どうも。
ポジションを持っていない時に限りチャートが読める男、ヒロセです。
FXで勝つためには『エントリーポイント』が大事ってのはよく聞きますよね。
チャート表示しておいて、
『ココでエントリーが正解』
とかやってるアレです。
で、それでうまくいってますか?
ポイント
考えれば考えるほどわからない
具体的にどうすればいいんだろ・・
このような悩みにお答えします。
この記事では、エントリーポイントがわからない人に向けての解決策を、わかりやすく解説します。
エントリーが難しいと悩んでいる読者のみなさま、
安心してください。
私もわかりません。
わかりませんが、勝てています。(*´ω`*)
この記事では私が勝てているエントリーの考え方を記しています。
後半には8万円で運用できる、米ドル円のバックテスト結果も公開しています。
是非、エントリーの悩みから解放されて安心して儲けていただきたいと思います。
目次
FXのエントリーポイントがわからないなら
FXを始めて、少しやる気のある人なら、
『どこで買ったら(売ったら)いいんだろう?』
という事を調べたことがあると思います。
まーいろいろな事が書いてありますよね。
ざっと確認したところこんな感じ。
・無理にエントリーしない
・期待値が高くなるまで待つ
・トレンドブレイクの第2波
・エントリーポイントを絞る
・時間軸のトレンドを把握
あんまりピンとこないのは私だけでしょうか?
ちょっとそれらしいチャートを見てみましょう。
こんな感じ。
超適当にライン引いてエントリーポイントを書いてみました。
ポイントにはなんの根拠もありません。ホントすいません。(;^ω^)
エントリーの勉強をしていたら、いろいろな事が書いてありますし、チャートで図解してあるところもたくさんあります。
チャートを見ながら、
『ここで買うのはこういう理由』
『このラインを超えたらエントリー』
とかの解説で、『なるほどな~』と思いますよね。
それで勉強して実践したとします。
リアルのトレードで思ったように利益が上がりましたか?
『俺はバッチリ安く買えて高く売れてるぜ!うっひょう!!』
という人であれば、このブログを読む必要はありません。
時間を無駄にせず、チャートを見ていてくださいませ。
しかし、
『書いてある通りにやってるのに買った途端逆行する!』
『考えることが多すぎて何が正解かわからない』
という人であれば、次の考え方を試して欲しいと思います。
それが、
エントリーをポイント(点)ではなくゾーン(面)でとらえる
という考え方です。
エントリーゾーンという考え方
エントリーポイントを正確に割り出せないのなら、もっと大雑把に考えればいいんです。
ここでは『エントリーゾーン』と呼びます。
考え方としては、例えばこんな感じ。
ゾーンの考え方
過去の一定期間、レートが動いた範囲で『有利な部分』だけを切り取る
買いでエントリーする場合を、わかりやすくチャートで図解します。
コレがエントリーゾーンのイメージです。
・期間:2017年5月~2020年4月末
・レートが動いた範囲:101~114円
・買いで有利な部分:108円以下
※買いで入るエントリーゾーンなので、『買いゾーン』とします。
相場というものは7割がレンジ相場だと言われています。
例に挙げた『米ドル円』ではもっとレンジの割合は高そうですよね。
ということは、
この先も同じような上下幅で推移する
と考えられます。
買いゾーンの条件に当てはまる場合にだけ買うことで、
勝てる確率は高くなる
と思いませんか?
どうやってポジションを建てるのか
エントリーを点ではなく面でとらえると、
『どこでエントリーしたらいいのかわからない』
という悩みはほぼ消えますよね。
じゃ、買いゾーンにレートが入ってきた時、
『どうやってポジションを建てるの?』
という疑問が湧いてくると思います。
正直な話、
適切な資金管理ができていればどこで建ててもいい
と思います。
なぜならば、保有しておくと、
いつか利益が出る可能性が高い
からです。
保有ポジションには、プラス1円とか2円で決済レートを指定しておくと、いつか決済されるでしょう。
今、まとまったお金がないのなら、
定期的に入金して、金額に応じた数量を建てる
とかでも大丈夫です。
とはいえ、この記事ではこの後バックテスト検証を行いますので、決まりを作っておきましょう。
今回は1円ごとにまんべんなくポジションを建てることとします。
つまり、上記したチャートの場合、
101~108円の範囲で、1円下落するごとに1円上昇で利確するイフダン注文を並べる
といった具合です。
利確したらポジションは無くなってしまうので、次の下落に備えて同じ注文を発注しておきます。
こうしておくことで、
レートがゾーン内を上下するたび利確が繰り返される
というわけです。
トラリピなら自動売買が可能
このように、
『レートが上下するたび利確を繰り返す方法』を、自動で運用できる手法があります。
それをトラリピといいます。
トラリピはマネースクエア が特許を取得している自動売買です。
簡単にいえば、指定した範囲にイフダン注文を並べて繰り返す手法です。
詳しくはこちらの動画をご覧ください。
さらに詳しくはこちら。
トラリピ運用のバックテストを行う
それでは、上記の買いゾーンでトラリピ運用した場合のバックテストを行っていきます。
バックテストとは、決まった設定で過去一定期間運用した場合のシミュレーションです。
運用資金を決める
バックテストを行うにあたっては、トラリピ設定を決める必要があります。
できる限り少額で運用すると想定して、通貨量は最小の1000通貨とします。
これまでに決まっている設定事項は次の通りです。
トラリピ設定
通貨ペアは? | 米ドル円 |
仕掛けるレンジ幅は? | 101~108円 |
レンジ内に仕掛ける本数は? | 8本 |
1本あたり何通貨? | 1000通貨 |
1回のリピートで狙う利益は? | 1000円 |
次にこの設定と仮の資金額を『運用試算表』に入力して、
ロスカット値が安全なレートになるように運用予定額を調節します。
運用試算表の使用には口座開設が必要です。
運用試算表
『ロスカット』が期間中最も下落した101円以下になるように『運用予定額』を調整します。
試算の結果、
・運用予定額:8万円
・ロスカット:98.438円
と設定します。
買いゾーンバックテスト
全ての設定項目が揃ったので、バックテストを行います。
テスト結果
・必要資金:80,000円
・総利益:41,989円
・純益:40,392円
・総利益年利:17.50%
・純益年利:16.83%
年利=利益÷必要資金×100÷期間月数×12
こうなりました。
エントリーゾーンは期間チャートからぱっと見で決めただけです。
それでこの年利なワケですから、
ぶっちゃけエントリーポイントなんて苦労して決める必要ありませんよね!d(´ω`*)
しかし、
買いで有利な部分:108円以下
としてゾーンを設定したので、ゾーン以外の部分はトレードを行っていません。
コレ、かなり勿体ないですよね~(;´・ω・)
売りゾーンを導入して機会損失をなくす
じゃ、どうすればいいのか?
売ればいいんです!
買いに有利な部分以外は
『売りに有利な部分』
としてゾーンを設定して売りましょう。
チャートにするとこんな感じ。
・期間:2017年5月~2020年4月末
・レートが動いた範囲:101~114円
・買いで有利な部分:108円以下
・売りで有利な部分:109円以上
買いと売りは同時に運用することはないので、必要な資金は8万円のままで大丈夫です。(*´ω`*)
このように、買いゾーンと売りゾーンを上下に分けたトラリピ運用を『ハーフ&ハーフ』といいます。
ちょうど真ん中ではないのでちょっと変則的ですけどね。
ハーフ&ハーフバックテスト
テスト結果
・必要資金:80,000円
・総利益:107,380円
・純益:105,783円
・総利益年利:44.74%
・純益年利:44.08%
こうなりました。
買いゾーンだけの機会損失を、売りゾーンを設定して補完することで利回りが大きく跳ね上がります。
必要資金がそのままで利益が上がったので当たり前ですね。d(´ω`*)
ポイント
エントリーポイントを点ではなく面、つまりエントリーゾーンとして考え、
買いゾーンと売りゾーンに分割してトラリピ運用することで、
労せずしてこれだけの年利を得ることができるというワケです。
まとめ
お疲れ様でした。
この記事では、エントリーポイントがわからない人に向けて『エントリーゾーン』という考え方を解説しました。
・エントリーポイントがわからないならポイント(点)ではなくゾーン(面)でとらえる
・過去の一定期間、レートが動いた範囲で『有利な部分』だけを切り取る
・条件に当てはまる場合にだけ買うことで勝率は高くなる
・適切な資金管理ができていればポジションはどこで建ててもいい
・ゾーン内にまんべんなくポジションを建てるにはイフダン注文を並べる
・利確したら下落に備えて同じ注文を発注しておくと利確が繰り返される
・トラリピ:指定した範囲にイフダン注文を並べて繰り返す手法
・トラリピで運用すれば、エントリーポイントを苦労して決める必要はない
・売りゾーンを導入して機会損失をなくす
・買いゾーンと売りゾーンのハーフ&ハーフだと利回りが跳ね上がる
以上、こんなところです。
エントリーポイントをゾーンに変えるだけで、エントリーの難しさは消え去ります。
ゾーンを買いと売りに分割してトラリピ運用することで、利回りが上がります。
できた余裕は資金管理にでも回しましょう。
いかにトラリピでもゾーンを大幅に超えてしまうとロスカットの危険があります。
今回ほどの利回りが必要ない場合は、ゾーンを広げることによって、
利回りを犠牲にして安全が手に入ります。
利回りは安全性に変換できるというわけです。
それではこの辺で。
余計な労力は極力省いて効率よく儲けていきましょう!
ヒロセ
注意ポイント
バックテスト結果は今後の利益を保証するものではありません