どうも。
楽してたんまり儲けたいヒロセです。
私はこのブログで、
・FX初心者
・裁量トレードで勝てない
・FXする時間がない
といった人向けに手動トラリピをお勧めしています。
が、賢い読者であれば、
『それって本当なの？』
って調べたりするんではないでしょうか？
素晴らしいですね！d(´ω｀*)
そこで、
『トラリピには絶対手を出すな』
なんて情報を見つけたら、心配になってきますよね・・(;´･ω･)ﾎﾝﾄﾆﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞ?
ポイント
トラリピ危険って言われてるけど・・
どうすればいいのか知りたい
このような悩みにお答えします。
この記事では、トラリピのリスクと失敗の具体例を解説します。
最後には、失敗をしないための対策案も提示しています。
新しく何かを始めるのは、誰だって不安がつきまといますよね。
不安をできる限り減らすために必要なのは『理解』です。
リスクを十分に理解することで、安全な運用方法がわかりますよ。
目次
トラリピが危険な本当の理由
トラリピの事を調べていると未だに、こういった意見を見かけますよね・・
『トラリピは危険だから絶対に手を出してはいけない』
読んでみるとなかなかの説得力です。
じゃ、
裁量トレードで勝てない人や
トレードの時間が取れない人は
FXをするべきではないんでしょうか？
大丈夫です！
安心してください。(*´ω｀*)
結論からいきます。
トラリピが危険だと言われる本当の理由はこうです。
本当の危険
理解しないままのトレード
よくわからないままトラリピをしてはいけません。
でも、コレってトラリピに限ったことではないですよね。
全てのFXの手法に共通することでもあります。
所詮、FXも手法もタダの『道具』『手段』に過ぎません。
例えば、
他人を傷つけたいという悪意を持った人に
『包丁』を持たせると危険ですよね。
ところが、
他人に美味しい料理を食べて欲しいという善意を持った人に
『包丁』を持たせると有益です。
つまり、『道具』『手段』が危険か有益かは使う人次第ってことです。
有益に使うためには、正しく使う必要があります。
正しく使うためには、正しい理解が必要です。
トラリピのロジックはこちら。
さらに詳しくはこちら。
もしも、この動画が理解できないのであれば、FXで儲けることは諦めた方が幸せに生きていけるでしょう。(о´∀`о)
デイトレとトラリピの違い
それでは、
デイトレを例に挙げて、トラリピとの比較を図解で解説してみましょう。
FXで儲け続けるためには、
『トレード結果の平均が、損益境界線の安全域側である』
必要があります。
損益境界線は勝率と損益率によって決まります。
デイトレでは
勝率と損益率は相反関係にあり、
勝率を上げると、損益率は下がり、
損益率を上げると、勝率は下がります。
勝率と損益率の交差する点がトレードの結果というワケです。
求めるべきトレード結果の違いが、デイトレとトラリピの最大の違いです。
デイトレの場合
デイトレでは、トレードの結果を安全域に維持するように利確と損切りを繰り返します。
狙うエリアはこんな感じ。
このエリアで決済するために、
・チャート分析
・チャート監視
・結果の検証
などの労働を日々行うのが『デイトレーダーの仕事』です。
デイトレでは、ポジション保有のリスクを負うのは保有中だけであり、決済が終わってしまえば、レートの影響は受けません。
ただし、代償として、
日々の労働とトレード技術の研鑽が必要
となります。
トラリピの場合
トラリピでは基本的に損切りを考慮しません。
つまり、理想的なトラリピでは狙うポイントはここです。
いくらトラリピであろうとも、全くチャート分析がいらないワケではありません。
ある程度のレートが動く範囲、想定レンジを決める必要があります。
レートが想定レンジ内に存在する限り、結果は常に理想のポイントに落ち着きます。
ただし、想定レンジを超えた場合、待っているのはロスカットです。
トラリピの場合、ロスカットされる状況というのはこんな感じ。
含み損を耐えに耐えた末に、耐えきれずにロスカット
その際のダメージは、口座のほぼ全てを失うこととなり、
全資産を1つの口座に集中していた場合は、
『トレーダーとしての死』に等しいものとなります。
ロスカットを避けるためには、
想定を越えそうになった場合、多くの犠牲をいとわずに損切りを行う
必要があります。
ロスカットされていたら、危険域に突入してしまうトレード結果を、
どうにか安全域にとどめるのが、
トラリピで損切りをする意味です。
つまり、
・安全な想定レンジの設定
・想定を超えそうになった場合の対応
を事前に考えて準備しておくことが『トラリパーの仕事』です。
十分に安全性を確保したトラリピでは、ほぼすることはありません。
つまり、
安全で楽なトレード
であるってことです。
ただし、代償として、
安全なほどリターンは少なく、
想定を越えた場合の損失が大きい
ものになります。
トラリピの失敗例
トラリピの運用には、感情の入り込む余地はありません。
ですから、初心者や裁量で勝てない人でも勝つことができます。
では、なぜ失敗する人がいるのか？
それは設定（事前準備）の段階で、欲張り過ぎるためです。
コロナショックでの失敗
2020年3月に起きた『コロナショック』では、多くのロングホルダーが損失を出しました。
誰にも知られずにひっそりと自分のFX挑戦を諦めた人も多いハズです。
例えば、
南アフリカランド円をトラリピ運用していた場合で、欲張った設定の失敗例を考えてみます。
青枠のエリアで運用しているトラリパーは、ついこのように考えてしまいます。
甘い考え
史上最安値の6.3円まで近くなってきたな・・
しかし、底値圏だし最安値は強力なサポートラインになるだろう、それほど心配することはない。
想定レンジ下限を6.5円位に上げて資金を集中させれば利回りが上がるんじゃないか。
1年もすれば、資金も増えて想定レンジもおのずと広がるだろう。
もし、下落することがあってもそれまでには資金も増えるハズだ。
ところが、
コロナショックが勃発し、史上最安値は破られ一気に5.6円付近まで下落しました。
この局面に、
全財産をランド円のみに集中していたらどうなっていたか
考えてみてください。
損切り＋プール金でロスカットを免れる
これは、私の運用していたランド円の実話です。
正確には2019年末に口座を引っ越しし、年明けから口座資金での全力運用を始めました。
ところが、ランド円は年初の7.8円からコロナショックの底値まで25%以上の下落に見舞われました。
順調に下落してポジションが増えたところから、さらに下落したわけですから耐えられるワケがありません。
他の通貨ペアもあわせて、
・ショック前：約500万円＋プール金200万円
で運用していた手動トラリピの口座は、
・ショック後：損切り‐170万円＋含み損‐270万円※最大値
となりプール金は使い果たしました。
もしも、この時、
損切りの具体的行動方法と
プール金の準備が無かったら、
ロスカットされ僅かな証拠金のみを残して資産を失っていたでしょう。
※コロナショック後の生存報告はこちら。
※当時の損切り方法はこちら。
FXで儲け続けるための考え方
ここでは、私の失敗例を挙げてみましたが、別にトラリピを否定するつもりはサラサラありません。
むしろ、改めてトラリピのメリットを再確認することとなりました。(*´ω｀*)
私の失敗では、タイミングが悪かったこともありますが、
そんなことをいくら後悔したところで失った資金は戻りません。
FXではこんなこともあると思っておくことが大事です。
FXで出た結果は100%自分の責任です。
これからトラリピを始めるのなら
なぜ私が自分の失敗を紹介したのかというと、
未来の自分と、コレから始める人への戒めとする
ためです。
いくら失敗談を言って聞かせたところで、
人というのは自分で体験するまでわかりませんし、
痛い目にあっても何度も繰り返してしまいます。
だからといって、何もしなくてもいいワケではありません。
損失を出したくないのなら、損失を出した人のいうことを参考にしてください。
これからトラリピを始めるのなら、是非次の事を守ることをお勧めいたします。
ポイント
・想定レンジは十分安全に設定する
・想定が外れた場合を想定しておく
・全財産を1つの通貨ペアに投下しない
この3項を基本として、
手動トラリピにより優れた通貨ペアとFX会社の組み合わせで運用していけば、
『安全』で『ストレス』がなく『利回りに優れた』運用ができるハズです。
まとめ
お疲れ様でした。
この記事では、トラリピのリスクと失敗の具体例を解説しました。
・本当の危険とは理解しないままのトレード
・危険か有益かは使う人次第
・正しく使うためには正しい理解が必要
・デイトレでは日々の労働とトレード技術の研鑽が必要
・安全なほどリターンは少ない
・トラリピは想定を越えた場合の損失が大きい
・トラリピ失敗の原因：設定の段階での欲張り過ぎ
・FXで出た結果は100%自分の責任
・損失を出したくないのなら損失を出した人のいうことを参考にする
・想定レンジは十分安全に設定する
・想定が外れた場合を想定しておく
・全財産を1つの通貨ペアに投下しない
・優れた通貨ペアとFX会社の組み合わせで運用する
以上、こんなところです。
トラリピだからダメ！なんてことは決してありません。
どんな手法でもリスクは存在します。
しかし、リスクを恐れてばかりいては利益を上げることはできません。
リスクを十分に理解することで、リスク回避が可能になり、メリットのみを受け取ることができます。
トラリピは初心者や時間の無い人にとって有効な手法であることは間違いありません。
しかし、想定外の事態に弱いこともまた事実です。
弱点がわかっていれば弱点をカバーする工夫をすればいいだけです。d(´ω｀*)
それではまた。
事前に全ての準備ができることもトラリピのメリットですよ。
ヒロセ
