どうも。
維持率が気になって夜も眠れず昼寝ばかりしてしまうヒロセです。
賢明なFXトレーダーの皆様であれば、資金管理の大切さを理解していると思います。
ところが、なぜか無茶なトレードをする人に限って資金管理を軽視してしまいます・・
というか、やっているつもりになっているけどできていないって感じでしょうか。
・保有ポジションがいくらになったらロスカットされるのか?
・損切り1回の全資金に対しての割合はいくらなのか?
程度は、最低でも把握しておくことが大切です。
ポイント
そもそも資金管理の仕方がわからない
簡単に使える管理ツールがあれば知りたい
このような悩みにお答えします。
この記事では、資金管理の大切さと、FX会社が用意している『資金管理ツール』の使い方について解説します。
割と単純な資金管理の計算でも、慣れないうちは難しく感じるでしょう。
ポジションサイズや相場によっては、計算スピートが求められる場合もあります。
ツールを使用することで、誰でも簡単に現在のポジション状況が把握できますよ。
状況を把握し、レート変動に対してやるべきことをしっかりと決めておくことで、損失を最小限に食い止めることができます。
ぜひ、あなたの大切なお金を守る参考にしていただきたいと思います。
目次
FXの資金管理が苦手な人へ
FXは資金管理が大事、ってのはFXする人なら聞いたことはありますよね。
しかし、なぜか『苦手だからやらない』って人もいます・・(;´・ω・)
そんな人でも、管理すら不要なほど安全な運用をしていればまだ安心していられます。
ところが、資金管理ができないのに無茶な取引をする人があとを絶ちません。
なぜならば、
FXでお金を失うツラさは実際に体験しないとわからない
からです。
でも、大切ですよね、お金。
お金が大切なら資金管理を覚えましょう!
苦手・・なんて言ってる場合じゃないんです。
とはいえ、数字が苦手なもんは仕方ない面もあります・・
そこで、
ツールを上手に使いましょう。
という提案です。
なぜ資金管理が大切なのか
しつこいようですが、
ツールの説明に入る前に、改めて資金管理の大切さをお話しておきますね。
あなたがFXに投入しているお金ってなんですか?
一生懸命働いたり、節約したりして、
大切に貯めてきた貯金なんじゃないですか?
FXでは資金管理もせずにレバレッジをかけてトレードすると、
あっけなくロスカットされてしまいます。
長い時間をかけて築き上げてきたものが、あれよあれよという間にヤバくなっていき成すすべなく消えてしまう・・
頭は真っ白・・
茫然とするしかありません。
こんな思いしたくはありませんよね?
資金っていうのは、種です。
あるいは雪だるまの核です。
大事に育てれば、
慎重に転がせば、
大きく育って人生を豊かにしてくれるものです。
もっともっと大事にされるべきものです。
大切な種を失ってしまえば、また種を作るところから始めなくてはいけません。
時間だって年単位で無駄になってしまいます。
種を守るために最低限の資金管理を覚えましょう。
最低限の資金管理とは自分のポジションのロスカットレートを把握することです。
全てはそこから始まります。
表計算ソフトでの資金管理
保有ポジションのロスカットレートは表計算ソフトがあれば簡単にわかります。
表計算ソフトでの資金管理の例
複数のポジションを保有していても、
・各ポジションに対しての必要証拠金
・想定した最低レートでの含み損
・それぞれの合計
・ロスカットレート
このような情報が計算によって割り出せます。
最終的にこの程度できれば、資金管理のテクニックとしては十分です。
資金管理ツール紹介
では、FX会社が独自に用意した資金管理ツールの使用方法を解説していきます。
ヒロセ通商、FX計算ツール
私が南アランド円を運用しているヒロセ通商でも、FXの管理ツールが用意されています。
参照:ヒロセ通商HP
ヒロセ通商HPのトップページから『FX計算ツール』をクリック。
直接飛ぶにはこちら。
FX計算ツールに私のポジションを入力したものがこちらになります。
各項目に必要事項を入力することでロスカットレートがわかります。
ここでは次のように入力しています。
入力項目
・口座:個人
・通貨ペア:ZAR/JPY
・売/買:買
・入金額:2600000(スワップ額を反映させてます)
・取引数量:1500(1ロット1000通貨)
・新規注文レート:7.402
※取引数量は全てのポジションの合計
※新規注文レートは平均取得単価:平均取得単価は『ポジションサマリー』『ポジション集計』などでわかります。
これらの数値を入力して『計算する』をクリックすることで、自動的にロスカットレートその他の数字が算出されます。
便利ですね~(*´ω`*)
今回の計算ではロスカットレートは5.969円です。
南アランド円の史上最安値は約6.3円なのでそこそこ余裕がある感じですね。
このように、
事後計算で『現状のポジションに対してのロスカットレベル』がわかるのがヒロセ通商の『FX計算ツール』です。
ちなみに、このツールは口座開設せずに誰でも使用できます。
マネースクエア、運用試算表
このブログでたびたび登場する運用試算表です。
手動を含むトラリピの事前計算には必須のツールです。
運用試算表の使用には口座開設が必要です。
トラリピ運用での使用方法
今回の私のポジションを計算するには次のように入力します。
入力項目
・通貨ペアは?:南アランド円
・運用予定額は?:260000
・仕掛けるレンジ幅は?:7~7.8
・レンジ内に仕掛ける本数は?:5
・1本あたり何通貨?:30
・1回のリピートで狙う利益は?:60000
このように入力するとロスカットレートは5.903円となりました。
ヒロセ通商の数値と違いますが、
原因はマネースクエアの必要証拠金が『リアル変動型』に変更されているからです。
単一ポジションでの使用方法
上記の設定を1つのポジションと見立てて計算する方法です。
入力項目
・通貨ペアは?:南アランド円
・運用予定額は?:260000
・仕掛けるレンジ幅は?:7.402(平均取得単価)
・レンジ内に仕掛ける本数は?:1
・1本あたり何通貨?:150(全てのポジションの合計)
・1回のリピートで狙う利益は?:30000(いくらでもOK)
ロスカットレートは5.905円となりました。
管理ツールのデメリットとは
このように便利な管理ツールにもデメリットがあります。
それは、
仕組みがわからない
という点です。
仕組みがわからないと何が起きるんでしょうか?
まず、『ちょっと信用できない』って思いませんか?
必要項目を入力するだけで、目的の数字が出る。
しかし、『どうやって計算しているのかわからない・・』
私なら不安で仕方ありません。(;^ω^)
さらにいうならば、計算方法がわからないのなら、
当然、応用も利きません。
下落に伴ってナンピンを繰り返していったらいつの間にか危険な領域に入っていた
なんてことを防ぐためには、複数のポジションを管理する能力が必要です。
計算方法さえわかっていれば、
表計算ソフトで『答え合わせ』もできますし、算出した数字にも自信が持てます。
だからこそ、今すぐには無理でも、
『勉強しよう』というやる気を持って欲しいんです。
やろうとしなければいつまで経ってもできないままです。
〇〇ショックのような急変時にはツールのメリットを享受しましょう。
その方が簡単で速いですからね!d(´ω`*)
しばらくして相場が落ち着いたら、
『エクセル』『オープンオフィス』『スプレッドシート』
などを利用してロスカット計算程度はできるように練習することをお勧めします。
※ロスカットレートがヤバい時の損切りの仕方はこちら。
まとめ
お疲れ様でした。
この記事では、資金管理の大切さと、FX会社が用意している『資金管理ツール』の使い方について解説しました。
・お金が大切なら資金管理を覚えましょう
・数字が苦手なら管理ツールを使いましょう
・資金は種であり、雪だるまの核
・種を守るために最低限の資金管理を覚えよう
・最低限の資金管理とはロスカットレートを知る事
・ヒロセ通商、FX計算ツールの使い方
・FX計算ツールは誰でも使用できる
・マネースクエア、運用試算表の使い方
・入力値を工夫すれば、1つのポジションに対しても使える
・運用試算表を使うには口座開設が必要
・管理ツールを使用するデメリット→仕組みがわからない
・仕組みがわからないと信用できないし、応用も利かない
・相場が安定したら、資金管理の仕組みを理解しよう
こんなところです。
ご紹介したのは、ほんの一部です。
各FX会社で、工夫を凝らした資金管理ツールが用意されているので、
あなたにとって使いやすいツールを選べばOKです。
資金管理の計算ができないなら、最初はどんどんツールに頼ってください。
しかし、もしツールが使えなくなったら・・
どうしていいかわからなくなります。(;´・ω・)
いざとなったら、電卓とメモさえあればロスカットレートの計算ができるくらいになっておくと安心です。
心配しなくてもそんなに複雑なもんじゃありませんよ。
いわゆる算数レベルです。
必要なのは『やる気』です。
大切な資金を守るために是非、資金管理を覚えてください。
それではこの辺で。
平時は表計算ソフトでじっくりと計算、
緊急時にはツールで素早く判断って使い分けができるといいですよね!
ヒロセ