どうも。
ストレスなく儲ける方法研究家のヒロセです。
リピート系の元祖、マネースクエア もお勧めしているトラリピ向け通貨ペアといえば『カナダドル円』です。
元祖がお勧めしているんだからお得に決まってますよね!d(´ω`*)
多分・・
ポイント
どの位の資金があればいいのかな?
具体的な設定と利回り見込みが知りたい
このような疑問にお答えします。
この記事では、15万円あれば可能なカナダドル円のトラリピ設定を3パターンと、
それぞれのバックテスト結果を公開しています。
バックテストの結果を見れば、運用で見込める大体の利回りとより有利な設定がわかりますよ。
是非あなたのトラリピ運用の参考にしていただきたいと思います。
メモ
OANDA Japan デモ口座でのバックテストは結果にスワップが反映されません。
スワップを含めたテスト結果が知りたいのなら、スワップ額を指定して算出するツールが公開されているので、そちらを参照してください。
ツールの使用方法はこちら。
目次
資金15万円で始めるカナダドル円トラリピ
カナダドル円は、
長期的にレートが一方的に変動し続けることがなく、
高低差が比較的少ないことから、
トラリピ運用に向いています。
しかも、手動トラリピでFX会社をちゃんと選んだら、
レートに対してのマイナススワップ割合だってとっても少ないんです。
私も運用しているLIGHT FXでのカナダドル円のスワップ値がこちら。
何もしていないのに資産が減っていくマイナススワップのストレスは想像以上です。
いくら、為替差益の方が多いといっても、
少ないに越したことはありませんよ~d(´ω`*)
トラリピがわからない人はこちらの動画をご覧ください。
さらに詳しくはこちら。
結果
今回、3パターンの利確幅でバックテスト検証を行いました。
早速結果をみていただきましょう!
各利確幅毎の年利を、表とグラフにまとめています。
※表はコンマ1以下四捨五入
おおぅ!!
とてもすごくすごい利回りでました!(о´∀`о)
それではこれ以降、この結果に至った解説をしていきますね~d(´ω`*)
トラリピ設定
以上の結果になったトラリピ設定を公開します。
まずは、同条件でテストを行うために、
全ての利確幅での共通設定を決めておきます。
共通設定
・通貨ペア:カナダドル円
・テスト期間:2015年10月1日~2020年9月30日
・スワップポイント:反映せず
・スプレッド:1.5銭
・手法:ハーフ&ハーフ
・想定レンジ:76~91円
・初期証拠金:必要資金合計を適用(運用試算表にて算出)
・利回り:初期証拠金に対する『総利益』『純益』それぞれの割合
・利確幅=トラップ幅
想定レンジの設定方法
想定レンジは必要資金額に関係します。
実際の5年分の過去チャートを参照して、全ての設定に共通のレンジを決定しています。
カナダドル円期間チャート
期間チャートのほぼ全てのレートの動きをカバーできるように、レンジを想定します。
想定レンジを上下半分に分け、下半分を『買いゾーン』、上半分を『売りゾーン』に設定します。
想定レンジ
・全レンジ:76~91
・買いゾーン:76~83
・売りゾーン:84~91
各ゾーンの想定レンジがきまれば、『利確幅』『トラップ本数』『通貨量』が決められます。
利確幅、トラップ本数、通貨量
各設定の決め方は次の通り。
・利確幅:各ゾーンの高低差が700pipsなので、割り切れる値で3パターン設定
・トラップ本数:高低差÷利確幅+1で算出
・1本あたりの通貨量:利確幅が広くなるごとに倍増
利確幅 | トラップ本数 | 1本あたり通貨量 |
35pips | 21本 | 1000 |
70pips | 11本 | 2000 |
140pips | 6本 | 4000 |
1本あたり通貨量単位は1000通貨なので、
総通貨量を全て同じにすることはできません。
ですので、各設定に対しての必要金額合計を算出し、
必要金額に対しての利回り
を比較することで条件を同等とします。
必要資金額の算出
想定レンジとトラップ本数が決まったので、
運用試算表に証拠金が多く必要な『売り設定』を入力して必要資金額を調べます。
運用試算表の使用は口座開設が必要です。
利確幅35pips
例として、利確幅35pipsのトラリピ設定で必要資金合計を算出しました。
・利確幅35pipsの必要資金:144,060円
となります。
同様に、他の利確幅の必要資金を算出した結果、
このようになりました。
利確幅 | 必要資金 |
35pips | 144,060円 |
70pips | 150,920円 |
140pips | 164,640円 |
MT4入力
バックテストに必要な数値が全て揃ったので、MT4へ入力していきます。
例として、一番狭い利確幅の設定方法を貼っておきます。
ストラテジーテスター
ストラテジーテスターに共通設定を入力します。
・EA:千刻
・通貨ペア:CADJPY
・モデル:全ティック
・期間指定:2015年10月1日~2020年9月30日
・期間:M1(1分足)
・スプレッド:15(1.5銭)
注意ポイント
テストを行いたい通貨ペアがプルダウンに表示されない場合は、次の操作を行ってください。
・気配値表示上で右クリック>全て表示
・テストする通貨ペアを気配値からドラッグ&ドロップ
エキスパート設定
1:ロット、0.01(1000通貨)
2:レンジ最高値:買い83、売り91
3:レンジ最安値:買い76、売り84
4:トラップ幅:35pips
5:利確幅:35pips
6:トラップ本数:21本
※青枠が売りの想定レンジ
このように、各設定を変更しながらバックテストを繰り返します。
さらに詳しいパラメーターはこちらを参照してください。
バックテスト結果
バックテストの準備ができたので、各設定でバックテストを行っていきます。
利確幅35pips
テスト結果
・必要資金:144,060円
・総利益:545,457円
・純益:520,232円
・総利益年利:75.7%
・純益年利:72.2%
※年利=利益÷必要資金×100÷期間月数×12
利確幅70pips
・必要資金:150,920円
・総利益:610,408円
・純益:582,348円
・総利益年利:80.9%
・純益年利:77.2%
利確幅140pips
・必要資金:164,640円
・総利益:676,572円
・純益:644,280円
・総利益年利:82.2%
・純益年利:78.3%
結果比較
もう一度、結果比較表とグラフを貼っておきます。
ちょっとびっくりするくらいいい結果になりました。
この結果になった理由は、カナダドル円のポテンシャルももちろんですが、
チャート範囲がピッタリ合ったことも挙げられます。
以前のバックテストでの期間チャートと、今回を比べてみますね。
期間チャートを4カ月ほど更新したことにより、大幅に想定レンジが狭くなりました。
レンジ下限も1円程あげています。
にもかかわらず、
コロナショックの急落でレンジセンターから一気にレンジ抜けした場合でも、
含み損の割合はさほど増えていませんよね。d(´ω`*)
良く動くレート範囲に資金を集中して、
増えた資金でレンジ抜けの証拠金維持率を保つ
という戦法が、うまくいった例だと思います。
逆に、
利益が積み上がる前に、急落に見舞われたら危ない設定だとも言えます。
今回のテストでも、米ドル円などと同じように、
利確幅はある程度広い方が利回りがいい
という手動トラリピには嬉しい結果になってます。
『暇でおもしろくない』というのであれば、
利確幅を狭くするよりも、
通貨ペアを増やして分散させた方がいいでしょう。
トラリピ運用を続けるのなら『総利益年利』を、
運用をストップするのなら『純益年利』を参照していただければと思います。
まとめ
お疲れさまでした。
この記事では、15万円あれば可能なカナダドル円のトラリピ設定を3パターンと、
それぞれのバックテスト結果を公開しました。
マネースクエア お勧めの通貨ペアだけあって、かなりの利回りが期待できると思います。
しかもカナダドル円はマイナススワップも少なくてハーフ&ハーフにも最適ですよ!
マイナススワップは払いたくない!
でも、プラススワップの通貨ペアへ切り替えるのは面倒・・
って人には、AUDNZDと並び立つ優良トラリピ向け通貨ペアだと思います。
それではこの辺で。
どうせ運用するのなら、お得な通貨ペアを選びましょう!
ヒロセ