どうも。
ヒロセです。
この記事を書いている時点で、未だコロナショックの先行き見えずといった状況となってますがいかがお過ごしでしょうか。
ポイント
レート変動が怖い
心中穏やかでない
チャートが気になって仕方ない
このような不安を解消する方法をご紹介します。
この記事では、レート変動の影響を可能な限り抑えたFX手法を解説します。
定期的、安定的に利益が得られ、大きなリスクを抱える危険性が少ない手法となっています。
相場に振り回されてもううんざり
ポジション持ち越しで週明けが怖い
とにかく安心して寝たい
あなたがもし、このように感じているのならちょっと読んでみてください。
是非、穏やかな気持ちでFX運用する参考にしていただきたいと思います。
目次
ユーロズロチスワップ運用
この記事で紹介するのは、通貨ペアの1つである『ユーロズロチ』で比較的為替変動の影響を抑えながらスワップを受け取る方法です。
考え方としては、次のようになります。
ポイント
・相関性の高い『ユーロ』と『ポーランドズロチ』を組み合わせて為替変動を受けにくくする
・ユーロとズロチをそれぞれ決済通貨として『円』を組み合わせ、売りと買いで保有する
・ユーロ円売ポジションとズロチ円買ポジションに付与されるスワップポイントを両方受け取る
実際におこなっているトレード内容は『ユーロズロチのショート(売り)』ですが、
ユーロズロチを扱っているFX会社はまだ少なく、あったとしてもスワップは期待できません。
そこで、ユーロ円とズロチ円に分割することで、ユーロズロチを直接売るよりも多額のスワップをもらおうというワケです。
ユーロ円とズロチ円の相関性
ポーランドズロチの特徴
ポーランドズロチは、ユーロ圏と関係が深く、ポーランドの貿易は輸出の約8割、輸入の約6割をユーロ圏が占めています。そのため、チャートのように、ポーランドズロチ/円は、ユーロ/円と相関性が高く、同じようなトレンドを描くことが多い通貨です。
『相関性が高く、同じようなトレンドを描く』とは、簡単に言えば双方の価格変動が少ないということです。
どれだけ変動が少ないのか、『ユーロドル』のチャートと比べてみます。
・ユーロドル月足チャート
ユーロドルは過去10年で約1~1.5程度の変動幅で推移しています。
高い時の割合からすると33%位は動いていることになります。
・ユーロズロチ月足チャート
ユーロズロチは過去10年で約3.9~4.6で推移しています。
高い時の割合からすると変動割合は約15%です。
近年に限っていうとさらに変動率は安定してきています。
この変動率の低さが、比較的為替変動の影響を抑えられる理由です。
スワップを受け取るベストな方法
このFX手法の最重要ポイントはFX会社の選択です。
選択を誤ると利益を出すことはできません。
結論から言うと、現在『ユーロ円売』『ズロチ円買』の両方でスワップを受け取るベストな方法は、
みんなのFX、LIGHT FX(トレイダーズ証券)でFX口座を開設することです。
トレイダーズ証券では2019年10月7日よりポーランドズロチ円の取り扱いを開始しました。
※みんなのFX、LIGHT FXのFXでのスペックは同等です。
記事執筆現在のスワップポイントをFXプライムとLION FXと比較してみます。
ユーロ円売 | ズロチ円買 | |
みんなのFX | 3円 | 11円 |
FXプライム | 0円 | 6円 |
LION FX | ‐3円 | 0円 |
※1万通貨あたり
調査年月:2020年3月
過去10年のユーロズロチのレート平均は約4.3付近ですので、
ユーロ円売1万通貨に対して、ズロチ円買4.3万通貨保有することでバランスが取れることになります。
すると、受け取れるスワップポイントは次のようになります。
各社の合計スワップ益
・みんなのFX:3+11×4.3=50.3円
・FXプライム:0+6×4.3=25.8円
・LION FX:‐3+0=‐3円
※LION FXのみ『ユーロズロチ』の直接運用が可能です。売りスワップは0円です。
このように、
トレイダーズ証券のFX口座で『ユーロ円売1万通貨』『ズロチ円買4.3万通貨』を保有するだけで、
為替変動の影響をできる限り抑えて
スワップを最大限もらう
運用ができるというワケです。d(´ω`*)
口座開設はこちら。
実際のトレード手順
それでは実際にみんなのFXでトレードを行うと仮定して利益が上がるまでの過程を説明します。
ポジションを建てる
まずはユーロ円売とズロチ円買のポジションを同時に建てるわけですが、
実質は『ユーロズロチ売』なので、レートを確認して有利に始めたいですよね。
レートはユーロズロチの扱いがあるLION FXで口座開設することでチャートを確認できます。
口座開設はこちら。LION FX
『売』ですので、できるだけ高いところから始めるようにしてください。
例えば、高金利通貨をスワップ狙いでホールドする場合に安値で拾うのと同じ感覚です。
レートを確認して4.3以上であれば、ポジションを建ててもいいレベルです。
それ以下だと上昇するまで待った方が賢明です。
もしくは少量ずつ積み立てるようにポジションを取ってもいいですね。
ただし、比率にしてユーロ円1:ズロチ円4.3を同時に建てることになるのでポジション量に対しての資金額はしっかり計算しましょう。
ポジション量に対しての資金額
保有ポジション
ユーロ円1万通貨売
ズロチ円4.3万通貨買
に対しての必要資金合計額を計算してみます。
まずは必要証拠金です。
レートはユーロ円116円、ズロチ円27と仮定します。
ユーロ円:116円×10000×0.04=46,400円
ズロチ円:27円×43000×0.04=46,440円
合計:92,840円
次に想定した下落に耐えられるだけの金額を計算します。
ユーロズロチ4.3でポジションを建てて4.6まで耐えられるように設定してみます。
ユーロズロチ4.6ということは、次の場合に相当します。
ズロチはそのままユーロ円が116円から124.2円まで上昇:含み損(116‐124.2)×10000=‐82000円
ユーロはそのままズロチ円が27円から25.2円まで下落:含み損(25.2‐27)×43000=‐77400円
従って、
保有ポジション
ユーロ円1万通貨売
ズロチ円4.3万通貨買
を
レート変動
ユーロズロチ4.3➡4.6
まで耐えられる資金額は
必要資金額合計
必要証拠金:92,840円+下落猶予額:82,000円=174,840円
となります。
得られる金額と年利
以上の計算から、みんなのFXでのユーロズロチスワップ運用に必要な資金は、174,840円。
得られるスワップ額は50円/日、18,250円/年。
となり、年利は約10.4%と計算されます。
ここでユーロズロチが4.3から4.6まで耐えられる設定の安全度を確かめてみましょう。
もう一度、長期チャートを貼っておきます。
かなり安全に余裕があると思いませんか?(*´ω`*)
この余裕で年利10%はかなりのお得感があると個人的には思います。
ユーロズロチスワップ運用のデメリット
もちろんいいことばかりではありませんので、デメリットを挙げておきます。
あくまでも別の通貨である
当たり前ですが、いくら相関性が高いといっても別通貨であることに違いありません。
すなわち、レートが意図しない方向に動いて含み損が膨らむ可能性があるということです。
異業者間で同じ通貨をサヤ取りするのとはワケが違います。
同通貨のサヤ取りでは業者間での違いはありますが、含み損が大きく膨らむことはありません。
ただし、同じFX会社で2通貨ペアを共有しているので資金移動が必要ありません。
ここはサヤ取りに対しての大きなアドバンテージだといえますね。(*´ω`*)
今の状態がずっと続く保証はない
これはどんなFX手法にも共通して言えることではありますが、
今の利益が出る『前提』がずっと続く保証はありません。
スワップが変更になれば、利回りが悪化したり、利益そのものがなくなることもあり得ます。
ただそうなったとしても、相関性の高さから、損失はそれほど大きくならないと想定されます。
スワップが不利になれば、レート変動を待って為替差がプラスの時点で離脱するだけです。
それまでにはスワップ益も積み上がっていることでしょう。d(´ω`*)
利益が出始めるまでに時間がかかる
スワップ投資の常として、ポジションを建てた直後はスプレッド分の損失から始まります。
現在のスプレッドを適用して金額換算すると次のようになります。
スプレッド
・ユーロ円1万通貨:0.4銭×10000=‐40円
・ズロチ円4.3万通貨:2.8銭×43000=‐1204円
合計:‐1244円
1日のスワップ益は約50円なので、
1244÷50≒25日
となり、利益がプラスに転じるのは25日以降ということになります。
これはローリスクで高金利を得るための宿命みたいなもんです。
待つしかありません。(*´ω`*)
しかし、スワップ益は積み重ねができます。
レートが多少動こうが、スワップ益の積み重ねで相殺できる可能性は高いです。
額に変動はあるかもしれませんが、毎日少しずつ継続して利益が出ることは想像以上に強いものです。
まとめ
お疲れ様でした。
この記事では、ユーロズロチスワップ投資のやり方とメリットデメリットなどを解説しました。
・相関性の高い『ユーロ』と『ポーランドズロチ』を組み合わせて為替変動を受けにくくする
・ユーロとズロチをそれぞれ決済通貨として『円』を組み合わせ、売りと買いで保有する
・ユーロ円売ポジションとズロチ円買ポジションに付与されるスワップを両方受け取る
・ユーロドルは過去10年で変動幅33%に対し、ユーロズロチは15%で近年はさらに安定している
・FX会社の選択が最重要
・みんなのFX、LIGHT FX(トレイダーズ証券)がベスト
・内容はユーロズロチの売なので、できるだけ高いところから始める
・ユーロ1万通貨ズロチ4.3万通貨に対しての必要資金は174,840円。
・得られるスワップ見込み額は18,250円/年で、年利約10.4%
・含み損が膨らむ可能性があるが、資金移動は必要ないのがサヤ取りに対しての優位点
・利益が出る『前提』がずっと続く保証はない
・不利になればレート変動を待って離脱するだけ
・利益が出始めるまでに約25日かかる
・毎日継続して利益が出ることは想像以上に強い
以上、ユーロズロチスワップ投資の解説でした。
記事執筆現在、コロナショックの真っ只中で歴史を塗り替える出来事が毎日のように起こっています。
私も含めて、長期保有派の人は心配な日々を過ごしていることでしょう。
ただ、コロナにやられているだけではおもしろくないですよね!
この相場から学んで、さらにトレーダーとしての実力をつけてやりましょう!
そして、ショックが収まったら新たにスタートしましょうね。(*´ω`*)
諦めなければ何度でもやり直せます。
それではこの辺で。
早く相場に安心感が戻りますよう願うばかりです。
ヒロセ