どうも。
口座を分けすぎて少々面倒臭くなっております、ヒロセです。
FX会社ってたくさんありますよね~
どれを選んだらいいのか迷ってしまいます。
実は、FX会社にはある程度『タイプ』といえるもので分類できます。
あなたが、
『どういったトレードをしたいのか?』
といった、用途に応じてFX会社のタイプを使い分ける
ことで、より有利に運用することができますよ!
会社次第で、FXの実力関係なしに運用結果が変わります。
有利な会社を選ばないことは、
得られるハズの利益を捨てている
のと同様です。
ポイント
今使ってる会社より有利なところがあれば変更したい
リピート系自動売買の会社はどこがどう違うの?
MT4で自動売買してみたいんだけど・・
こういった疑問にお答えします。
この記事では、FX会社をタイプごとに分類し、各社の特徴を解説していきます。
例えば、利確するまで保有することが前提の手動トラリピと、数pipsを抜くスキャルピングでは重視するべきポイントも違いますよね。(*´ω`*)
ぜひ、最適なFX会社を選んで有利な運用に役立てていただきたいと思います。
注意ポイント
この記事に記載された情報は変わる可能性があります。
取引開始前に各公式HPを確認していただきますようお願いいたします。
スプレッド提示率は基準が統一されていない為、比較は無意味と判断し、掲載を中止しています。
※更新年月日:2021年3月1日
目次
FX会社の『タイプ』とは
FX会社と一口にいっても、様々な会社があり、それぞれに特徴をもっています。
あなたがしたいトレードを有利に運用するためには、
それに適したFX会社を選ぶ必要があります。
※大切なことなので繰り返しています。
が、数多くあるFX会社の中から、
なんの基準もなくトレードする会社を選ぶのは難しいですよね。(;´・ω・)
実は、FX会社が、
『何をセールスポイントにしているのか』
は、ある程度『傾向』『タイプ』があります。
この『タイプ』を大まかに分別し、その中で比較検討することで、あなたに最適なFX会社を選べますよ。(*´ω`*)
ここではざっくりと3タイプに分けてみたいと思います。
取引コスト重視型
主にスプレッドの狭さとスワップポイントの高さをセールスポイントにしています。
基本的に裁量トレード向けです。
手動トラリピがしたいのなら断然ココです!
独自サービス提供型
トラリピや他のリピート系自動売買など、その会社でないと利用できないサービスが売りです。
ほったらかし運用したいならココ。
MT4取り扱い型
MT4が扱えることが特徴です。市販されているEAやインジケータを組み込んでさまざまなトレードが行えます。
ほったらかしにしたいけどコストが気になる人や長期バックテストをしたいのならココ。
比較項目
FX会社の評価基準となる比較項目です。
スワップポイント
スワップポイントは、
『ポジションを1万通貨保有した場合に付与される金利差調整分』
ですが、FX会社により違います。
プラススワップが多く、マイナススワップが少ないほど有利に運用できます。
スワップポイントは毎日変動します。
スプレッド
スプレッドは、
『1通貨あたりの買値と売値の差』
です。
スプレッドが狭いほど有利に運用できます。
スプレッドの提示率は、
提示スプレッドが指定された時間内でどれだけ達成されたのか
を表すもので、FX会社により基準が違います。
※基準が違うので比較は取りやめとしています。
通貨ペア
スワップとスプレッドを比較する『対象通貨ペア』は次の通りとします。
買トラリピに向いた高金利通貨として、
➡『南アランド円』『メキシコペソ円』
ハーフ&ハーフに向いた通貨ペアとして、
➡『米ドル円』『ユーロ円』
手動トラリピバックテストで好成績を叩き出した、
➡『AUDNZD』『USDCHF』
その他の項目
・未決済スワップ課税:未決済のポジションから発生するスワップポイントが税金の対象になるかどうかです。
対象外の会社でも『スワップ振替』などの操作で実現益にしてしまうと課税対象となります。
・スワップ複利運用:未決済のポジションから発生するスワップポイントを有効証拠金として使用(再投資)可能なのかどうかです。
・自己資本規制比率:FX会社の財務健全性を示す指標です。数値が高い方が健全といえます。
・約定通知:手動トラリピの場合、利確したことに気付かずに新規注文を忘れてしまうと機会損失につながるので、敢えて確認しています。
・出金:出金対応です。早い方がいいですよね。
・1000通貨取引:1000通貨取引に対応しているかどうかです。対応している方が便利です。
・ロスカット基準:ロスカットされる証拠金維持率です。低い方がありがたいです。
スワップポイントとスプレッドは月ごとに更新予定です。
※『AUDNZD』の手動トラリピバックテスト結果はこちら。
※『USDCHF』の手動トラリピバックテスト結果はこちら。
取引コスト重視型
取引コストを極限まで抑えるために、余分なサービスを省いているのが特徴です。
主に裁量トレードに特化しています。
もちろん『手動トラリピ』にも最適です。
比較的、スプレッドが狭く、スワップポイントが有利に設定されています。
トレードにかかるコストは一番低く抑えられます。
ここではトップレベルのスペックと優れた特徴を持つ4社6サービスに絞っています。
※会社名をクリックすると公式HPへ移動します。
みんなのFXとLIGHT FXの違い
同じトレイダーズ証券のサービスであるみんなのFXとLIGHT FXですが、違いは次の通りです。
LIGHT FXがFX口座だけなのに対し、
みんなのFXで口座開設すると、『みんなのシストレ』『みんなのオプション』の口座も同時に利用できます。
代わりといってはなんですが、FX口座のスペックはキャンペーンなども含めLIGHT FXの方が優秀な事が多いです。
みんなのFXとLIGHT FXは切り離された別サービスなので、両方同時に口座開設することも可能です。
DMM FXと外為ジャパンの違い
こちらも同じDMM.com証券のサービスです。
FX取引のスペックは一部を除き共通です。
主な違いは取引通貨数です。
DMM FXでは1万通貨からの取引になっているのに対し、外為ジャパンでは1000通貨取引が可能です。
ただし、ユーザーが使えるサービスはDMM FXの方が優れています。
こちらも別サービスなので個別に口座開設することができます。
スワップポイント比較
手動トラリピ向き | スワップ | みんなのFX | LIGHT FX | FXプライムbyGMO | 外為ジャパン |
米ドル円 | 買 | 6円 | 6円 | 4円 | 11円 |
売 | -8円 | -8円 | -19円 | ‐14円 | |
ユーロ円 | 買 | ‐3円 | -3円 | ‐23円 | ‐12円 |
売 | 1円 | 1円 | 8円 | 9円 | |
南アランド円 | 買 | 7.1円 | 11.1円 | 6円 | 9円 |
売 | -7.1円 | -11.1円 | ‐6円 | ‐12円 | |
メキシコペソ円 | 買 | 4.1円 | 6.1円 | 5円 | 取り扱いなし |
売 | -4.1円 | -6.1円 | ‐5円 | ||
AUDNZD | 買 | -1円 | -1円 | 取り扱いなし | |
売 | 0円 | 0円 | |||
USDCHF | 買 | 19円 | 19円 | 21円 | |
売 | -20円 | -20円 | -24円 |
特に裁量向き | スワップ | セントラル短資 | DMM FX |
米ドル円 | 買 | 4円 | 11円 |
売 | -84円 | -14円 | |
ユーロ円 | 買 | ‐8円 | -12円 |
売 | -22円 | 9円 | |
南アランド円 | 買 | 2円 | 9円 |
売 | -6円 | -12円 | |
メキシコペソ円 | 買 | 7円 | 取り扱いなし |
売 | -17円 | ||
AUDNZD | 買 | 0円 | |
売 | 0円 | ||
USDCHF | 買 | 11円 | 21円 |
売 | ‐26円 | -24円 |
※調査年月2021年3月1日
※セントラル短資とDMM FXに関しては自動トレード記録ツールが使用できるため、『特に裁量向き』として別枠を設けています。
※トレード記録ツールの比較はこちら。
スプレッド比較
手動トラリピ向き | みんなのFX | LIGHT FX | FXプライムbyGMO | 外為ジャパン |
米ドル円 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.3銭※ | 0.2銭 |
ユーロ円 | 0.4銭 | 0.4銭 | 0.6銭 | 0.5銭 |
南アランド円 | 0.9銭 | 0.9銭 | 0.9銭 | 1銭 |
メキシコペソ円 | 0.3銭 | 0.3銭 | 0.5銭 | 取り扱いなし |
AUDNZD | 2.9pips | 2.9pips | 取り扱いなし | |
USDCHF | 1.5pips | 1.5pips | 1.6pips |
特に裁量向き | セントラル短資 | DMM FX |
米ドル円 | 0.1銭 | 0.2銭 |
ユーロ円 | 0.4銭 | 0.5銭 |
南アランド円 | 0.9銭 | 1銭 |
メキシコペソ円 | 0.2銭 | 取り扱いなし |
AUDNZD | 1pips | |
USDCHF | 4pips | 1.6pips |
※調査年月2021年3月1日
※1取引当たり50万ドル超の場合は0.6銭
その他の項目比較
みんなのFX(LIGHT FX) | FXプライムbyGMO | セントラル短資FX | DMM FX(外為ジャパン) | |
未決済スワップ課税 | 対象外 | 対象外 | 対象 | 対象外 |
スワップ複利運用 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
自己資本規制比率 | 353.3% | 899.3% | 903.6% | 341.8% |
約定通知 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
出金 | 受付11時まで当日 | 受付15時まで翌営業日 | 翌営業日 | 受付15時まで翌営業日 |
1000通貨取引 | 可能 | 可能 | 可能 | 不可(可能) |
ロスカット基準 | 100% | 80% | 100% | 50%(60%) |
※調査年月2019年9月
取引コスト重視型FX会社まとめ
以上、取引コスト重視型FX会社の比較でした。
資金に余裕があるのなら、各社に分散投資してリスクを減らしましょう。
『手動トラリピ、裁量トレードならココ。』
各社の特徴
っていう感じでしょうか。
みんなのFX、LIGHT FXはほぼ万能ですので、この2サービスで通貨ペアを使い分けるという運用もありですね!(*´ω`*)
独自サービス提供型
主にその会社でしかできないシステムトレード(自動売買)を売りにしています。
システムトレードは、さらに『リピート系』と『ストラテジー系』に分けられます。
ポイント
ここではロジックが明確でわかりやすいリピート系のみのご紹介となります。
ストラテジー系では儲かる仕組みがわからないことが多いため、正確なバックテストなどでの検証が必要です。
独自のサービスが充実している分、手数料が高いです。(スプレッドが広い、スワップポイントが少ない等)
ここでは私がセレクトした4社と、提供されているリピート系サービスを比較していきますよ。(*´ω`*)
スワップポイント比較
スワップ | マネースクエア | アイネット証券 | インヴァスト証券※(1) | FXブロードネット | |
米ドル円 | 買 | 1円 | 6円 | 5円 | 3円 |
売 | -99円 | -41円 | -35円 | -39円 | |
ユーロ円 | 買 | ‐65円 | ‐42円 | ‐25円 | ‐31円 |
売 | 1円 | 12円 | 2円 | 2円 | |
南アランド円 | 買 | 2円 | 12円 | 2円 | 6円 |
売 | -14円 | -22円 | ‐12円 | ‐24円 | |
メキシコペソ円 | 買 | 2円 | 8円 | 取り扱いなし | |
売 | -5円 | -18円 | |||
AUDNZD | 買 | 0円 | -6円 | -0.1NZドル | -27円 |
売 | 0円 | 0円 | -0.2NZドル | 2円 | |
USDCHF | 買 | 20円 | 0.02フラン | 2円 | |
売 | -60円 | -0.72フラン | -36円 |
※調査年月2021年3月1日
※(1)インヴァスト証券の外貨建て通貨ペアのスワップ単位は『2nd currency建て』です。
スプレッド比較
マネースクエア※(1) | アイネット証券 | インヴァスト証券 | FXブロードネット | |
米ドル円 | 4銭 | 2銭 | 0.3銭 | 0.2銭 |
ユーロ円 | 4銭 | 3銭 | 0.5銭 | 0.5銭 |
南アランド円 | 2.5銭 | 7銭 | 1.8銭 | 16.4銭 |
メキシコペソ円 | 2.5銭 | 1銭 | 取り扱いなし | |
AUDNZD | 2pips | 6.0pips | 5.8pips | 7.1pips |
USDCHF | 取り扱いなし | 4.0pips | 2.0pips | 2.8pips |
※調査年月2021年3月1日
※(1)実測値
・各社のスプレッド以外の自動売買システムの売買手数料としては以下の通りです。
注意ポイント
・マネースクエア、アイネット証券は無料。
・インヴァスト証券<自動売買注文>
全通貨ペア一律、以下のマークアップ手数料が適用されます。 1回の取引数量が増えると手数料は割安になります。
取引数量 新規 決済 1,000通貨あたり 1万通貨未満 2.0pips 2.0pips 片道20円(対外貨は0.2外貨) 1万通貨以上10万通貨未満 1.0pips 1.0pips 片道10円(対外貨は0.1外貨) 10万通貨以上50万通貨未満 0.5pips 0.5pips 片道5円(対外貨は0.05外貨) 50万通貨以上 無料 ・FXブロードネット
トラッキングトレードで新規約定した取引には、1ロットあたり新規手数料200円(ライトコースは20円)と決済手数料200円(ライトコースは20円)の取引手数料が発生します。取引手数料は新規注文約定毎(繰り返される注文も含みます)に新規手数料と決済手数料を合わせてお客様の証拠金から徴収いたします。
その他の項目比較
マネースクエア | アイネット証券 | インヴァスト証券 | FXブロードネット | |
未決済スワップ課税 | 対象外 | 対象外 | 対象 | 対象外 |
スワップ複利運用 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
自己資本規制比率 | 358.0% | 642.4% | 566.0% | 334.1% |
出金 | 翌々営業日 | 翌営業日~翌々営業日 | 翌営業日 | 翌営業日~翌々営業日 |
1000通貨取引 | 条件付き可※1 | 条件付き可※1 | 条件付き可※1 | 条件付き可※1 |
ロスカット基準 | 100% | 100% | 100% | 1~100%※2 |
※調査年月2019年9月
※1 南アランド円、メキシコペソ円の最小取引単位は1万通貨。
※2 FXブロードネットでは、レバレッジの上限とロスカット基準を選べるコースが5つ用意されています。以下の表でご確認ください。
レバレッジ
ブロード1コース 預かり評価残高のおよそ1倍の取引が可能 ブロード20(ブロード20ライト)コース 預かり評価残高のおよそ1~20倍の取引が可能 ブロード25(ブロード25ライト)コース 預かり評価残高のおよそ1~25倍の取引が可能 ブロード25MC(ブロード25ライトMC)コース 預かり評価残高のおよそ1~25倍の取引が可能 ブロード25S(ブロード25ライトS)コース 預かり評価残高のおよそ1~25倍の取引が可能 ロスカット 有効証拠金が各コースの取引証拠金の設定割合を下回ると自動的に反対売買されます。
ブロード1コース = 1% ブロード20(ブロード20ライト)コース = 8% ブロード25(ブロード25ライト)コース = 20% ブロード25MC(ブロード25ライトMC)コース = 20% ブロード25S(ブロード25ライトS)コース = 100% ※取引証拠金とは、それぞれの未決済ポジションごとに必要な証拠金です。
※有効証拠金とは、口座資産に含み損益を加味し、出金依頼額を差し引いた額です。
各会社の取引ルールの違い
同じリピート系自動売買を提供しているFX会社でも、取引ルールに少しづつ違いがあります。
ここではその違いについて比較します。
それぞれの違い
・値幅の設定方法
・想定レンジの設定方法
・損切りの設定方法
・ハーフ&ハーフ運用の可否
以上の各項目を、比較してみましょう。
マネースクエア | アイネット証券 | インヴァスト証券 | FXブロードネット | |
値幅の設定方法 | トラップ幅、利確幅共に任意で設定できる。 | 通貨ペアによりあらかじめ数種類用意されている中から選ぶ。トラップ幅と利確幅は共通。 | トラップ幅、利確幅共に任意で設定できる。 | 投入資金でトラップ本数、想定レンジで値幅が自動で決定される。トラップ幅と利確幅は共通。 |
想定レンジの設定方法 | レンジの上限と下限のレートを指定する。 | 現レートから設定した本数×利確幅できまる。追尾設定あり。 | 想定レンジ上限と最大レンジ幅を指定する。追尾設定あり。 | 最大レンジ幅を指定する。追尾設定あり。 |
損切りの設定方法 | オン、オフ設定あり。指定したレートで全ポジションが決済される。 | オン、オフ設定あり。1本ごとに損切り幅が設定される。 | オン、オフ設定あり。1本ごとに損切り幅が設定される。 | オン、オフ不可。想定レンジを下抜けた場合、レンジ上限のポジションが損切りされる。 |
ハーフ&ハーフの可否 | 自動で可能。 | 追尾設定があるため不可。 | 追尾設定を切れば可能。 | 追尾設定があるため不可。 |
※調査年月2019年9月
各社毎に特徴があり、読むだけで違いを完璧に把握することは困難です。(;^ω^)
また、専門用語なども会社ごとに違っており、最初は戸惑うこと間違いなしです。
ざっくりとした傾向としては、
・マネースクエアとインヴァスト証券が、細かく設定可能だけどシステムをよく理解する必要がある。
・アイネット証券とFXブロードネットが、簡単設定で運用が可能だけど、細かい設定変更はできない。
といったところでしょうか?
各社共、あらかじめプリセットされた設定を選択するだけの、簡単な取引方法が用意されていますが、内容が理解できないのならあまりオススメはできません。(;^ω^)
なぜならば、損失が出た場合『なぜ損失が出たのか』理解できないと次の取引に経験を生かすことができないからです。
なによりも『もやもや』しますからね。
以下に各社の取引方法についてのリンクを貼っておきますので、詳しく知りたい方は読んでみてください。
・マネースクエア(トラリピ)
・アイネット証券(ループイフダン)
・インヴァスト証券(トライオート)
・FXブロードネット (トラッキングトレード)
独自サービス提供型FX会社まとめ
以上、独自サービス提供型FX会社の解説でした。
『ほったらかし運用したいならココ!』
各会社ごとに特徴があり、どこを利用したらいいのか迷うところですよね・・
しかも、『イフダン注文をばら撒いてリピートする』という点では同じでも、
細かいところの違いって、実際に取引してみないと実感がわかないと思います。(;^ω^)
この手のFX会社は、便利なシステムを提供している代償として取引コストが比較的高いことが特徴です。
そのため、
『コストをどこで回収しているのか』に加え、
『各会社の最大の強み』
を検討して、どういった利用をするかを決めて分散投資するのが最適でしょう。
コストの回収ポイント(不利な点)としては、
・マネースクエアは買いスワップの低さ。
・アイネット証券はスプレッドの広さ。
・インヴァスト証券は高めのマークアップ手数料。
・FXブロードネットは売買手数料とマイナー通貨ペアのスプレッドの広さ。
各会社の強みとしては、
・マネースクエアはスプレッドが比較的狭い。ハーフ&ハーフが自動で可能。
・アイネット証券はスワップポイントの高さ。
・インヴァスト証券はバックテストでの検証結果を確認して注文できること。
・FXブロードネットはメジャー通貨の取引コストの安さ。
と、なります。
あ、マネースクエアの『運用試算表』は口座開設をしないと使えませんので、要注意です。(;^ω^)
ただし使いこなせると、全てのリピート系トレードの試算に非常に役立ちます。
このツールの為だけにマネースクエアに口座開設するのも全然アリだと思います。
※運用試算表の使い方はこちら。
※トライオートのコアレンジャーのバックテストはこちら。
MT4取り扱い型
その名の通り、MT4が扱える会社です。
MT4に組み込むEAの種類を変更することでさまざまなシステムトレードが可能です。
さらにEAを自分で作成し、独自のトレードを行うこともできます。(要勉強)(;^ω^)
EAを使用しなくても、MT4にさまざまなインジケータを組み込めるため、
トレードの優位性を向上させることができます。
MT4取り扱い型FX会社
注意ポイント
FXTFは2020年5月から新規口座でのEA使用を禁止しています。
ただし、スプレッドのスペックが国内トップレベルでありながら、MT4が使える優位性はかなりのものです。
スワップポイント比較
スワップ | FXTF(ストリーミングコース) | OANDA Japan(東京サーバーコース)※1 | |
米ドル円 | 買 | 3円 | 7円 |
売 | -53円 | -28円 | |
ユーロ円 | 買 | -20円 | -26円 |
売 | 5円 | 5円 | |
南アランド円 | 買 | 8円 | 5円 |
売 | -18円 | ‐11円 | |
メキシコペソ円 | 買 | 6円 | 5円 |
売 | -19円 | ‐7円 | |
AUDNZD | 買 | -15円 | -0.18NZドル |
売 | -3円 | -0.13NZドル | |
USDCHF | 買 | 18円 | 0.03フラン |
売 | -42円 | -0.44フラン |
※1万通貨当たり
※調査年月2021年3月1日
※OANDAの対円以外の通貨ペアのスワップポイントは『2nd currency建て』で表示
※1、OANDA Japanの口座選択基準は『MT4で自動売買ができる口座』です。詳しくはこちらをご覧ください。
スプレッド比較
FXTF | OANDA Japan | |
米ドル円 | 0.1銭 | 0.3銭 |
ユーロ円 | 0.3銭 | 0.4~0.5銭 |
南アランド円 | 0.9銭 | 1銭 |
メキシコペソ円 | 0.3銭 | 0.3銭 |
AUDNZD | 1.9pips | 1.4pips |
USDCHF | 1.5pips | 1.1pips |
※調査年月2021年3月1日
その他の項目比較
FXTF | OANDA Japan(東京サーバーコース) | |
未決済スワップ課税 | 対象外 | 対象外 |
スワップ複利運用 | 可能 | 可能 |
自己資本規制比率 | 316.6% | 293.7% |
出金 | 9時以前受付で当日 | 11時以前受付で当日 |
1000通貨取引 | 可能 | 不可(プロコース可能) |
ロスカット基準 | 50~100% ※1※2 | 100% ※2 |
※調査年月2019年9月
※1 証拠金判定時間のみ100%。詳しくはこちらをご覧ください。
※2 証拠金維持率が100%を割り込んだ場合、含み損の大きいポジションから順に強制決済され、証拠金維持率が100%を回復するまで続きます。
MT4取り扱い型まとめ
以上が、MT4取り扱い型FX会社のスペックです。
『MT4を使用するならココ!』
残念ながら現在、FXTFではEAの使用ができなくなっています。
自動売買が可能であれば、
『ここにしとけば間違いなし』
と、自信を持っているオススメできるんですが、残念ですね・・(;´・ω・)
しかし、MT4へ各種インジケーターを組み込んで裁量トレードの補助とすることで、
十分に有利なトレードができるハズです。
MT4が使えるのに、取引コスト重視型と同等のスペックを誇るのがFXTFの最大の特徴です。
OANDA Japanもコースにより自動売買ができなかったり、
できても1万通貨からの取引になったりするので、取引詳細をよく確認してください。
OANDAでは、独自のインジケーターや分析ツールが使えるのが強みです。
特に、
『オートチャーティストを使用するためだけ』
にOANDAを選ぶ人も多いという知る人ぞ知るといった口座です。
ちなみに、
リピート系の運用ができるEAは、
こちらの千刻|システム紹介でダウンロードできます。
バックテストのみであれば、
デモ口座との組み合わせで、無料で使用できます。
※リアル口座への導入は『認証キー』の購入が必要です。
『グリッドトレード』と呼称されてはいますが、売買ロジックはイフダン注文をリピートするものです。
このEAを使いこなすことができれば、あらゆる通貨ペアで買い、売り、ハーフ&ハーフなどのリピート系運用ができるハズです。
※デモ口座で『千刻』でのバックテストをする方法はこちら。
※リピート系EAを無料で使用する方法はこちらでも読めます。(*´ω`*)
まとめ
お疲れ様でした。(*´ω`*)
この記事では、FX会社を『タイプ別』に分けた選び方と各会社のスペックと特徴を解説しました。
FX会社の選び方としては、
まずあなたのやりたいトレードにあったタイプを選択し、
その中から各会社の長所を理解してから選ぶといいですよ。(*´ω`*)
今回、各タイプごとに集めたFX会社は総合力が優れていること、優れた特徴を持つことは当然ですが、
それぞれのFX会社で優れた点は少しづつ違います。
資金に余裕ができてくれば、分散投資でリスクを減らしましょう。
投資の世界には『卵はひとつのかごに盛るな』という格言もありますしね。
この記事で記載してある、細かい情報などは変わる可能性があります。
が、各社の関係や方針などが簡単に変わったりすることは、そうそうあることではないと思います。
コスト重視の会社がいきなり手数料を増やすことは考えにくいし、
サービス重視の会社がいきなりサービスを終了することも、
MT4が扱える会社がMT4の扱いを辞めることもないでしょう。
※FXTFはEAの使用を中止してしまいましたが・・(;^ω^)
安心して口座開設していただきたいと思います。(*´ω`*)
それでは、この辺で失礼します。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
ヒロセ