どうも。
裁量トレードでも、隙あらばラクしたいトラリパーヒロセです。
FXの売買シグナル配信といえば、
お金を払ってミラートレード
をするイメージがありますよね・・
どうも胡散臭い匂いがプンプンします。(;´・ω・)
ところが、MT4を使用すると、
売買シグナルを知らせてくれるインジケーターが無料で使えます。
もし、無料のインジケーターに従ってトレードしたらどうなるのか?
気になりませんか?
ポイント
決めた通りトレードするだけなら楽なのに・・
過去検証したデータが見たい
このような悩みにお答えします。
この記事では、相場転換を示唆するパターンを、チャート上に表示するインジケーターの過去検証を行っています。
インジケーターが示すシグナルに沿って、ルール通りにトレードした場合のトレード結果を7通貨ペアでレポートを取りました。
これで明らかな優位性が認められれば、楽チンですよね!
もちろんルールを守るためには、人の手で注文を出さなくてはいけませんが、
アラート設定をしておけば、チャート監視のストレスは大幅に減らせます。
ぜひ、あなたのトレードの省力化に役立てていただければと思います。
目次
FXはシグナルツールで稼げるのか
今回の検証に使ったインジケーターはこちら。
このインジケーターは、相場転換のチャートパターンと言われている、
『ダブルトップ、ボトム』『ヘッド&ショルダー』
などを検出して、チャート上に表示してくれるツールです。
チャートとルールを固定して、インジケーターに盲目的に従った疑似トレードを、7通貨ペアで行いました。
トレードルール
今回検証を行うトレードルールを解説します。
エントリー
price-patternsをチャートに適用し、チャートパターンが成立した次のローソク足で、
パターンの色に従ってエントリーします。
・緑:買エントリー
・赤:売エントリー
エントリーが決まったら、逆方向の直近高値安値を損切りラインとし、エントリーラインを挟んだ損益率1のラインで利確するものとします。
※トライアングルとウェッジは無効に設定
決済
決済はヒゲを含めたローソク足が、ラインに引っかかった時点の終値で決済とします。
早速、損切り発動してますね・・(;^ω^)
これで、トレード回数1回、確定損益-17.6pipsとなります。
※チャートは1時間足に固定し、上位足下位足は一切参照しません。
スプレッドは全ての通貨ペアで1pips固定です。
USDJPY
・通貨ペア:USDJPY
・期間:2019/12/10~2020/9/18
・トレード回数:39(勝:23 負:16)
・勝率:59.0%
・合計:279.1pips
・勝:668.6pips 負:-389.5pips
・平均利益:29.1pips 平均損失:-24.3pips
・R倍数(損益率):1.19
・プロフィットファクター(総利益÷総損失):1.72
EURJPY
・通貨ペア:EURJPY
・期間:2019/12/05~2020/9/18
・トレード回数:32(勝:21 負:11)
・勝率:65.6%
・合計:400.5pips
・勝:884.0pips 負:-483.5pips
・平均利益:42.1pips 平均損失:-44.0pips
・R倍数(損益率):0.96
・プロフィットファクター(総利益÷総損失):1.82
GBPJPY
・通貨ペア:GBPJPY
・期間:2019/12/6~2020/9/18
・トレード回数:46(勝:28 負:18)
・勝率:60.9%
・合計:920.7pips
・勝:2001.0pips 負:-1080.3pips
・平均利益:71.5pips 平均損失:-60.0pips
・R倍数(損益率):1.19
・プロフィットファクター(総利益÷総損失):1.85
AUDJPY
・通貨ペア:AUDJPY
・期間:2019/12/04~2020/9/18
・トレード回数:26(勝:18 負:8)
・勝率:69.2%
・合計:647.0pips
・勝:888.2pips 負:-241.2pips
・平均利益:49.3pips 平均損失:-30.2pips
・R倍数(損益率):1.64
・プロフィットファクター(総利益÷総損失):3.68
EURUSD
・通貨ペア:EURUSD
・期間:2019/12/03~2020/9/18
・トレード回数:22(勝:14 負:8)
・勝率:63.6%
・合計:280.4pips
・勝:514.9pips 負:-234.5pips
・平均利益:36.8pips 平均損失:-29.3pips
・R倍数(損益率):1.25
・プロフィットファクター(総利益÷総損失):2.20
GBPUSD
・通貨ペア:GBPUSD
・期間:2019/12/06~2020/9/18
・トレード回数:35(勝:24 負:11)
・勝率:68.6%
・合計:474.5pips
・勝:978.6pips 負:-504.1pips
・平均利益:40.8pips 平均損失:-45.8pips
・R倍数(損益率):0.89
・プロフィットファクター(総利益÷総損失):1.94
AUDUSD
・通貨ペア:AUDUSD
・期間:2019/12/10~2020/9/18
・トレード回数:33(勝:16 負:17)
・勝率:48.5%
・合計:-80pips
・勝:662.4pips 負:-742.4pips
・平均利益:41.4pips 平均損失:-43.7pips
・R倍数(損益率):0.95
・プロフィットファクター(総利益÷総損失):0.89
比較表
勝率 | 損益率 | 獲得pips | プロフィットファクター | |
USDJPY | 59.0 | 1.19 | 279.1 | 1.72 |
EURJPY | 65.6 | 0.96 | 400.5 | 1.82 |
GBPJPY | 60.9 | 1.19 | 920.7 | 1.85 |
AUDJPY | 69.2 | 1.64 | 647.0 | 3.68 |
EURUSD | 63.6 | 1.25 | 280.4 | 2.20 |
GBPUSD | 68.6 | 0.89 | 474.5 | 1.94 |
AUDUSD | 48.5 | 0.95 | -80.0 | 0.89 |
まさかのAUDUSD以外は、結構な勢いで勝ち越しとなりました!d(´ω`*)
一言感想を言わせてもらえれば、
『もうこれでいいんじゃないの?』
って感じです。
ただし、リアルトレードをするとなると、
パターン成立が検証と同じようになるとは限りません。
パターンが成立して、どの時点でアラートが鳴るかもまだ検証が必要です。
しかし、優位性はあると断言してもいいデータですよね!
これから、インジケーターや時間足を変更して検証するのも希望が持てる結果となりました。
いくら疑似トレードとはいえ、コレだけ勝てると楽しいものです。
検証すれどもすれども優位性もなにもわからなかったら、やる気なくしてしまいますからね・・(;^ω^)
まとめ
お疲れさまでした。
この記事では、相場転換を示唆するパターンを、チャート上に表示するインジケーターの過去検証を行いました。
7通貨ペアで、233回にも及ぶ疑似トレードを行いましたが、結果は驚くべき数値でした。
10カ月程度の検証で、コレだけの成績がインジケーター任せで出るのなら、
ヘタなチャート分析よりもお得な気がします。
環境認識や下位足でのエントリータイミングなどを工夫すれば、さらに利回りを上げていけそうですよね。
いや~、しんどかったけどやってみて良かったです。
後はさらに検証で根拠を固めつつ、少額でフォワードテストで結果を残していけば、
自信を持って運用できるのではないでしょうか。
それではこの辺で。
なにも好き好んで苦労する必要はありません。
トラリピやEA以外でもこのような方法で利益を得ながら、徐々に裁量トレードのスキルを身につけていけばいいんです。
ヒロセ