メキシコペソ円や南アランド円などいわゆる『高金利通貨』は売ってはいけません
なぜならば、マイナススワップが為替差益を上回る可能性が高いからです
買いのみの積立イフダンで運用しましょう
損失の想定方法
損失の想定は期間チャートでの『最悪の事態』を想定します。
積立イフダンにおける最悪の事態とは次の場合です。
買いの場合
もっとも高い金額で買い、想定下限まで保有する
売りの場合
もっとも安い金額で売り、想定上限まで保有する
チャートで表現するとこんな感じ。
コレが積立イフダンで最悪の事態です。
つまり、
これに耐えられるように資金管理をしておけば大丈夫
というわけです。
例えば、
『AUDNZD』を1.075で買って1.000まで耐えられる
という設定(入金額と通貨数量)であれば、
『AUDNZD』を1.050で買えば0.975まで耐えられますよね?
分かりにくい人のために、米ドル円でも説明します。
『米ドル円』を105円で買って90円まで耐えられる
という設定であれば、
『米ドル円』を100円で買えば85円まで耐えられます。
ポイント
最悪の事態で想定レンジの端まで大丈夫な資金管理であれば、
レンジのどこでポジションを建ててもリスクが増えることはありません。
損切りをしないために
利確と損切りの収支バランスをプラスにするためには、
できる限り損切りをしないようにしなければいけません。
損切りをしないためには、チャート期間を長く設定します。
例えば、上記した『AUDNZD』の期間を1ヵ月にしてみます。
想定レンジは1.064~1.088になりました。
これだとレートが簡単に想定レンジを超えてしまいそうですよね?( ゚Д゚)
想定レンジを超えそうになる度に損切りを行っていては、
収支バランスがどんどん悪くなっていきます。
かといって、安全を優先させすぎても資金効率が悪くなります。
安全の優先度は人により違いますが、
私は5年程度のチャート範囲をカバーできれば大丈夫
ではないかと考えます。
なぜならば、
積立イフダンでは運用期間が長くなればリスクは下がっていくと考えられるからです。
その理由は、
売りと買いが入れ替わった場合、反対のゾーンの資金は余剰金になるからです。
チャートで確認してみます。
丸印を入れたところで各ポジションを建てたとします。
買いが5回、売りが4回、計9回入金を行ったことになります。
現在、レートが買いゾーンにあるとすれば、
売りポジションは全て利確しているハズですよね?
つまり、売りポジションを保有するための金額は、
丸々余っている
ことになります。
新たに入金するまでは、買いポジションを全て建てても5つです。
資金はポジション9つ分あります。
コレが、運用によりリスクが下がっていく理由です。
ただし、それでも想定を超える事態に陥れば損切りをしなければいけません。
積立イフダンの損切りはトラリピと同様、確定損をできるだけ少なくポジションを減らす方法がお勧めです。
積立イフダンは続けやすい
収支のバランスがプラスに出来たのなら、あとは続けるだけです。
しかし、続けるのがメチャクチャしんどいと続けることが困難ですよね・・
その点、積立イフダンは非常に続けやすいと言えます。
なぜなら、
運用に伴った労働がほとんどない
からです。
エントリーは、レートがゾーンのどちら側に入っているか判別するだけなので一瞬です。
ゾーン内に入ってさえいれば、どこだろうとエントリーOKです。
決済は指値を入れておけば自動です。
決済されたら、同じ注文をイフダンで繰り返します。
つまり、FXトレードには当たり前とも思われている、
チャート監視がいらない
というわけです。
重要なのは最初の資金管理、
つまり、ポジション量に対しての必要金額を計算することだけです。
必要金額の計算方法
それでは、積立イフダンを始めるのにいくらお金が必要なのか?
計算方法を解説します。
今回は例に挙げた『AUDNZD』で計算してみます。
最悪の想定である、
『AUDNZD』を1.075で買って1.000まで耐えられる設定
をクリアできれば合格です。
計算にはマネースクエアの『運用試算表』を使用します。
運用試算表の使用には口座開設が必要です。
運用試算表は『対ドル用』『買い新規』に設定します。
外貨同士の組み合わせなら、通貨ペアはなんでも計算できますので、ユーロドルにでも設定しておけばOKです。
・『運用予定額』はロスカットに合わせて調整するので、最初は適当でいいです。
・『レンジ幅』は買いゾーンの最高値を両方同じ数値で入力してください。
・『本数』は1本です。
・『通貨数』は1000通貨を入力。
・『利益』は100pips上昇で利確するとして10ドルにします。
・『円レート』は決済通貨、今回はAUDNZDなのでNZDの円レートを入力してください。
これで『計算スタート』を押せば、
資金1万円、レート1.075で1000通貨買ったAUDNZDがどこまでの下落に耐えられるか算出されます。
今回の場合『0.97099ニュージーランドドル』となりました。
チャートから設定した買いゾーンの下限1.000よりも低くなったのでこの設定でOKです。
つまり、
『AUDNZD』の積立イフダンを始める最低必要資金は1000通貨あたり1万円。
その場合のロスカットは0.97099となりました。
金額を増やす場合はこの比率で通貨数を上げていけばいいワケです。
通貨ペアごとの最低必要金額
ここまでで、必要金額の算出方法は理解できましたでしょうか?
ちょっと復習してみます。
・チャートから想定レンジを決め、上下のゾーンに分割する
・最悪の事態として、ゾーンの端から端までレートが移動した場合を想定する
・最悪の事態でも大丈夫なように資金を設定する
それでは、代表的な通貨ペアで、
積立イフダンを始めるための最低必要金額
を割り出してみます。
参照チャートは5年間、1回入金で建てる通貨数は1000通貨とします。
通貨ペア | 必要金額 | 想定レンジ | ロスカット |
米ドル円 | 16000円 | 100~125円 | 100円 |
ユーロ円 | 20000円 | 110~140円 | 109.375円 |
豪ドル円 | 21000円 | 60~96円 | 59.375円 |
ランド円 | 2700円 | 5.7~8.1円 | 5.625円 |
ペソ円 | 2000円 | 4.2~6.0円 | 4.167円 |
※ランド円とペソ円の想定レンジは買いゾーンのみとしています。
こんな感じですね。
意外と米ドル円が安価から始めることができますね。
計算方法を理解していれば、他の通貨ペアも簡単に算出することができますよ!d(´ω`*)
ちなみに私のお勧め通貨ペアはやっぱり『AUDNZD』です。
AUDNZDをLIGHT FXで運用することにより、スプレッドが狭く、マイナススワップの影響を最小限に抑えた積立イフダンの運用ができます。
まとめ
お疲れ様でした。
この記事では、貯金がゼロでも少額を入金することで始められる『積立イフダン』の解説と、各通貨ペアでの最低必要金額の例を算出してみました。
・必要金額を入金するごとにポジションを建てるのでまとまった資金が必要ない
・積立イフダンならFXで勝つ方法を容易に実行可能
・優位性の高いエントリーはゾーンで判断する
・最悪の事態を想定して耐えられるように資金管理をする
・レンジのどこでポジションを建ててもリスクが増えることはない
・損切りをしないためにはチャート期間を長く設定する
・運用期間が長くなればリスクは下がっていく
・売りと買いが入れ替わった場合、反対のゾーンの資金は余剰金になる
・想定を超える事態に陥れば損切りをしなければいけない
・積立イフダンの損切りはトラリピと同様
・積立イフダンなら運用に伴った労働がほとんどない
以上、こんなところです。
決済の利確幅については軽くしか触れていませんが、いくらでも結構です。
ただ、あまりに狭くしてしまうとポジションが0になり資金が遊んでしまいますよね。
参考まで言っておくと100~200pips、1~2円、高金利通貨なら0.1~0.2円程度が適当なんではないでしょうか?
利確幅は、トラリピバックテストが参考になります。
それではこの辺で。
少額ずつでも入金して、FXで労せず稼げるという成功体験をしてみてくださいね。
ヒロセ