どうも。
とうとうEA自作を考え始めたMTヒロセです。
海外FX口座といえば、ハイレバレッジの他に、取引ツールにMT4を使用しているところが多いのが特徴です。
従って、海外口座を使おうって人は、
・ハイレバレッジで一発逆転を狙う
・自動売買で放置トレードしたい
などが主な目的じゃないかと思います。
かくいう私も、海外口座2社でEAを稼働させております。
ただし、いくらバックテスト結果が良くても海外口座だと儲からないEAも多くあります。
なぜならば、海外口座の広いスプレッドに耐えられないからです。
では、EAのスプレッド耐性ってどこに注目すればいいんでしょうか?
注意ポイント
ハイレバレッジの一発逆転狙いは破滅への一本道です。
遊び以外で手を出してはいけません。
ポイント
どうすれば海外口座で儲けられるの?
詳しいやり方が知りたい
このような悩みにお答えします。
この記事では、EAのスプレッド耐性の見分け方と、EAの性能をカバーして有り余る海外口座の使い方を解説しています。
例え国内の口座でも、MT4で自動売買をしようと思えば、結果的に実質スプレッドが広くなったりすることが多いです。
スプレッド耐性はEAの性能の一部に過ぎませんが、高いに越したことはありません。
例えスプレッド耐性が低いEAでも、海外口座特有のサービスをうまく使えば儲けることが可能ですよ。d(´ω`*)
ぜひ、デメリットを抑えながらメリットを伸ばす運用方法をうまく使って儲けていただきたいと思います。
目次
海外FXでEAが勝てない理由
まず初めに、私も使用している優秀なEAのバックテスト結果をご覧いただきましょう。
なるべく直近の成績を見ていただきたいので、2018年からと短めにしています。
2つの口座で運用した場合を想定しているので、比較してみてください。
テスト期間もパラメータも全く同じEAです。
ところが、結果は全然違いますよね・・(;´・ω・)
実は、2つのテストレポートの違いはスプレッドです。
・上レポート:スプレッド0.3pips
・下レポート:スプレッド2.3pips
上のレポートは国内口座である【FXTF】、下のレポートは海外口座である【XMTrading】での運用を想定しています。
※FXTFでは新規口座でのEA使用はできません。
なぜスプレッド耐性が違うのか
なぜ2pipsほどのスプレッドの違いで、コレだけ結果が違うのか?
実際に私が【FXTF】で運用している上記EAと、【XM】で運用しているEAの2月に入ってからのCSVレポートを比較してみます。
FXTFの使用EA
XMの使用EA
2月に入ってから10日ほどで、FXTFで約2万円、XMで5.8万円の利益が出ています。
どちらも優秀ですよね~d(´ω`*)
では、表の『D列』『I列』に注目してみてください。
・FXTFの使用EA:ロット多め、獲得pips少な目
・XMの使用EA:ロット少な目、獲得pips多め
という傾向になっていますよね。
仮に、それぞれのEAの平均獲得pipsを次のように仮定してみます。
平均獲得pips
・FXTF:5pips
・XM:22pips
さてここで問題です。
ポイント
平均獲得pipsが『5』『22』の2つのEAがあります。
スプレッドが2pips広がった場合、どちらがより影響を受けるでしょうか?
もうお分かりですよね!?
『5』を取るために『5.3』の変動が必要だったものが『7.3』必要になるワケです。
『22』を取るために『24.3』必要なのとはスプレッドの割合が全く違います。
そりゃ、結果も違って当然ってもんです。(;^ω^)
つまり、スプレッド耐性とは、
獲得利益中のスプレッドの割合で大きく違う
ということです。
スプレッド耐性の低さを補う方法
上記した通り、狙う利確幅でスプレッド耐性は大きく違います。
かと言って、利確幅は広ければ広いほどいいかといえばそうではありません。
例えば、保有日数が長くなればマイナススワップなどの問題も出てきます。
利確幅が狭い方が勝負が早いですし、そもそも広い利確幅を狙うのなら手動トラリピなどの方がコストの面でも有利です。
では、どうすればスプレッドの不利を補えるのか?
答えは、
海外口座特有のポイント制度やキャッシュバック、ハイレバレッジをうまく生かす
ことです。
ポイントをボーナスへ交換
実はXMには、トレードをするだけでポイントが貯まる制度があります。
次の画像は私の口座の『ロイヤルティステータス』というもので、レベルに応じてXMP(XMポイント)が貯まっていきます。
XMPはボーナスに変換して、トレードの証拠金として使う事ができます。
私はまだXM歴が短いので最低レベルですが、260ポイント貯まっています。
コレをボーナスに交換すると9,065円の証拠金になると書いていますね。
XMPは3で割った数値をボーナスとして、証拠金に追加できます。
『ロイヤルティステータス』はレベルが上がるごとに、もらえるXMPが増えていき、
Eliteレベルになると1ロット(10万通貨)ごとに20XMPがもらえます。
ボーナスに換算すると20÷3≒6.7ドルです。
つまり、1ロットトレードするごとに6.7ドルずつ証拠金が増えるってワケです。
さらに言い換えれば、実質スプレッドが6.7ポイント狭くなるって事です。
計算式:6.7÷100,000=0.000067=0.67pips
ボーナス分のスプレッド補正テスト
では、その分のスプレッド補正を行って再テストをしてみましょうか。
ヒストリカルデータに採用している『デューカスコピー』(上)と『XM』(下)のリアルスプレッドを比べてみます。
リアルスプレッドの差は『19ポイント』です。
乗数と加算を使用して、19からボーナス分(6.7ポイント)を引いてバックテストを行います。
スプレッド補正は(4×1.05+12)ポイントとします。
実質スプレッド16.2ポイント、23‐6.7=16.3と、最も近い数値に補正できます。
もらえるXMPをボーナスに変えて証拠金を追加することで、このようなグラフになります。
大分良くなりましたよね!d(´ω`*)
キャッシュバック分のスプレッド補正テスト
次に、XMが使えるキャッシュバックサイトであるTariTaliを経由して口座開設を行った場合をテストしてみます。
※XMではキャッシュバックと入金ボーナスの2重取りはできません。XMPは問題なくもらえます。
TariTari経由のキャッシュバックは、オートリベート口座で9ドル、通常口座で8.5ドルです。
9ドルの場合、スプレッド換算で9ポイントになります。
さらにスプレッド補正を行います。
スプレッド補正は(4×1.05+3)ポイントとします。
これで、XMPとキャッシュバックを想定した純益額のシミュレーションができます。
どうでしょうか。
XMPとキャッシュバックをスプレッド換算してテストすると、かなりの純益になりますよね。
ポイント
自動売買そのものが鳴かず飛ばずであっても、XMPとキャッシュバックを併用すれば、確実に儲かっていく事がわかります。
ココさえ理解できれば、海外口座のレバレッジを生かして、国内口座以上の利益も狙えます!
注意点としては、XMPはトレードさえすれば勝手についてきますが、
キャッシュバックサイトは登録が必要
であるということです。
キャッシュバックをもらうには
比較表
最後にXMPとキャッシュバックを使った場合を表にしておきます。
補正なし | XMP使用 | XMP+キャッシュバック | |
純益 | 19,903 | 77,617 | 134,576 |
プロフィットファクタ | 1.07 | 1.28 | 1.52 |
最大ドローダウン | 35,663 | 35,878 | 29,683 |
XMP+キャッシュバックを使用しても、スプレッド0.3pipsの口座には及びません。
が、FXTFのレバレッジは最大25倍、XMは888倍です。
まとめ
お疲れさまでした。
この記事では、EAのスプレッド耐性の見分け方と、EAの性能をカバーして有り余る海外口座の使い方を解説しました。
もちろんスプレッド耐性が高く、勝負が早いEAがあればいうことはありませんが、そんなに都合よくはいきません。
今回、あえてスプレッド耐性の低いEAを例に出しましたが、間違いなく優秀なEAです。
要は『どう使うのか次第』ってことです。
海外口座関連の記事では毎度言っている事ですが、大事な事なので繰り返します。
海外口座はキャッシュバックサイト経由が前提です。
そのまま何もしなければ、ただのレバレッジをかけられるスプレッドの広い口座です。
なぜスプレッドが広いのか?
それは、お客さんが喜びそうなサービス、ハイレバレッジだとかボーナスだとかポイントだとかIB制度などが用意されているからです。
従って、それを使わないとわざわざ広いスプレッドを支払っている意味がありません。
それではまた。
それにしても、FXTFのEA使用を再開して欲しいですね~・・
勿体ないと思いますホント・・(;´・ω・)
ヒロセ