どうも。
勉強練習大嫌いのヒロセです。
FX、特に裁量トレードはスキルの割合が高くなります。
裁量トレーダーは技能職というワケです。
スキルアップのためには、
勉強をして、練習をするしかありません。
練習の効果を上げるためには『復習』が有効です。
よくいわれる『振り返り』ってヤツです。
ポイント
もっと効果的に練習したい
何か具体的な方法が知りたい
このような疑問にお答えします。
この記事では、FX裁量トレードの練習後の復習方法について解説します。
いくら優れた練習環境があっても、結果が出て終わりじゃもったいないですよ。
せっかく練習をするのなら、復習して次はどうするのかまで考えましょう。
目次
FX上達のための復習方法
どんなことでもそうですが、
勉強や練習ってしんどいですよね~
結果が伴ってくれば楽しくなってくるんでしょうが、
それまでは、辛抱強く努力を続ける期間が必要です。
コレはもう仕方のないことですので、諦めて受け入れるしかありません。
だからこそ、
ツラい期間はできるだけ早く脱して楽しいステージへ移行しましょう!
ポイント
ツラい期間を早く脱するためには復習が効果的です。
復習の具体的方法
復習の方法はこんな感じ。
1、エントリールールを正しく実践できているか確かめる
2、決済までの値動きと想定シナリオの差を確かめる
3、決済後の値動きを確認して想定シナリオとの差を確かめる
4、値動きに合わせて想定シナリオの考え方を修正する
多くの人は決済が『答えそのもの』だと思って、
それより前のチャート検証ばかりしてしまいます。
ポイント
エントリー前のチャートが問題だとすると、
エントリー後のチャートが答えです。
答え合わせを、わざわざ決済までに限定することはありません。
決済で『答えが出た』と勘違いしてその後のチャートを見ないと、大事なことを見逃します。
画像で解説
実際の練習の場面で、買いエントリーが失敗した場合の復習を図解してみます。
チャートはクリックで拡大できます。
エントリーチャート
米ドル円15分足で、狙っていた形になってきた。
下値と上値を切り上げながらMA100を明確に上抜けてきたぞ。
一度落ちてから、もう一度跳ね返って陽線が確定した所でエントリー!
上位足チャート
1時間足を確認しておこう。
MA100をしっかり上抜けしてきているな。
短期的には上がっていく可能性が高いハズだ。
前回高値の半分、20pips程度なら安全に取れるだろう。
決済チャート
エントリーしてから、上がるかに見えたチャートがいきなり急落!
前回下値を下回ったところで、あえなくストップロス発動・・
あ~あ・・マジか・・
ここでチャートを見るのをやめてしまって、
敗因をエントリー以前のチャートにばかり探してしまう
というのを復習だと思っている人が多いですが、ここからが復習の本番です。
決済後チャート
その後、チャートを進めてみると、シナリオ通りに上がっているな。
切られた直後に上がるのはFXではよくあることだ。
次はどうしたらいいのかを考えよう。
決済後上位足
上位足で確認してみよう。
長い下ひげが付いているけど、ロウソク足の実体はキレイにサポートされているな・・
見立ては間違っていなかったようだ。
エントリー修正
実際にエントリーした場面では、MAのゴールデンクロスもまだだし、MA100も下向きだ。
エントリーが早過ぎたのかもしれない。
MA100が水平になって中期MAがゴールデンクロスしてからエントリーしても大丈夫だったな。
変更したエントリールールで練習を繰り返して、以前のルールと結果を比較してみよう。
復習のための前提
図解で、復習のイメージは大体想像できたと思います。
繰り返しになりますが、
『エントリー前のチャート』でルールに沿ったシナリオを立て、
『エントリー後のチャート』で答え合わせをする。
ことが復習です。
ただし、トレードのたびに毎回ルールを変更していたら、
何が正しいのかわからない
といった状態に陥ります。
ですから、効果的な復習のためには、次のような前提が必要です。
ポイント
・ルールをしっかりと確立しておく
・同じルールで繰り返しトレードしたレポートを作る
ルールが定まっていないと、答え合わせもへったくれもありません。
同じルールでトレードした結果をまとめた数字がないと、結果の比較ができません。
トレードレポートは自動化する
トレードレポートの一例はこんな感じ。
コレはMT4VT_Tradeで練習を行った際に、自動で作成されるトレードレポートです。
CSV保存をして表計算ソフトで展開すれば、さらに詳細なデータを閲覧できます。
便利過ぎますよね!
毎回のトレード結果を記録して集計するのは大変な作業です。
特に、練習などは数をこなすことが大切なので、
そんなことに時間を取られていては無駄でしかありません。
リアルトレードでも、
FX会社によってはトレードデータを自動で集計してくれるところがあります。
そのようなFX会社を選択することで、トレード記録の手間を減らすことができます。
私が裁量トレードで使っているセントラル短資FXでは、
『パーソナルレコード』により損益をpipsで集計してくれるので便利です。
損益を実額で知りたいのならDMM FXの『取引通信簿』が役に立ちます。
トレード結果の集計は、非常に面倒くさいですが、
必ずやらなくてはいけない作業です。
ポイント
必ずやらなくてはいけないのであれば、自動化してしまいましょう。
そうしてできた余力は、より有意義に使うことで、
成長のスピードがさらに上がる
ことでしょう。
※自動記録ツールの比較はこちら。
復習で相場に合わせるスキルを得よう
相場というものは、自分の都合通りには動いてくれません。
いくらお祈りしたところで、どうにもならないのはFX経験者なら誰でも体験するでしょう。
だからこそ、
自分の頭の中を相場に合わせる
といった努力が絶対に必要です。
そのための、
『勉強』『練習』『復習』
です。
ポイント
『勉強方法』を知り、
『練習結果』を残し、
『正しい復習』までを繰りかえす
スキルを得るにはこの方法しかありません。
より良い『練習環境』があれば、スキルを得られるまでの労力が減ります。
練習環境の作り方も、正しい復習方法も、この記事で理解できるハズです。
勉強方法がわからないのなら『誰か』に教えてもらいましょう。
教えてもらうことで、その人が至った地点からスタートできます。
つまり、独学よりも時間短縮が可能ってワケです。
あとは自分が再現できるようになるだけです。
まとめ
お疲れさまでした。
この記事では、FX裁量トレードの練習後の復習方法について解説しました。
・裁量トレーダーは技能職
・結果が出るまでは辛抱強く努力を続ける期間が必要
・ツラい期間を早く脱するためには復習が効果的
・復習の方法
1、エントリールールを正しく実践できているか確かめる
2、決済までの値動きと想定シナリオの差を確かめる
3、決済後の値動きを確認して想定シナリオとの差を確かめる
4、値動きに合わせて想定シナリオの考え方を修正する
・エントリー前のチャートが問題
・エントリー後のチャートが答え
・決済後のチャートを見ないと大事なことを見逃す
・敗因をエントリー以前のチャートにばかり探してしまうのは誤り
・復習のための前提
・ルールをしっかりと確立しておく
・同じルールで繰り返しトレードしたレポートを作る
・トレードレポートは自動化する
・余力を有意義に使うと成長のスピードがさらに上がる
・自分の頭の中を相場に合わせる
・スキルを得る方法
ポイント
『勉強方法』を知り、
『練習結果』を残し、
『正しい復習』までを繰りかえす
以上、こんなところです。
このブログでは繰り返しいっていますが、何かを成す方法はただ一つです。
考え、行動し、できるまで繰りかえす
コレだけです。
もちろん簡単ではありませんし、何度も失敗します。
最初からうまくいくワケがありません。
なんでも一緒ですよね。
失敗に凹んであきらめてしまったら、そこで終わり。
FXをやめてしまえば、FXで稼ぐ事はできません。
だからこそ、
続けられるような工夫や知恵が大事です。
ストレスがツラいなら、ストレスを減らす工夫をしてください。
資金が無くなるなら、資金が無くならない先人の知恵を受け継いでください。
FXで稼いで暮らしている人は大勢います。
あなたにできないハズはないのです。
それではまた。
自分を労わりつつ、努力を継続してみてください。
ヒロセ