どうも。
ヒロセです。
トラリピの得意な場面はレンジ相場であり、レートが一方的に推移するトレンド相場は苦手です。
特に、長期下落トレンドで買いトラリピしてたらちょっと心配ですよね。
ポイント
高金利通貨って下落しやすいって聞くけど買いトラリピしてもいいの?
いくらスワップが高いからといっても損するんじゃ・・
実際のトレード成績が知りたい
このような疑問にお答えします。
この記事では、2018~2019年終わりにかけてのランド円長期下落トレンドで買いトラリピ運用した結果を公開しています。
高金利通貨を買うことに不安があるのなら、ちょっと読んでみてください。
急激な下落に対処する損切りと損切り後の再開方法についても書いてます。
この記事が、安心して高金利通貨を買いトラリピ運用する手助けになればと思います。
目次
高金利通貨の下落トレンドで買いトラリピは大丈夫?
高金利通貨と言われる通貨を円で買うことにより、高いスワップがもらえることは知ってますでしょうか?
ただし、高いスワップをもらうにはリスクが伴います。
それが、
高金利通貨は下落しやすい
ということです。
ちょっとコレ見てください。
このチャートは私がトラリピ運用している南アランド円の2年分のチャートです。
タイムスパンは週足、つまりローソク足の一本が一週です。
チャートを見る限り、レートは右肩下がりでどんどん下落しています・・(ヽ''ω`)ゲッソリ
こういった長期下落トレンドの通貨ペアで買いトラリピをすると不利だと思いますよね。
なぜトラリピがトレンド相場で不利といわれているのか?
それは、
『ポジションを持ち越す』
というトラリピの特徴にあります。
それが、一方的なトレンド、それもポジションが増える方向へのトレンドだと不利に働くからです。
なぜならば、塩漬けポジションがどんどん増えて証拠金維持率が低下し、ロスカットの危険性が高まるからです。
では、このチャートのような長期トレンドを示す通貨でのトラリピはお先真っ暗なんでしょうか?
結論から言えば、こうなります。
大丈夫です!
ただしロスカットされなければ。
そうなる理由をこれから、私の実績を参照して解説します。
レート推移と実績
上記したチャート期間の実績を、年単位のレート推移と見比べながら検証していきましょう。
2018年度のレート推移と実績
このグラフは2018年度の週の終値の推移を現したものです。
9.25円付近から36週目7.25円付近まで最大2円近くの下落となっており、年末にかけても大きな反発はみられません。
これは誰が判断しても1年を通じて下落トレンドですよね。(;^ω^)
2018年の手動トラリピの実績です。
実績
取引損益:296,300円
スワップ損益:207,655円
合計:503,955円
資産平均:1,880,450円
年利:26.8%
2019年度のレート推移と実績
2019年度の週足終値の推移です。
6.9円辺りまで下落してから、大分戻してきてはいるものの、基調としては下落トレンドが継続しています。
2019年の手動トラリピの実績です。
年末に節税のためポジションを決済したので、決済前までのデータを表示しています。
実績
取引損益:207,720円
スワップ損益:363,007円
合計:570,727円
資産平均:2,754,236円
年利:20.7%
下落トレンドでもトラリピの利益は安定している
チャート表示されている2年間、相場状況がどうであれ、年間ほぼ50万円の利益がでていることがわかります。
まだまだデータとしては少ないと思います。
が、現状の実績を検証してみた限りでは、
『トラリピの成績にトレンドは関係ない』
といえるのではないでしょうか?
仮に、『月利1.5%、年利18%』で複利運用した場合、資産が倍になるまでのグラフはこんな感じ。
48ヵ月あれば、資産は倍になる計算です。
つまり、上記チャートの下落スピードと月利1.5%で資産が増えるスピードはこうなります。
・下落スピード:2年で18%
・資産増加スピード:4年で100%
たとえ、下落しても、
下落によりロスカットさえされなければ、資産が増えるスピードの方が速いというわけです。
トラリピ運用する場合は『原資』は投入した時点で、
月利1.5%を生み出す『お金のなる木』に変わる
と考えておくと含み損に右往左往することはなくなります。
月利1.5%だと原資は4年で回収できます。
あとは全て不労所得というわけですね!d(´ω`*)
どうしても損切りしなければいけない場面とは
『トラリピの成績にトレンドは関係ない』とはいってもそれはロスカットされなければ、の話です。
※大事なことなので繰り返しています。
○○ショックなどの急激な下落に対してはやはり損切りが必要になります。
損切りすると、それまで積み上げてきた利益を減らすことになりますが、
ロスカットでほぼ全てを失うよりはマシですよね。
※緑の枠で囲ったところがリーマンショックによる急落です。
リーマンショック級の急落だと、損切りが必要になる場合が多いかと思います。
なぜなら、
普段からここまでの急落に備えた設定では利益率が大幅に落ちるからです。
しかもその前には一段高値がついている領域がありますが、そこでポジションを高値掴みしていた場合、
損切りをせざるを得ない状況になるのではないでしょうか?
だからこそ、
いつ急落に見舞われても問題ないように、備えておくことが肝心です。
その際の損切りの仕方と損切り後の行動を図解で解説していきます。
損切りの仕方
※下落時にポジションが増えるイメージです。(適当に書いたので細かいつっこみはナシでお願いしますw)
買いトラリピでは、レートが下落するにしたがってポジションを増やしていくわけですが、
予想よりもレートが下がりそうだった場合、そのままにしておくとロスカットされてしまいます。
そのために損切りをしてポジションを減らし、証拠金維持率を上げるわけです。
トラリピの損切りは含み損の少ないポジションから切るのが正解です。
なぜなら、どこをどのように切っても時価残高は同じになるからです。
時価残高が同じなら、なるべく損失を確定せずにポジションを減らす方がよくないですか?
含み損が多くてもいつか戻る可能性もありますし、残ったポジションからはスワップ益が得られます。
損失を確定する=積み上げた利益を失うこと
※損切りのイメージです。積みあがったポジションの下から切りましょう。
損切り後の再開の仕方
損切りをしたからといって安心するのはまだ早いです。
損切り後もレートが下がり続ける可能性があるので、しばらくは証拠金維持率を確認しつつ様子見をしてください。
必要ならば、さらに損切りをします。(下からですよ!)
そしてレートが落ち着いて反発してきたら買い上がればいいのです。
レートが上昇しているときに買っていけば、
次のトラップを仕掛けるレートまで上昇すると先に仕掛けたトラップは利確していきます。
ですので、ポジションが増えていくことはありません。
レートがある程度戻したら、何食わぬ顔で以前と同じようにトラリピで利益を積み重ねていけばいいんです。(*´ω`*)
まとめ
今日はトレンド相場でのトラリピの有効性と損切りの仕方、再開の仕方などについてお話しました。
・長期下落トレンドでもトラリピは関係なく利益が上がる。
・資金効率18%の複利運用なら4年で資金が倍になるので、下落スピードより早く証拠金が増えていく可能性が高い。
・○○ショックなどの急激な下落では損切りが必要な場合もある。
・損切りの考え方は『できるだけ損失確定を少なく、ポジションを減らす』
・損切り後からのトラリピ再開はレートが落ち着いてから。
以上、
たった2年分のデータでの検証ですが、トレンドはトラリピの利益にはそれほど関係ないということが理解できたのでは、と思います。
含み損をたくさん抱えている状態というものはあまり気持ちのいいものではありませんが、
『ロスカットさえされなきゃ勝ち』
位の気持ちで焦らず運用していくのがコツです。
繰り返しますが、トラリピ運用で原資を回収してしまえば、あとは不労所得です。
そうなれば、
『ロスカットされない』
『損失はなるべく確定しない』
この2点に注力して管理していくだけです。
是非、安心してトラリピ運用していただきたいと思います。
トラリピ運用するならこちら。
それではまた!
あなたが不安なくFXで稼いでいくことを切に願っております。
ヒロセ