どうも。
チャート監視をしなくて済むよう手を尽くしているヒロセです。
FXって、時間も手間もかかるしめんどくさいですよね・・
チャートをひたすら見続けて時間を使った挙句、特に確信も持てずに何となくエントリー。
それでも勝てればいいんですが、そういうわけにはいきません。
負けて負けて、たまーに勝って、また負けて負けて・・
『なんでツラい思いをして損しなければいけないのか?』
って気になってきますよね・・(ヽ''ω`)ゲッソリ
しかし、
FXをやめてしまうとFXで儲けることはできません。
FXがツラいのなら、
楽な方法を選べばいい
だけです。d(´ω`*)
こう聞くと、怪しく聞こえますよね。
わかります。
『しんどい思いをして勝てないのに、楽して勝てるワケがない』
と思ってしまうのも無理はありません。
大丈夫です!
安心してください。
『少しずつ』『時間をかけて』運用するのなら、
FXで儲けることはそう難しいことではないんです。
ポイント
仕事が忙しくて監視してる暇がない
疲れて帰ってきてるんだからゆっくりしたい
このような悩みにお答えします。
この記事では、放置で稼げるFX手法である『長期スワップ投資』のやり方や注意点をわかりやすく解説していきます。
FXは別にずっとチャートを見てなくてもできるんです。
ただし、そのためにはやり方を理解しなくてはいけません。
最初にしっかりと準備をしておくことで、運用中はほとんど放置できる方法です。
FXは忙しいといった印象は、やり方次第で変わります。
コレまで苦労して勝てなかったのなら、
『焦らずに少しずつ』と意識を切り替えてみてください。
ぜひ試していただいて、FXの利益を労せずに受け取って欲しいと思います。
注意ポイント
この記事の情報は記事執筆当時のものです。
トレード前に公式HPで確認をお願いします。
目次
FX放置トレードの儲け方とは
早速ですが、この記事で解説する放置トレードの紹介です。
それが、
長期スワップ投資
です。
簡単に言えば、出来る限り『安値』で高金利な外貨を買って保有する手法です。
保有している限り、毎日スワップポイントが付与されます。
この記事では長期スワップ投資の方法を、
1、通貨ペアの選び方
2、FX会社の選び方
3、運用方法
4、資金管理
の手順に従って解説していきます。
放置トレードの注意点
少し脱線しますが、放置トレード絡みでちょっと注意喚起をしておきます。
放置トレードと聞いてよく思いうかべるのは、
いわゆる『システムトレード』『自動売買』といったものでしょう。
システムを使用する際に気を付けなければいけないのは、
『何やってんのかわからない』
って状態です。
システムがブラックボックスで仕組みが完全に理解できないのであれば、
あまりお勧めはできません。
なぜならば、自分自身の成長につながらないからです。
成長できなければ、システムが壊れたりアップデートが止まったりすると、FXで儲けることはできなくなります。
ポイント
長期スワップ投資であれば、儲かる仕組みは明白です。
あとはいかに有利にスワップを得るのかを考えて実行するだけです。
通貨ペアの選び方
通貨ペア選びのポイントは、
資金に対してのリターンをできる限り多くする
ことです。
そのためには、
・単位あたりのスワップが多い
・より大量に保有できる
通貨を選ぶことで、『スワップ×数』の効果が効いてきます。
つまり、『レートが安く』『プラススワップが高い』ことが条件です。
それを満たす通貨は高金利通貨と言われる3種類になります。
・南アランド
・メキシコペソ
・トルコリラ
これらの国の通貨を円で買うことにより、
2国間の金利差であるスワップポイントがもらえます。
注意すべき点としては、
高金利にはワケがある
という点です。
スワップポイントはその国の政策金利と日本の政策金利の差で決まりますが、
スワップポイントだけで通貨を判断するのは危険です。
最も注意すべき点とはインフレ率です。
インフレ率とは物価の上昇率、つまり通貨の下落率ともいえる数値です。
政策金利からインフレ率の影響を除外した実質金利で考えることが大事です。
3国のレートと実質金利比較
レート | 政策金利 | インフレ率 | 実質金利 | |
南アフリカ | 約6.4円 | 3.5 | 3.1 | 0.4 |
メキシコ | 約4.9円 | 4.25 | 4.01 | 0.24 |
トルコ | 約13.3円 | 10.25 | 11.75 | -1.5 |
※調査年月:2020年10月更新
通貨のレートが安く、実質金利が高いほどスワップ投資では有利です。
この数値から判断すると、
長期スワップ投資に最適な通貨ペア
・実質金利:南アランド円
・レートの安さ:メキシコペソ円
※トルコリラ円は不可
といった結果になります。
FX会社の選び方
スワップ投資ですので、とにかく安定的に高スワップを提供する会社を選ぶことが大切です。
スプレッドの影響もありますが、長期保有するのであればスワップを優先すべきです。
では、上記で選んだ高金利通貨のプラススワップが高い会社を比較してみましょう。
ここで比較するFX会社は、
以上の各社です。
・プラススワップ比較表
みんなのFX | LIGHT FX | FXプライム | LION FX | セントラル短資 | |
メキシコペソ円 | 5.5円 | 7.1円 | 7円 | 8円 | 7円 |
南アランド円 | 6.1円 | 7.1円 | 7円 | 6円 | 2円 |
※1万通貨あたり
※調査年月:2020年10月更新
比較表によると、LIGHT FXがイチオシです。
私もペソ円の手動トラリピ運用に使っている会社です。
注意ポイント
スワップ投資の運用方法
通貨ペアとFX会社を選んだら、いよいよ運用です。
スワップ投資のキモは、
・いかに安く買うか
・いかに長く保有するか
の2点です。
いかに安く買えるかは運もありますが、とにかくチャンスを待つしかありません。
買い時を待ちながら、チャンスだと思ったタイミングで資金を分散して買います。
高金利通貨を買うタイミングを、チャートで解説します。
こちらは、南アランド円の約9年分の長期チャートです。
高金利通貨は上記した通り、インフレ率が高く、長期的に下落する傾向があります。
買い足す場合は、長期チャートでこのようにチャネルラインを引いて、
『チャネルの半値以下になったら定額で買う』
などと決めておくと、平均取得単価を下げながらポジションを増やしていけます。(*´ω`*)
焦って高値掴みをしてしまうと、含み損を抱えてしまい利益が出るまでの時間がかかってしまいます。
うまく安く買えたら、あとは資金管理をしながら保有するだけです。
持ってるだけで毎日どんどんスワップポイントが貯まっていきますよ!
スワップがある程度貯まれば、それを元手にポジションを買い足していきましょう。
ポジションが増えればもらえるスワップも増えていきます。
保有➡スワップ積み上げ➡再投資➡さらにスワップ積み上げ
こんな感じ。
このサイクルに入れば、加速度的に資産が増えるのが実感できるでしょう。
※平均取得単価を下げる買い方はこちら。
スワップ投資の資金管理
スワップ投資で運用を始めたら、資金管理をしていかなければいけません。
これは絶対に行って自分の資産の状態を把握しておいてください。
こればかりは放置ではすみません。
簡単ですので、是非覚えてください。
資金管理の考え方ですが、
買う時に、現在のレートで保有できる『ポジションの総量』を割り出せればいいワケです。
そのためにまず、どれだけの下落に耐えられるのかを設定します。
仮に、史上最安値まで耐えられる設定とすると、次のような式が成り立ちます。
資金管理の数式
・必要資金=最大含み損+必要証拠金
・最大含み損=(平均取得単価-史上最安値)×ポジション総量
・必要証拠金=平均取得単価×ポジション総量×1/25
・平均取得単価={(各保有レート×各ポジション量)の総和}÷ポジション総量
メキシコペソ円の史上最低価格は約4.8円ですので、そこまで耐えられる設定として計算していきましょう。
仮に、現在のレート5.2円、資金30万円でどれだけ買えるのかをXと仮定して計算します。
300000=最大含み損+必要証拠金
最大含み損=(5.2-4.8)×X
必要証拠金=5.2×X×0.04
300000=(5.2-4.8)×X+5.2×X×0.04
X≒493421
このようになります。
条件と結果をまとめると、
条件
現レート:5.2円
耐えられる限度レート:4.8円
資金:30万円
レバレッジ:25倍
ロスカット:証拠金維持率100%
結果
買えるポジション総量:約49万通貨
もし、現在保有しているポジションがあって買い足す場合は、
総資産から(保有ポジションの最大含み損+必要証拠金)を引いた残りで計算すればいいだけです。
追記
資金管理例は、記事新規投稿時2020年1月のデータを使用しています。
スワップ投資の安全性検証
高金利通貨を長期保有する場合、インフレ率の高さによって通貨価値が下落すると上記しました。
となると心配は、
『含み損がスワップ益を上回ってしまうのではないか』
というところだと思います。
そこで、実際のチャートとスワップ益を比較して最終的にどうなるのかを検証してみましょう。
これがメキシコペソ円の長期週足チャートです。
この期間で最悪の高値掴みをしてしまったと仮定して計算していきます。
チャートによると、
・期間中最高値は6.36円、時期は2017年7月付近
・現在レートは5.81円、2020年1月
・レート差は6.36-5.81=0.55円
・保有期間は2年6ヵ月、約912日
仮に1万通貨保有していたとしたら、
・含み損は5500円。
・得られたスワップポイントは912×15=13680円
・差額は8180円
・損益率は8180÷13680×100≒60%
となります。
次にさらに長期の月足チャートで検証してみます。
こちらも最悪の事態を想定して期間中の最高値11.53円で掴んだと仮定しましょう。
現在までの
・レート差は11.53-5.81=5.72円、時期は2007年4月
・保有期間は12年8ヵ月、約4620日
1万通貨保有していたとしたら、
・含み損は57200円
・得られたスワップポイントは4620×15=69300円
・差額は12100円
・損益率は12100÷69300×100≒17.5%
となります。
以上の検証により、最悪の事態を想定したにもかかわらず、
週足、月足チャート両方で含み損よりもスワップ益の方が高いという結果になりました。
ポイント
丁寧に安値を拾って複利運用していけば、パフォーマンスは大きく向上すると思われます。
下落に従ってポジションを増やすことで、より有利に運用していけますよ。
※スワップポイントは、記事執筆時2020年1月の数値を適用しています。
まとめ
お疲れ様でした。
今回は長期スワップ投資の手順と注意事項について解説しました。
・長期スワップ投資ならほぼ放置でOK
・放置トレードでもブラックボックスシステムはやってはいけない
・通貨ペアはメキシコペソ円が最強、次点が南アランド円。ただしトルコリラ円は不可!
・FX会社は安定して高スワップなところを選ぼう
・スペックはスプレッドよりスワップ重視
・スワップ投資のキモはいかに安く買うか、いかに長く保有するか
・資金管理は絶対にしておこう!
・条件の悪い長期シミュレーションでもメキシコペソ円なら儲かる
以上となります。
最初に買うタイミングは運次第の面もありますが、安く買えたらコスパは最強レベルなのがスワップ投資です。
一旦利益が発生しだしたらどんどん再投資していきましょう。
保有し続けることが前提なので、レートが下落していけば含み損が増えますが、下がったところで買い足すことで平均取得単価も下がります。
さらにポジションが増えることでスワップ益も多くなります。
時間が経つにつれてどんどん有利になるのがスワップ投資です。
是非資金の一部分だけでも試してみてください。
それでは今回はこの辺で。
FXは最終的に勝つことこそが重要です。
そのためには積み上げですよ。
ヒロセ