どうも。
ヒロセです。
『ナンピン』って言葉をご存知でしょうか?
FXをしてる人なら知ってるとは思いますが、あまりいい意味とは思えないですよね・・
FXをするうえでナンピンは悪手というのがトレーダーの常識みたいになってます。
でも、したくなっちゃいますよね~ナンピン・・
そこで今回は、
ついナンピンしたくなるけど、なんでダメなんだろう?
ナンピンがいい結果になる手法ってないのかな?
なんて疑問にお答えしていきます。
全国の『ナンピンガー』の皆様、必見ですよ!
それではいってみます。
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目次
ナンピンってなに?
ナンピンってのはつまるところどういうことなんでしょうか?
「難」は損のことを指し、それを「平均」することから、難平と書く。言葉の意味から、「何品」と書くのは誤用となる。
買い建てた後に価格が下落した場合、下値で買い増しすることで、1株あたりの買い値(平均取得価格)を下げる手法である。平均取得価格が低くなることで、その後の上げ幅が少なくても、利益が出る・±0・軽微な損失で処分する等が可能となる。これが「ナンピン買い」である。空売りした後で株価が上昇した場合に、上昇後の値段でさらに売り増しする「ナンピン売り」もある。
引用:Wikipedia 難平
なるほど!
FXに当てはめて説明すると、
『損失を平均するために、ポジションを増やすこと』
のようですね。
つまり、買って損失が膨らんだら(レートが下がったら)さらに買って平均取得単価を下げるってことです。
図解で例を挙げて説明します。
黒のラインがレートの推移、赤のラインが買いレートです。
最初、レート100円で1万通貨買いました。
その後、レートが下落して損失が出ました。
そこで、レート80円で1万通貨を買い増ししました。
結果、平均取得単価は100円から90円に下がりました。
この買い増しをする行為をナンピンといいます。
ナンピンした結果、
平均取得単価100円を1万通貨保有→平均取得単価90円を2万通貨保有
となりました。
平均取得単価が下がるとどうなるのか
ナンピンの目的は平均取得単価を下げることでした。
じゃ、なぜ平均取得単価を下げるのかって話ですよね。
なぜならば、
反転した場合に助かる可能性が高くなるから
です。
簡単に説明すると、
100円で買ったもので利益が出るレートは100円以上
90円で買ったもので利益が出るレートは90円以上
つまり、ナンピンしたことで利益を出すのが容易になったというわけですね♪
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ナンピンがなぜ悪手と言われるのか
平均取得単価が下がるんなら、そんなに悪い話ではなさそうですよね・・
じゃなんでナンピンが悪手って言われてるんでしょうか?
その原因の1つは、
含み損が減るわけじゃないから
です。
いくら平均取得単価を下げたところで、実際の含み損はそのままです。
原因の2つ目は、
さらに下落した場合、よりキツいから
です。
保有ポジションが増えたので、ナンピンしてからさらに下落すると含み損が増えるスピードが増します。
ついでに言うと、必要証拠金も増えてます。
含み損がどんどん増えていくと、最終的にどうなりますか?
そう!行きつく先はロスカットです。
つまり、、
ナンピンとはロスカットされやすくする行為
ってことになります。
わざわざロスカットされやすくするとか悪手以外の何物でもないってワケです。
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怖いのはナンピンじゃないって話
ここまで読んで、『?』ってなったあなたは鋭いですね!
あなたにはもうわかっているとは思いますが、敢えて解説します。
本当に怖いのはロスカットです。
別にナンピンそのものが怖いわけじゃありません。
ナンピン行為だけをダメ出しするのはいうなれば、
FXで破綻した人を見て、FX怖いよねって言ってるのと同様です。
FXを否定してしまうとFXで儲けることはできなくなります。
ナンピンなんてものはタダの手段です。
必要以上にビビることはありません。
要は手段ってのは使い方次第ってことです。
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ナンピン前提の手法とは
ナンピン、つまり、下落に伴って買い下がることが前提の手法もあります。
それの代表的なものがトラリピです。
トラリピのイメージはこんな感じです。
参照:マネースクエア
まさにナンピンそのものですよね!
『ナンピンするとロスカットされやすくなる』と上記しましたが、それならば、
最初からナンピンありきで資金管理すればいいだけです。
怖いのはロスカットであってナンピンじゃないですよね。
じゃ、ロスカットされないようにナンピンすればいいってワケです。
やり方は、
1、仮設定としてどれだけナンピンするのかを決めます。
2、全てのナンピンポジションを保有した場合のロスカットレートを計算します。
3、ロスカットレートが安心できる数値になるよう、仮設定を調整します。
以上です。
これらの試算はマネースクエア で口座開設すると使える『運用試算表』を使用すると簡単です。
ロスカットレートが安心できる数値ってのを史上最安値以下に設定するとさらに安心ですよね!
トラリピに興味のある方はこの動画をご覧ください。
さらに詳しくはこちら。
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ナンピンの効果的な利用方法
でも、フラッシュクラッシュなどの予期せぬ急落だとやっぱり怖いですよね・・
十分に安全を見越した設定だと、絶好の稼ぎ場になるのはわかっているけど、普段はもう少しリスクを取ってリターンを狙いたい人もいるでしょう。
どこまで下がるのかわからない時点でポジションが一気に増えてしまうのがトラリピの難点です。
こういった場合は下落中にナンピンせず、反転を確認してからナンピンすればOKです!
これを可能にする方法が手動トラリピです。
具体的な方法としては、下落方向(含み損が増える方)へのトラップの発注本数を減らすだけです。
ちなみに私の場合は1本にしてます。
これだけで急落時に無駄にポジションが増えることを防ぐことができますよ!
あとは反転を確認してから落ち着いて買っていけばOKです。d(´ω`*)
ナンピンをしてはいけない手法とは
ここまで読んだあなたならナンピンが悪いわけではないことはわかっていただけたと思います。
じゃ、なぜナンピン悪手説がトレーダーの常識になっているんでしょうか?
その原因は超単純でして、
ナンピンする余裕がないから
です。
付け加えると、最初のポジションに余力のほとんど全てをつぎ込む手法を採用しているからです。
余力の全てをつぎ込む手法とはスキャルピングやデイトレなど、少ないpipsを数多くとる手法のことです。
少ないpipsで儲けるためには、それなりにレバレッジを効かせる必要があります。
そのため、
レバレッジを効かせる=余裕がなくなる=ナンピンできない
となるわけです。
それだけ多くの人がギリギリの短期売買で一攫千金を狙っているってことですね。
ナンピンを味方につけよう
物事にはいい面も悪い面もあります。
1つのことでも立場によってはプラスになったりマイナスになったりするってことです。
繰り返しになりますが、
FXもナンピンもただの手段です。
それを生かすも殺すもやり方次第、運用する人次第ってことです。
悪い面にばかりとらわれていてはせっかくのチャンスを逃してしまいますよ。
もし、チャンスを生かして儲けていきたいと思うのなら、そうなるようによく考えるべきです。
大体、いい面と悪い面があるのなら、いい面だけ利用すればいいってだけですよね!
わざわざ悪い面にハマって苦しむ必要なんかありません。
じゃ、どうすればいいのかって話ですが、
まず頭を使って自分のためにどうすればいいのかをよく考えてください。
考えた結果、やるべき行動が決まったらすぐに始めてください。
やるべき行動は積み重ねが効くものがいいですね。
積み重ねが効くものとは、FXの場合は『お金』『スキル』『経験』などです。
これが正しい努力ってもんです。
間違っても無駄な努力はやめときましょう。
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まとめ
お疲れ様でした。
今回は忌み嫌われている感じの『ナンピン』について考えてみました。
・ナンピンとは損失を平均するために、ポジションを増やすこと
・ナンピンの目的は平均取得単価を下げること
・ナンピンとはロスカットされやすくする行為
・本当に怖いのはナンピンではなくロスカット
・ナンピン前提の手法『トラリピ』
・トラリピの資金管理は最初からナンピンありき
・トラリピの弱点は買い下がり
・買い下がりがイヤなら買い上がればいい
・手動トラリピなら買い上がりも簡単
・スキャルピング、デイトレでのナンピンは無理
・いい面を利用できるように正しく努力しよう
こんなところです。
別にスキャルやデイトレでも余裕さえあればナンピンができますよ。
要はロスカットさえされなきゃいいんです。
あ、ナンピンするなら保有が長くなるかもしれないので、マイナススワップも避けましょうね。
極論をいえば、ロスカットとマイナススワップさえ避けていればFXで儲けるのは簡単なんじゃないかって私は思ってます。
そのために大事なのは資金管理です。
資金管理さえできていれば、ナンピンでも有効に利用できますよ!
資金管理に余裕がなくなってくると、あらゆるところで悪い面が顔を出してきます。
余裕をもっていきましょう!
それでは今回はこの辺で。
仕組みをうまく利用して穏やかに儲けましょうね♪
ヒロセ