どうも。
ヒロセです。
この記事執筆現在、コロナウイルスによる世界同時株安という状況が起こっております。
当然、FX相場でも急激な円高が進行し、『コロナショック』の様相を呈しています。
あなたの口座は大丈夫でしょうか?
ポイント
何をしていいのかわからない
具体的な対策方法を教えてほしい
このような悩みに対して、私のとった対策をご紹介します。
相場が急変して含み損が膨らんできたら焦りますよね~
たとえ、事前に運用試算をして『史上最安値まで大丈夫』だとしても、それを割らない保証はどこにもないわけです。
だからこそ、急変時にどのような対応をとるのかをしっかりと考えておく必要があります。
この記事では、
・現在済んでいる対策
・これから行う対策
・各対策の詳細解説
・これからの運用予定
のパートに分けて、私のコロナショック対策をご紹介します。
是非参考にしていただいて、一緒にこのショック相場を乗り切りましょう!
いくらお祈りしても、神様は何もしてくれません・・自分を助けるのは自分の行動のみですよ。d(´ω`*)
目次
ショック相場でのFXの対策
ショック相場では、『この先どうなるかわからない』という危機感を持って行動することが大切です。
私は手動トラリピ運用をしていますが、普段の設定はひとまず放棄して安全策に切り替えました。
今回の『コロナショック』で私のとった対策は次の通りです。
・新規ポジション保有のストップ
・プール金の入金
・損切り注文
各対策の詳細について解説していきます。
対策前の口座状況
まず対策前の口座状況です。
手動トラリピ設定は3パターン、
設定1:南アランド円
設定2:メキシコペソ円、利幅0.2円
設定3:メキシコペソ円、利幅0.1円
各設定共、追加用のプール金を銀行口座に置いていたため、必要資金に対する総資産は少なめです。
理由は、下落に対して適切な額を入金する必要があるためです。
入金した後に出金して金額調整するのは大変ですからね・・(;^ω^)
・設定1
ロスカットレートは6.693円です。
・設定2
ロスカットレートは5.337円です。
・設定3
ロスカットレートは5.244円です。
現在済んでいる対策
現状、新規ポジション保有を取りやめ、プール金の一部を入金しています。
全てのプール金の入金は1日の振り込み限度額に引っかかりできませんでした・・(;^ω^)
新規ポジション保有のストップと追加入金
こちらが対策後の口座状況です。
・設定1
6.6円まで買い下がる予定を7.2円でストップして資金を40万円追加しました。(端数が2万ほどありますが気にしないでください)
対策後のロスカットレートは6.059円です。
当面は安心な感じですね。d(´ω`*)
・設定2
4.9円まで買い下がる予定を5.7円でストップして資金を10万円追加しています。
ロスカットレートは4.992円と史上最安値よりもかなり高い値になっています。
かなり心配な感じです・・(;´・ω・)
成行で買った5.98円の10万通貨が邪魔ですね~
予定にない行動をするとこうなるという悪い見本です・・
本来なら、レートの低いポジションから切って損切りの効率を上げるんですが、今回は例外です。
この邪魔なポジションを真っ先に損切りすることにします。
・設定3
設定2と同じ口座で運用しているのが設定3です。
4.85円まで買い下がる予定を5.65円でストップして資金を10万円追加しています。
ロスカットレートは4.606円と割と安心なレートになりました。
これからの対策予定
現状、対策ができているのはここまでです。
が、ショック相場ということでこれでもまだ安心はできません。
さらに念には念を入れておきます。
さらにプール金入金
・設定1
対策後からさらに資金を20万円追加予定です。
追加後はロスカットレートは5.892円まで下がります。
・設定2
設定3と同じ口座なのでこちらをメインに対策します。
さらに資金を15万円追加予定です。
2社で同じ設定で運用しているので計30万円です。
これで追加できるプール金は使い果たすことになります。(;^ω^)
ロスカットレートは4.635円になりました。
損切り発動した場合
これでもう資金を増やすことはできません。
さらに下落した場合に備えて損切り注文を入れておきます。
・設定1
損切り発動レートを6.2円として計算します。
まずは、最低仕掛け値を6.2へ変更します。
次に、総資産に損切り後の値を反映させるために、最大含み損額を足した値が総資産になるようにしておきます。
2220789-1560000=660789なので、総資産のセルには『660789‐黄色セル』と入力します。
青の行が損切りポジションになります。
最低仕掛け値と総資産を変更したら、青の行をそっくり削除します。
すると、必要資金から損切りポジションの必要証拠金+最大含み損が引かれ、総資産からは最大含み損のみが引かれます。
証拠金維持率は必要資金に対しての総資産の額で決まるので、維持率が上がるというわけです。
結果、ロスカットレートは5.693円になりました。
・設定2
メキシコペソ円は損切りレートを4.9円に設定します。
最低仕掛け値と総資産を設定1と同様に入力します。
入力が済んだら、損切りポジションの行を削除すると、損切り後の値が計上されます。
ロスカットレートは4.478円となりました。
ロスカットしたことにより、通貨量合計は設定3と同じになったので、平均するとその口座でのロスカットレートがわかります。
つまり、損切り後の口座のロスカットレートは4.542円になります。
※(4.606+4.478)÷2=4.542
対策の結果
対策の結果を表にしてみます。
対策レベル
・対策前
・対策1:新規ポジション保有のストップと追加入金
・対策2:さらにプール金入金
・対策3:損切り発動
ロスカットレート | 対策前 | 対策1 | 対策2 | 対策3 |
設定1 | 6.693 | 6.059 | 5.892 | 5.697 |
設定2 | 5.337 | 4.992 | 4.635 | 4.542 |
設定3 | 5.244 | 4.606 | 4.606 |
これが現状の下落に対しての対策の全てです。
対策3まで発動した場合のロスカットレートは、
・南アランド円:5.697円
・メキシコペソ円:4.542円
となりました。
損切り額は
・南アランド円:‐300000円
・メキシコペソ円:‐216000円
になります。
なんとか損切り発動せずにすむといいですよね~(;^ω^)
今後の運用予定
ここまでやっておけば、まずは一安心といったところでしょうか。
当面はこのままスワップを受け取りながら事態の収束を待つだけです。
事態の収束を待って手動トラリピ再開
ショックが収まって相場が落ち着いたら、手動トラリピを再開します。
レートが低い水準で推移している場合、逆指値での買い上がりとなります。
レート上昇中は基本的に新たに発注したポジション以外は増えないと思われます。
なぜなら、新しいポジションが成立するまでレートが上昇すると、古いポジションは利確していくからです。
もし、下落に転じた場合、普通のトラリピのように買い下がるかどうかは証拠金維持率次第となります。
入金できないなら損切り設定しかない
今回の下落では、取引口座以外のプール金130万円をすべて投入することになりました。
もしも、さらに下落が予想される場合などはさらに損切り注文を発注していくことになります。
最初から取引口座に全額を投入していた場合、ロスカットを避けるためには損切り注文を入れるしかありません。
損切り注文の入れ方は、保有しているポジションの決済注文を取り消したのち、OCO注文を入れるだけです。
まとめ
お疲れ様でした。
この記事ではコロナショックを受けて、私が取った安全策をすべて解説しました。
事前に計算して、その後の展開を理解しておくとパニックになることを防げますよ。
あなたの口座にどこまで応用できるかはわかりませんが、考え方は全て同じです。
このピンチがチャンスとして生かせるかどうかは生き残れるかどうかにかかっています。
昔の私なら茫然とお祈りすることしかできなかったと思います。(;^ω^)
‐600万円のロスカットを食らって、考え抜いた方法がこの記事の中に凝縮されています。
是非、参考にしていただいてこのショックを乗り切って欲しいと思います。
それではこの辺で。
いつか、『そんなことあったね』と笑い合えることを願っています。
ヒロセ