こんばんは。
ヒロセです。
今日は前回の続き、手動トラリピのトレード編です。
前回はお金を貯めるところから設定の決め方までを解説しました。
今回は実際のトレードの仕方や、その際の注意点などを詳しくお話しますよ!d(´ω`*)
※すみません、力尽きました・・
目次
トレードを始めよう
資金を貯め、会社を決め、設定を決めたら、あとは実践あるのみです。
資金が貯まればさっさと初めてしまうことを強くお勧めします。
なぜならば、早く始めればそれだけ目標に近づくのが早くなるからです。
善は急げというわけです。
少額で初めても貯金を続けていっているなら、どんどんFXの口座に入金していけばいいし、その間にトレードにも慣れることができて一石二鳥です。
前回の資金シミュレーションの結果、米ドル円と南アランド円の手動トラリピ運用資金の目安は以下の通りです。
ポイント
米ドル円を1円のトラップ幅で1000通貨運用するなら約50万円必要
南アランド円を0.1円のトラップ幅で1000通貨運用するなら約5万円必要
注意ポイント
この記事では、買いトラリピの場合を例として話を進めます
発注の仕方
それでは早速、発注していきましょう。
ここでの発注の仕方が手動トラリピの一番重要なポイントですのでよく理解しておきましょう。(*´ω`*)
私のお勧めは現在のレートから下落方向に1本づつトラップを発注する方法です。
レートが上昇する場合は逆指値から入るイフダン注文を想定レンジ上限まで並べてしまって問題ありません。
手動トラリピの発注の仕方
レートが下落する方向へ1本づつトラップを発注する
レートが上昇する方向へは想定上限までトラップを並べてもOK
では前回シミュレーションした米ドル円の設定で説明します。
例)米ドル円の手動トラリピ
設定・米ドル円を75~100円、利確幅1円、1000通貨で買いトラリピする場合
そして現在のレートが90円であると仮定します。
すると、発注は次のようになります。
現在レート90円からの発注
・90~100円まで、1円刻みで逆指値でのイフダン注文
・89円で、指値のイフダン注文
発注するイフダン注文の内容はこうです。
『〇〇円で買ってください。もし買えたら〇〇+1円になったら売ってください。』
もし、90円から89円にレートが下落して89円の注文が成立したら、88円のイフダン注文を発注します。
さらに、89円から88円にレートが下落して88円の注文が成立したら、87円のイフダン注文を発注します。
このようにしてトラップ幅に設定した1円分下落していくにしたがって、順に発注していくんです。
逆に、90円から91円にレートが上昇して90円で成立したイフダン注文が利確したとしたら、その時点で90円のイフダン注文を再発注します。
さらに上昇が続いて92円になれば、91円のトラップが利確するので再発注し、90円のトラップは取り消します。
このように、
現在レートから下に常に1本のトラップが注文中
である状態をキープします。
ポイント
レート下落時:1つのトラップが発動したら、1つ下のトラップを発注する
レート上昇時:1つのトラップが利確したら、そのトラップを再発注し、その下のトラップは取り消す
手動トラリピとはただこの作業を想定レンジの間で繰り返すだけです。
注意ポイント
『1本づつ発注』はトラップ幅があまりに狭く1日に何度も約定するような場合は使えません。
なぜならば忙し過ぎるからです。(;^ω^)
なぜ1本づつ発注するのか
それはレートの急変に備えるためです。
この、『急変に備えられる』ということが手動トラリピの大きな利点の1つでもあるので、利用しない手はありません。
相場の世界は時折、○○ショックなどと呼ばれる急激な変動が起こります。
意味もなくレートが飛ぶ、『フラッシュクラッシュ』なる現象も起こります。
その際、レンジ幅いっぱいにトラップを仕掛けていたらどうなるでしょうか?
例えば、
米ドル円が100円から90円まで買い下がったところから、75円へ急落したと仮定してみます。
※イメージ図
この場合、75円までのトラップが一斉に発動し、証拠金維持率が一気に下がります。
ここで運用試算表のシミュレーション結果をもう一度確認してみましょう。
上記の設定ではロスカットは約71.8円です。
用意した総資産50万円のうち41万6千円が必要資金として使用されています。
そして現在のレート、75円からのロスカットまでの猶予は約3.2円です。
こうなった場合の状況を少し想像してみてください。
あと3.2円下落したら強制的に退場なんです。
冷静でいられますか?
私なら無理です・・(;^ω^)
焦って損切りしてしまうでしょう。
たとえ、事前にロスカットレベルを予測して安全を見越した設定をしていたとしても、
急激に『そう』なるとどうしても冷静な判断ができなくなってしまいます。
下落からすぐに戻ってくるならば、絶好の稼ぎ場といえるかもしれません。
しかし、戻ってこなかったら?
○○ショックやフラッシュクラッシュはある種、相場が異常な状態です。
異常な状態はやりすごして、落ち着いてからまたトレードを再開すればいいのです。
手動トラリピでの『1本づつ発注』には、
異常な相場状態で無駄にポジションを増やさないという意味があるんです。
※フラッシュクラッシュの回避方法はこちらにも書いてありますので参考にしてみてください。
総資産が増えたらそれに応じて設定を変えよう
トレードを続けていくと、利益が積み重なって資産が増えていきます。
貯金を続けて入金していればなおさら増えるのは早いでしょう。
上記した運用金額の目安が口座に増えるごとに1000通貨づつトレードする通貨量を増やしていきましょう。
通貨量を増やす目安
・米ドル円:50万円増
・南アランド円:5万円増
その際、これまで保有しているポジションはそのままで新たに発注するトラップから通貨量を増やすのがコツです。
すると、運用試算表でのシミュレーションよりも確実に安全に運用できます。(*´ω`*)
なぜならば、保有ポジションの合計がシミュレーション結果よりも少ないからです。
こういった対応のしやすさも手動トラリピ、そして『1本づつ発注』の利点です。
まとめ
今回は手動トラリピを実際に実践するときの、私のお勧めする方法をお伝えしました。
特に下落時、上昇時の発注の仕方とその意味が今回のお伝えしたい内容です。
伝わりましたでしょうか??
少しわかりにくいとは思いますが、頑張って理解してください。d(´ω`*)
別に絶対にこの方法じゃなければいけないわけじゃありませんが、
できるだけ安全に資金効率を上げていけるよう考え抜いた結果、こうなりました。
是非とも参考にしてみてください。
それではまた!
あなたがFXで幸せになれますよう願っています。
ヒロセ
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