どうも。
ヒロセです。
FXで大損しないためには資金管理が絶対に必要です。
どんな手法でも例外はありません。
ポイント
![](https://gyakuehu.com/wp-content/uploads/2019/06/567880-60x60.jpg)
毎回計算する時間がもったいない
何かいい方法があれば知りたい
このような悩みにお答えします。
この記事では、アイネット証券 のループ系自動売買『ループイフダン』の資金管理ツールの使い方を解説します。
もちろん資金管理で大事なことは、内容をしっかりと理解することです。
しかし、毎度毎度ゼロから計算することはありませんよね。
やるべきことさえわかっていれば、ツールを便利に使って時間を短縮すればいいんです。
時間は有限です。
是非この記事で、あなたの大切な時間を節約するお手伝いができればと思います。
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目次
ループ系FXの資金管理
ループ系FX運用の資金管理でやるべき事は、
ポイント
ロスカットされない運用プランを設定すること
です。
ロスカットされないようにするためには、
最悪の事態を想定し準備しておく
ことが必要です。
『ループイフダン』が運用できるアイネット証券では、
最悪の事態に必要な『目安資金』が簡単にわかるように2つの表が用意されています。
それが、
『レート変動幅確認表』
『目安資金表』
です。
この2つの表を組み合わせることで、
運用に必要な目安資金が簡単にわかるようになっています。
これらの表は口座開設をしていなくても使用することができます。
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資金管理の手順
ループ系FX運用の資金管理手順は次の通りです。
ポイント
1、運用通貨ペアとチャート周期を決める
2、決めたチャート周期でどれだけのレート変動があったのかを確認する
3、レート変動幅内に設定する値幅を決める
4、最悪の事態の取引証拠金額を計算する
5、最悪の事態の損失合計額を計算する
6、目安資金を計算する
各手順を、
『普通に計算する場合』と、
『目安資金表を使う場合』を、
照らし合わせながら解説していきます。
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通貨ペアとチャート周期を決める
ここでは、例として
・通貨ペア:米ドル円
・チャート周期:5年
で設定していきます。
チャート周期が長いほど、レート変動幅が大きくなりカバーするための資金が多く必要になります。
大きな変動幅をカバーしているので、外れるリスクが小さく安全性は高くなります。
通貨ペアとチャート周期が決まれば、期間チャートとレート変動幅確認表で確認します。
※レート変動幅確認表で確認できるチャート周期は次の通りです。
『10年』『5年』『3年』『1年』『3ヵ月』
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どれだけのレート変動があったのかを確認
米ドル円期間チャート
赤ラインが期間中の最低レート、青ラインが最高レートです。
レート変動幅確認表
通貨ペアと周期が交差するところが、期間中のレート変動数値です。
高値と安値も一目でわかります。
目的の通貨ペアは下部のスライダーで探してください。
・レート変動幅:26.3円
・高値:125.867円
・安値:99.532円
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設定値幅を決める
ここでいう『設定値幅』とは、マネースクエアでいうところのトラップ値幅のことです。
アイネット証券ではトラップ値幅=利確幅として設定されます。
(レート変動幅÷設定値幅+1)がポジション数になります。
設定値幅が狭ければ、ポジション数が多くなり、必要資金額が多くなります。
今回は設定値幅を1円、つまり100銭とします。
目安資金表
目安資金表で『通貨ペア』をクリックすることで、対応した表が表示されます。
『設定値幅』『想定する変動額』が交差するところが必要資金とポジション数です。
・損失合計額:496,000円
・取引証拠金:139,500円
・目安必要資金:635,500円
・ポジション数:31本
想定する変動幅は、レート変動幅よりも1段広い数値を選択してください。
今回のレート変動幅は26.3円だったので、30円を選択します。
※ハーフ&ハーフの場合、変動幅の半額+1段を選択します。
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最悪の事態の取引証拠金額を計算
目安資金表を使用すると、対応した表を選択することで必要金額がわかります。
しかし、使用しない場合は算出する必要があります。
証拠金計算式
取得レート×数量×0.04
※取得レート:ポジションを建てた時点でのレート
各ポジションの証拠金を全て合計することで、取引証拠金となります。
つまりこんな感じ。
126×1000×0.04
+125×1000×0.04
+124×1000×0.04
+123×1000×0.04
+122×1000×0.04
…
…
計31本
めんどくさいですよね・・(;´・ω・)
※目安資金表では証拠金額はレートに関係なく固定されています
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最悪の事態の損失合計額を計算
こちらも目安資金表を使用しない場合、算出する必要があります。
損失額計算式
(現レート‐取得レート)×通貨量
全てのポジションを損失額を合計することで損失合計額となります。
あーめんどくさ!( ゚Д゚)
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目安資金を計算
目安資金は上記で算出した、
『取引証拠金額』『損失合計額』の合計
になります。
これで資金管理に必要な設定と金額がすべて出揃いました。
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目安資金表のメリット
ご覧いただいたように、資金管理ツールを使用することで、
4、最悪の事態の取引証拠金額を計算する
5、最悪の事態の損失合計額を計算する
6、目安資金を計算する
の資金管理手順を省略することができます。
おまけにレート変動幅確認表がチャートの代わりになっていますので、チャートを別で開く必要もありません。
やることといえば、スライダーの操作と通貨ペアの選択のみです。
文字や数字を入力するという必要が全くなく、
マネースクエアの運用試算表に比べると非常に楽に計算できます。
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目安資金表のデメリット
レート変動幅確認表にしても目安資金表にしても、細かい設定変更はできません。
あくまでもプリセットされた、
『チャート周期』
『想定変動幅』
『設定値幅』
の中から選択することになります。
取引単位は1000通貨、レートで変動するハズの証拠金も固定です。
※高金利通貨は10000通貨
とにかく簡単に目安資金額がわかるという代償として正確さを犠牲にしているわけです。
ロスカットレートなどの算出もできません。
また、米ドル円やユーロ円の設定値幅が『10~100銭』に対し、
高金利通貨の設定値幅は『25~200銭』となっているのも謎ですね・・(;´・ω・)
想定変動幅もレートに合わせた数値になっているとは言えず、
高金利通貨では使えない
と判断するしかありません。
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まとめ
お疲れ様でした。
この記事では、アイネット証券の資金管理ツール『レート変動幅確認表』『目安資金表』の使い方を解説しました。
・大損しないためには資金管理が絶対に必要
・ループ系FXの資金管理:ロスカットされない運用プランを設定すること
・ロスカットされないよう最悪の事態を想定し準備しておく
・チャート周期が長い→変動幅が大きい→資金が多く必要→安全
・(レート変動幅÷設定値幅+1)=ポジション数
・想定する変動幅はレート変動幅よりも1段広い数値を選択
・目安資金表のメリット:資金管理手順を省略することができる
・運用試算表に比べると非常に楽
・目安資金表のデメリット:細かい設定変更はできない
・簡単さに特化していて正確さを犠牲にしている
・謎設定により高金利通貨では使えない
こんなところです。
あらかじめ『期間』『値幅』などを決めている場合、ホントに簡単に目安金額がわかります。
あとは運用金額に合わせて取引単位を変更するだけです。
ページ単体で完結するので、慣れると10秒程度で完了します。マジです。d(´ω`*)
色々な通貨ペアの色々な設定をサクッと計算したい場合などに便利ですよね。
マネースクエア の運用試算表だと、
チャートを別で開き想定レンジを決めてから、各項目を入力する必要があります。
比較してしまうと非常に煩わしく感じてしまいます・・(;^ω^)
ただし、目安はあくまでも目安でしかありません。
正確を期す場合、もしくはロスカットレートを知りたい場合などは運用試算表を使いましょう。
それでも表計算ソフトを使うより全然速いですからね!
それではこの辺で。
目的に応じてツールを使い分けることで無駄な手間を省きましょう。
ヒロセ