こんにちは。
ヒロセです。
前回の発表通り、
トラリピ運用の利確幅拡大により、利確の機会が大幅に減ったため『週刊』トラリピ運用実績は取りやめることにしたわけですが、
9月に入り、大きな動きがあったので号外として公開してみたいと思います。(*´ω`*)
それでは2019年9月の実績、号外を公開します。
手法は手動トラリピです。
設定は
通貨ペアは? | 南アフリカランド/円 |
利確幅 は? | 0.1円 |
1本あたり何通貨? | 7万通貨 |
となってますが、新規注文分は
・利確幅0.2円
・1本あたり14万通貨
と、変更しております。
今回、やっとこさ利確幅0.2円でのポジションが利確したので、公開することにしたわけです。(*´ω`*)
初めて利確幅を変更して発注したのは6月なので、影響が出るまで3ヵ月かかったことになります。(;^ω^)
出典:YJFX!
7月下旬から始まった下落も、8月下旬から上昇に転じて、9月に入ってから2週連続で利確いたしました~♪(*´ω`*)
これだけの勢いのある上昇なら、利確幅を広げた効果も抜群です!
なんせ、利確幅は2倍ですが、利益額はポジション1本当たり4倍ですからね。(同じ上昇幅では2倍)
それが2本、2週連続で利確したわけですので、正直に申しましてホクホクです。(*´ω`*)
そして、それに費やした労力はほぼ0です。
トラリピやっててよかったとしみじみ感じている次第でございます。
利確幅2倍で利益額4倍のカラクリとは
利確幅が2倍なのに、
『なぜ利益額が4倍になるの?利確幅2倍なら利益額も2倍でしょ?』と、
不思議に感じる人もいらっしゃるかと思うので、ちょっと解説しときますね。
利確幅を変更する場合、必要資金が同じと仮定するならば、ポジション1本当たりの通貨量も併せて変更する必要があります。
つまり、下落して買い下がった場合、変更前と変更後で保有ポジション量が同じであることが大事です。
今回の場合、
・変更前:0.1円下落するごとに、7万通貨買い。
・変更後:0.2円下落するごとに、14万通貨買い。
と、なるわけです。
これで、下落幅に対しての保有ポジション量は同じになることはわかりますよね。
そして、買ったポジションが反転して利確した場合です。
・変更前:0.1円上昇で、7万通貨分の利益。0.1×70000=7000円の利益額。
・変更後:0.2円上昇で、14万通貨分の利益。0.2×140000=28000円の利益額。
と、いうわけです。
これが2倍の利確幅で、利益額が4倍になる理由です。
利確幅を広げるメリットとデメリット
メリット
利確幅を広げる最大のメリットとして
『利益に対してのスプレッドの割合が減る。』
と、いうことが挙げられます。
特に、南アランド円などの高金利通貨はレートに対してのスプレッドが広く設定されているので、
利確幅が狭く、利確回数が多いほど、スプレッドの負担が大きくなるわけです。
例)
・利確幅0.1円(10銭)の場合:10銭の利益を得るために、1.3銭分のスプレッドが必要。利確回数は0.1円ごと。
・利確幅0.2円(20銭)の場合:20銭の利益を得るために、1.3銭分のスプレッドが必要。利確回数は0.2円ごと。
※スプレッド1.3銭と仮定
どうでしょうか?
利確幅を広く変更することで、1回の利益に対してのスプレッドが減り、
利確回数が減ることにより、スプレッドがかかる回数そのものも減らすことができるのが理解できると思います。
付け加えて、手動トラリピの場合、新規発注の手間も減らせるのもメリットといえます。(ぶっちゃけ、暇な位です。汗)
デメリット
利確幅を広げることには当然、デメリットもあります。
それが、
『利確の機会が大幅に減る。』
と、いうことです。(ま、メリットでもあるワケですが・・・)
上記した通り、利確幅を2倍にしたことで利益額が4倍になったわけですが、
それ以上に利確の機会が減ってしまうと、トータルでの利益額は減ってしまいます。
例えば、利確幅2倍で利確の機会が5分の1まで減ったと仮定します。
・変更前:期間中に1回7000円が5回の利確。5×7000=35000円の利益。
・変更後:期間中に1回28000円の利確。1×28000=28000円の利益。
※スプレッドの影響は無視
と、なり、結果的に同じ資金額に対して収益が減るといったことになるわけです。(;´・ω・)
バックテストが大事って話
以上の話を総合して考えると、
利確幅を広げることで、確かに手数料の負担は軽くなります。
ですが、利確回数が減ることで、手数料の負担軽減分を上回る利益減となる可能性もあるわけです。
それを『ある程度』事前に調べることができるのがバックテストです。
バックテストを行うことで、効率のいい通貨ペアの選び方や、トラリピ設定などを知ることができますよ。(*´ω`*)
12ヵ月までの期間に限っていえば、
インヴァスト証券(トライオート )の『自動売買ビルダー』でバックテストが可能です。
(スワップポイントや各種手数料はトライオートの値が適応されます。)
もっと長期間及び詳細なバックテストを行うには、
MT4でリピート系のEAを組み込んでテスターを回す方法があります。
多少、手間はかかりますが、すべて無料で行う方法もあります。
トラリピでよりよい成果を目指すなら、是非ともトライしていただきたいと思います。
それでは、今回はこの辺で・・
実績報告なのに少々長くなってしまいましたね。(;^ω^)
最後までお読みいただきありがとうございました。
ヒロセ