どうも。
トラリピ研究家のヒロセです。
このブログでは、
日々アップデートされていく自分のFXに対しての知識や方法を発信しています。
おかげさまでブログを始めた当初より、トラリピに対しての考え方も変わってきました。
『言ってる事違うやん!』
とか怒らないでくださいね。(;^ω^)
私だって成長してるんです。
背は伸びないし毛も生えないけど、
成長してるったら成長してるんですぅ!
トラリピの運用は、レートが大きく動いてもロスカットされないように、
・十分な資金を用意する
・資金がないならロットを落とす
など、
とにかくロスカットを避けることが最重要
と考えている人が多いですよね。
実際、私も以前はそう考えていましたし、そのような記事もたくさん書いてきました。
なぜならば、
トラリピは含み損を『ひたすら耐える』手法
だと考えていたからです。
そうなれば、
耐えれば耐えるほど、耐えきれなかった時のダメージが大きい
ってことになります。
ですから、ロスカットのツールチップ(カーソルを合わせると出るプチ解説)にも、
『実行されるとほとんどの資金を失う』
と書いていました。はぁ・・書き直さないと・・(ヽ''ω`)ゲソー
もちろんそれだって『正解の1つ』であることは間違いないです。
ところがですよ。
ロスカットっていう制度は本来であれば、
『投資家を救済する制度』
なワケです。
であるなら、
ロスカットを恐れずに大胆に攻める設定
で運用するのもアリなんじゃないでしょうか。
ポイント
![](https://gyakuehu.com/wp-content/uploads/2019/06/567880-60x60.jpg)
資金が少ないんだけどどうしたら
具体的な方法があれば知りたい
このような悩みにお答えします。
この記事では、少額で限りなく攻めたトラリピの設定方法と、その結果どうなるのかを解説します。
FXで大切なのは最終的に勝つ事です。
なら、そこに至れるのであれば、その手法は正解ってことですよね!
ロスカットなどされないに越したことはありませんが、必要以上に恐れることもありません。
ぜひ、選択肢を増やして状況に応じてうまく運用していただきたいと思います。
![](https://gyakuehu.com/wp-content/uploads/2020/02/男性挨拶完成.png.png)
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目次
資金が少ない時の攻めるトラリピ設定
FXの基本として、
・ハイリスクハイリターン
・ローリスクローリターン
という考え方があります。
トレーダーであれば、できる限り、
リスクを抑えてリターンを上げる
努力をしたいですよね。
そのために手動トラリピといった発想が出てくるわけです。
トラリピでリスクを抑える場合、想定レンジを広く設定して、
レートがどのように動いても大丈夫
という設定ができれば安心です。
ただし、
想定レンジを広げれば広げる程、必要資金が『加速度的』に増えます。
それに従い利回りは落ちていきます。
つまり、想定レンジを必要以上に広く設定することは、
リスクは低下するが、リターンはそれ以上に低下する
と考えてもいいんじゃないでしょうか。
であれば、
『そんな資金はないし、利回りだって上げたい』
と思うのも無理のない話だと思います。
じゃ、どうしたらいいんでしょうか?
要は、
考え得る最大リスク『ロスカット』になるまでにそれ以上の利益を出せばOK!
ってことですよね。
そのための1つの方法として考えられるのが次の通りです。
ポイント
有利な通貨ペアの狭いレンジに資金を集中する
![](https://gyakuehu.com/wp-content/uploads/2020/02/女性困惑完成.png.png)
資金を集中する通貨ペア
トラリピを始めるにあたっては有利な通貨ペアを探しますよね。
トラリピ向きの通貨ペアというのは、
高低差が少なく、レート変動が激しい
という特徴が求められます。
長期であれ、中期であれ、短期であれ同様です。
それなら、
想定レンジを限定して資金を集中するのに有利な通貨ペア
はこんな感じではないですか?
ポイント
長期チャートで高低差の端あたりでレートが推移しており、
短期チャートで高低差の少ないレンジを形成している
ちょっとこのチャート見てください。
長期チャート
これは『USDCHF』通称『ドルスイ』の週足チャートです。
ここ5年程度の期間で、最も安いレンジで上下を繰り返しています。
しかも、買いで入ればプラススワップがもらえます!
チャンスです。
短期チャート
長期チャートで赤く示したレンジに、4本トラップを設置するイメージの日足チャートです。
設定
・手法:買いトラリピ
・想定レンジ:0.89~0.92
・トラップ本数:4本
・トラップ幅、利確幅:100pips
この狭い想定レンジに資金を集中したらどうなるのか?
シミュレーションをしてみます。
![](https://gyakuehu.com/wp-content/uploads/2020/02/女性笑顔完成.png.png)
運用試算
それでは、多くのFX会社で運用できる最小単位の『1000通貨』で運用する場合を想定して、
運用試算表に入力してみます。
※運用試算表の使用には口座開設が必要です。
マネースクエアに『ドルスイ』の扱いはありませんが、対米ドルの試算表であればそのまま使えます。
必要資金を満たす『最低で切りのいい運用額』で、
レンジを10pips下回ったら損切り(ストップロス)発動という条件にしてみました。
なぜロスカットまで粘らず、損切り設定をいれるのかというと、
ロスカットされると注文が全て取り消し
になるからです。
ま、強制決済よりも自分の意思で切った方が気分だってマシってのもあります。(*´ω`*)
今回のトラリピ設定と、試算結果をまとめるとこうなります。
・運用予定額:25,000円
・仕掛けるレンジ幅:0.89~0.92
・トラップ本数:4本
・1本あたり通貨数:1000通貨
・1回あたり利益額:10フラン、約1,140円
・損切りレート:0.889
・すべて成立時の証拠金:16,234円
・損切り時損失額:‐7,296円
・ロスカットレート:0.88559
運用額25,000円に対して、損切り額は‐7,296円です。
ちなみにロスカットの損失額は約‐8,800円です。
※証拠金維持率100%でロスカット時
意外と少ないと思いませんか?
なぜならば、
総ポジション量が同じである場合を比較すると、
資金を狭いレンジに集中することにより、
含み損合計額が少なくなる
からです。
必要資金の内訳は、
・ポジション保有の為の証拠金
・保有ポジションの含み損合計
であるために、含み損合計が少なくなるほど、
必要資金中の証拠金の割合が増えるというワケです。(*´ω`*)
ポイント
維持率100%でロスカットされるのなら、余程の急変でない限り証拠金は守られます。
これが資金を集中することのメリットです。
逆に、レンジを広くとって資金を分散させていると、
耐えれば耐えるほど、含み損がふくれあがります。
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運用シミュレーション
上記した短期チャートに、損切りレートとロスカットレートを加えたチャートがこちら。
表示期間はこれで3カ月程度です。
このエリアで運用して、
損切り時損失額:‐7,296円以上が儲かれば勝ちが確定
するということです。
あとは、
・このまま引っ張る
・ロットを増やす
・他の有利な通貨ペアに引っ越す
など、その時点でいいと思われる方法を行えばいいワケです。
じゃ、このエリアで運用していたらどうなっていたのか。
利確回数を数えてみましょうか。
期間中、0.9~0.92の間を往復してます。
利確回数は5回です。
つまり、
・利確額合計:1回あたり利確額1,140円×利確回数5回=5,700円
となり、損切りされる前にあと2回利確すれば勝ちは確定ってことです。
![](https://gyakuehu.com/wp-content/uploads/2020/02/女性挨拶完成.png.png)
手動トラリピで有利に運用
今回紹介した『ドルスイ』は上記した通り、マネースクエアでは扱っていません。
もちろん、他のリピート系FX会社では扱っているところもありますが、
どうせ資金を集中するのなら、手動トラリピにしちゃったらいいんじゃないでしょうか?
なぜならば、
資金を集中する分、スペックの影響を受けやすい
からです。
狭いレンジに集中するといっても、トラリピ運用はポジションの保有時間が長くなりがちです。
つまり、
引っ越しがしにくいので、最初が肝心
ってワケです。
手動トラリピならFX会社は自由に選べますよ。
ちなみに『ドルスイ』をお得に買いトラリピするのなら、
次のFX会社の中から選ぶといいかもです。(*´ω`*)
※DMM FXは1万通貨から
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まとめ
お疲れさまでした。
この記事では、少額で限りなく攻めたトラリピの設定方法と、その結果どうなるのかを解説しました。
・耐えれば耐えるほど耐えきれなかった時のダメージが大きい
・ロスカットは投資家を救済する制度
・FXで大切なのは最終的に勝つ事
・レンジを広く設定するとリスクは低下するがリターンはそれ以上に低下する
・ロスカットに合うまでにそれ以上の利益を出せばOK
・有利な通貨ペアの狭いレンジに資金を集中する
・レンジを限定するべき通貨ペア
長期チャートで高低差の端あたりでレートが推移しており、
短期チャートで高低差の少ないレンジを形成している
・資金を集中することで資金に対しての証拠金が多くなる
・維持率100%でロスカットなら証拠金は守られる
・手動トラリピで有利に運用する
・資金を集中する分スペックの影響を受けやすい
・トラリピ運用は引っ越しがしにくいので最初が肝心
以上、こんなところです。
資金を集中する、といっても全財産を1点集中したらダメですからね!
あくまでも分散の1つとして、こういう方法もありまっせってことです。
チャートが有利な位置にあると感じるのなら、試してみるのもアリなんじゃないでしょうか?
ちなみにレンジがコレだけ狭いワケですから、
トラップ本数をもうちょっと増やせばもっとうまく拾えそうじゃないですか?
レンジ上限から下限まで、全く利確しないで一直線に落ちることは考えにくいです。
利確があるとその分資金が増えるので、ロスカットレートだって下がります。
それに応じて損切りラインも下げていけばどんどん安全になっていきます。
レンジを下抜けて損切り発動しても、損切り額以上儲けていればそれでいいし、
上抜けてしまったら、もっと有利な通貨ペアを探すか買い上がればいいだけです。
それではまた。
ココだけの話、ドルスイ、今おすすめです。
でも、ちゃんと自分自身の手で資金管理してくださいね。
ヒロセ