どうも。
裁量トレード修行中のトラリパー、ヒロセです。
FX裁量トレードって難しいですよね~
なにやら、チャートの『マルチタイムフレーム分析』ってのが必須らしいですよ!
でも、チャートの時間軸を変えたら、全く違う景色になりますよね。
同じ通貨ペアのハズなのに、
上昇してるように見えたり、下降してるように見えたり・・
どうしたらいいんでしょうか?
ポイント
![](https://gyakuehu.com/wp-content/uploads/2019/06/567880-60x60.jpg)
なぜかいつも損切りにかかってしまう
わかりやすい見分け方があれば知りたい
このような悩みにお答えします。
この記事では、デイトレードを想定して、チャートの時間足の決め方を解説します。
『トレードすれどもすれども損切りにかかってしまう』
って人、いますよね。
損切りにかかった途端、切り返して思った方向へ伸びていく・・
FXあるあるです。(;^ω^)
もしも、異常な位負けるというのであれば、チャートの時間足の選択が間違っているかもしれません。
負け続けるという事は、逆にいえばチャートが読めているってことです。
時間足選択の間違いを正すだけで、勝率がグンと上がります。d(´ω`*)
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目次
FXで稼げる時間足はどれか?
FXの環境認識ではマルチタイムフレーム分析が大事!
ってのは、FXの勉強をしている人なら誰でも知っているでしょう。
マルチタイムフレーム分析とは、チャートの時間軸を切り替えて分析することです。
でも、いろいろな時間足を切り替えながら見ていると、
買なのか売なのかわからなくなりますよね・・
なぜわからなくなるのか?
理由はこうです。
注意ポイント
必要のない時間足を見過ぎ!
極端な例えでは、
・デイトレで20~30pipsを狙うのに、月足チャートで10年分のチャートを見る
・200pips狙いの中期保有のエントリーに1分足でタイミングを計る
こんなことが無駄なのはわかりますよね。
ポイント
デイトレでは、ボラティリティにもよりますが、
勝負チャートは(15分足~1時間足)程度がお勧めです。
※勝負チャート:トレードする根拠を決めるメインチャート
勝負チャートさえ決まれば、
1~2段上位の時間足で根拠を固め、
下に1~2段の時間足でエントリータイミングを計る程度で十分です。
※特に初心者
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各時間足比較
同時刻の『AUDUSD』のチャートを、時間足ごとに貼って相場状況を見てみます。
4時間足
4時間足では、勢いは弱まっていますが上昇トレンド継続中のようです。
大きく押し目を作って止まっており、押し目買いチャンスに見えます。
1時間足
1時間足では、長期MAをまたいでレートが上下を繰り返していて方向感がありません。
一目均衡表の雲も交互に出ていて、レンジ相場と言えます。
30分足
30分足では、大きなダブルトップを形成して、中短期MAが長期MAをデッドクロスしています。
レートが長期MAを大きく割り込んでいるうえに、
全てのMAの角度が下向きで、相場の反転局面を示唆しているように見えます。
15分足
15分足では、MAの乖離も大きく、雲も下降雲となっており、下降トレンドです。
下落から反転して、短期MAを上抜けてから再度下落を始めています。
戻り売りが狙えそうな局面です。
5分足
5分足では、下降トレンドが一服して中期MAと短期MAがゴールデンクロスしています。
下落はまだ続くかもしれませんが、勢いはかなり弱まっているようです。
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チャートの絞り込み
同時刻のチャートのハズなのに、
時間軸を変えただけでずいぶん違いますよね・・
どうしたらいいんでしょうか・・
答えは簡単です。
ポイント
わかりやすいチャートでトレードすればいい
わかりやすいチャートを選んだ結果、
15分足だったり、4時間足だったりするわけで、
最初から時間軸を決めておく必要などありません。
上に挙げた例でわかりやすいのは、
・4時間足の押し目買い
・15分足の戻り売り
ですね。
『え?同じ通貨ペアなのに目線が違うよね!?』
『買と売どっちなの?』
と、思うでしょう。
では両方でエントリーすると仮定して、疑似トレードをしてみましょうか。
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4時間足疑似トレード
上位足確認
『4時間足』の押し目買いをするんであれば、『日足』で上方向に抵抗がないか確認しておきます。
ちょっと高値警戒感があるかもしれませんが、
特に、意識されるような抵抗帯はない模様です。
買い目線決定!
トレード結果
エントリーする前に、損切りと利確を決めておきます。
下値を切り下げると上昇トレンドの前提が崩れるので、損切りラインは直近安値の下へおきます。
トレンド継続なら上値を切り上げてくる可能性が高いので、利確ラインは直近高値を越えたところにします。
エントリーは、現在の損益率『1』付近なので、陽線が2本続いたところで、
『Buy』エントリー
途中、もみ合いはあったものの、無事に上昇を始めて利確。
84.1pips獲得となりました。
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15分足疑似トレード
上位足確認
全体ではレンジですが、直近の状況では勢いよく下落しています。
直近安値も大きく切り下げており、しばらくはなにも抵抗はなさそうです。
売り目線決定!
エントリー待ち
4時間足同様、下降トレンド前提で、直近高値安値の外に損切り利確ラインを引いてみます。
現レートは安すぎて、利確ラインまで122ポイント(12.2pips)しかありません。
ここから売っても、あまり利益が見込めないのでタイミングを待ちます。
トレード結果
待っていたら、意識されていると思われる中期MAで上昇の勢いが弱まり、損益率が『1』を超えてきたので、陰線が2本続いたところで、
『Sell』エントリー
途中上昇するかに見えましたが、中期MAで無事反落し、利確ラインに到達。
23.6pips獲得となりました。
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なぜ損切りされてしまうのか
いくら、優位性の高いエントリーを考えていても、
それが目論見通りに動くことはほとんどありません。
押し目の最安値で買ったり、戻り目の最高値で売ったりするのが無理なように、
ここから上がる、下がるとビシッと当てれる人はいないんです。
いくら注意を払ったエントリーでも、ある程度の逆行はするものです。
上記の疑似トレードだって‐50pips以上は逆行しています。
勝負チャートが『4時間足』なのに、
損切り設定が『-20pips』とかだと、切られて当たり前です。
つまり、損切りされる理由は『リスクを取らないから』です。
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チャートの差が大きいと目的を見失う
・4時間足でトレードの根拠を決めて15分足でエントリー
・1時間足でトレードの根拠を決めて5分足でエントリー
などをしていては、細部を見過ぎです。
4時間足1本で、15分足16本分、
1時間足1本で、5分足12本分ですよ。
あまり細部を見過ぎると、本来の目的を見失います。
精密なエントリーをしたい気持ちはわかりますが、
最初は、勝負チャートの1段か2段落とし位が適当です。
細部の見過ぎを地図に例えると、
県をまたいで移動するのに、町内会の地図を見るようなものです。
車を持っている人なら、ナビを想像してみてください。
遠くにトライブに行くのに、ナビを最大まで拡大表示させていたら、
目的地に着きませんよね?(;^ω^)
ポイント
『いつもいつも損切りされてから、思った方向へ行く』
という人は、エントリーの根拠を決めたチャートとは、
違う時間軸で損切り幅を設定している可能性があります。
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4時間足はデイトレ向きではない
疑似トレードでは利益が出たものの、4時間足のトレードでは時間がかかり過ぎます。
エントリーしてから決済まで、1本4時間のローソク足が39本です。
つまり、決着がつくまで156時間、6.5日かかることになります。
これではスイングトレードであり、トレード回数が少なくなります。
デイトレで毎日トレード経験を積むのなら、勝負チャートは1時間足まで。
1時間足の環境認識を固めるために、4時間足を見る程度で十分です。
ちなみに15分足の疑似トレードでは、決着がつくまでローソク足34本。
時間換算で、8.5時間です。
ポイント
経験を積むためには『回数』が大切です。
慌ててしまわない程度に短い時間足で、
できる限りトレード回数を繰り返すのが上達する近道です。
練習量をこなさずして上達はあり得ません。
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豆知識
MT4,5をお使いなら、ツールバー下段にある『十字カーソル』をクリックし、
チャート上でドラッグすることで以下の情報が得られます。
十字カーソルの交点からの、
・ローソク足本数
・ポイント:221=22.1pips
・ドラッグ先のレート
検証や疑似トレードの際には非常に便利なので覚えておくといいですよ~d(´ω`*)
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まとめ
お疲れさまでした。
この記事では、デイトレードを想定して、チャートの時間足の決め方を解説しました。
・わからなくなる理由は必要のないチャートを見過ぎだから
・デイトレの勝負チャートは(15分足~1時間足)程度がお勧め
・1~2段上位の時間足で根拠を固める
・下に1~2段の時間足でエントリータイミングを計る
・わかりやすいチャートでトレードすればいい
・レートが目論見通りに動くことはほとんどない
・エントリーで細部を見過ぎると本来の目的を見失う
・いくら注意を払ったエントリーでもある程度の逆行はするもの
・損切りされる理由は『リスクを取らないから』
・4時間足のトレードでは時間がかかり過ぎる
・経験を積むためには『回数』が大切
・練習量をこなさずして上達はあり得ない
以上、こんなところです。
裁量トレードの記事では毎回言っていることですが、
私にしたところで、まだ裁量トレードでガンガン稼いでいるわけではありません。
ですが、疑似トレードではかなり勝率が上がってきました。
私が練習の過程で勉強したことや、気付いたことで、
『コレは!』というものがあれば、どんどん記事にしていくつもりです。
損切りされてから上がって悔しい思いをするのは、
リスクを必要以上に抑えようとするからです。
1回のリスクをあえて取ることで、
トータルでの損失が少なくなればOKじゃないですか!d(´ω`*)
裁量トレードなんて所詮全勝は無理です。
負けを受け入れながら、徐々にバランスを勝ち方向に傾けていけばいいんじゃないでしょうか?
それではまた。
時間も労力も使うべきところに使って、それ以外は節約しましょう。
ヒロセ