どうも。
便利ツール研究家のヒロセです。
FXトレードでは、トレンド転換をうまくとらえることが、利益を出すうえで重要だと言われています。
トレンド転換を示唆するチャートパターンで有名なのが、
『ダブルトップ、ダブルボトム』
『ヘッド&ショルダー、逆ヘッド&ショルダー』
ですね。
しかし、チャートを見て、
『どこがそうなのか?』ということが、
いまいちハッキリしない
って人も多いでしょう。
ポイント
パターンの見本があれば助かるんだけど
何かいい方法があれば知りたい
このような悩みにお答えします。
この記事では、トレンド転換のチャートパターンが簡単にわかるMT4インジケーターの導入方法の解説と有効性の検証を行います。
チャートを見ても、いまいち自信がない人はツールの助けを得ればいいだけです。
ツールを使っていい結果が出れば、ツールの表示をお手本にして覚えればいいですよ。
なんにもわからないところから手探りで始めることはありません。
時間短縮が可能だと思ったら、どんどんツールを使っていきましょう!
目次
トレンド転換のMT4インジケーター
今回、検証するインジケーターはこちら。
price-patternsはトレンド転換の目安となるパターンを、チャート上に表示してくれるインジケーターです。
インジケーターを使用することで、チャートパターンを明確に示してくれるので、
判断のたびにあれこれ迷わなくて済みますよ。
さらに、パターン成立時にはアラートも鳴らせるので、
チャートから離れていても、チャンスを逃すことがなくなります。
無料でダウンロードできるので、使わない手はありません。d(´ω`*)
導入方法
それでは早速ダウンロードしてMT4にインストールしていきましょう。
ダウンロード
ページのダウンロードボタンをクリック。
保存場所を指定して、ZIPファイルを保存します。
ZIPファイルを展開したら、
トップページへのリンクとex4ファイルが入っています。
適当なところへ保管しておきましょう。
MT4へのインストール
インストールするMT4を起動し、メニューから、
ファイル>データフォルダを開く
をクリック。
データフォルダが開いたら、一旦MT4を終了します。
MQL4>indicators
と進み、ダウンロードして展開した
price-patterns.ex4をindicatorsにコピー&ペースト
コレでファイルの移動は終了です。
エクスプローラーを閉じてMT4を再起動します。
チャートへ適用
表示>ナビゲーター
をクリック。
price-patternsを適用するチャートにドラッグ&ドロップ。
カスタムインジケーター画面が出たら、『OK』をクリック。
インジケーターが適用されると、このようにパターンがわかりやすく表示されます。
見やす~い!d(´ω`*)
ちなみにデフォルトの状態では、塗りつぶしの色が、
・赤:下落を示唆
・黄色:トレンド形成中
・グリーン:上昇を示唆
という状況です。
設定変更
今回はトレンド転換を確認するために、必要のないパターンを表示しないように設定します。
設定画面を開くには、
チャート上の何もないところで右クリック>表示中のインディケータ
をクリック。
チャートに適用しているインジケーター一覧から、
price-patternsを選択して、編集をクリック。
カスタムインジケーター画面から、
パラメーターの入力タブをクリック。
表示されるパターンの種類が全て『true』になっています。
必要のないパターンを『false』に変更します。
トライアングルとウェッジを無効にして『OK』をクリック。
これで、表示されるのは、
・ヘッド&ショルダー
・リバースヘッド&ショルダー
・ダブルトップ
・ダブルボトム
・トリプルトップ
・トリプルボトム
といったトレンド転換を示唆するものだけになります。
これで、price-patternsの導入と設定変更は完了です。
検証方法
それでは、表示されるパターンに従って疑似トレードをしていきます。
エントリーから決済まで、ルールを統一してパターン通りに疑似トレードを行うことで、ツールの有効性をはかることが目的です。
ちなみにチャートは15分足1枚のみで行います。
エントリー
エントリーポイントです。
こちらはヘッド&ショルダーのパターンですね。
パターンが決定した直近高値から直近安値にフィボナッチを引き、
50%戻ったところで問答無用でエントリーするものとします。
50%戻らずにレートが利確ラインを越えた場合は、エントリーは無効になります。
※フィボの破線が変なところに出てますが気にしないでくださいw
利確
直近安値からエントリーラインに向かってフィボナッチを引き、
161.8%地点を利確ラインとします。
損切り
損切りは利確と逆方向の直近高値安値とします。
このように、エントリーと決済あわせて3本のラインが引けたら、準備完了です。
それ以外の共通ルールは次の通り。
・拡大しなければフィボナッチが引けないような小さなパターンは無視する
・1つのトレードが決済する前に、次のパターンが来ても無視する
疑似トレード例
どのように疑似トレードを進めていくのか、1回だけ解説します。
ローソク足を進めてエントリーラインを上抜けしたところで、売りエントリー。
売りエントリーしたら、ローソク足を進めます。
ローソク足を1本進めたところで、損切りラインに引っかかり瞬殺w
こんな感じで疑似トレードを進めていきます。
トレード結果
時間の関係で、3カ月しか疑似トレードできませんでした。
トレード回数は24回になったので、ある程度の参考にはなると思います。
今回テストしたトレードレポートがこちら。
・通貨ペア:GBPJPY
・期間:2020年4月15日~7月28日
・トレード回数:24(勝:14 負:10 同:0)
・勝率:58.3%
・合計:303.1pips(獲得pips)
・勝:527.7pips 負:-224.6pips
・平均利益:37.7pips 平均損失:-22.5pips
・R倍数:1.68(損益率)
まさかの、かなりの勝ち越しとなりました。
もうコレでいいんじゃないでしょうか!d(´ω`*)
損益率が高くなるように、利確と損切り幅を決定したにもかかわらず、勝率は58%を越えています。
まだまだ検証が必要ですが、
今回のトレードルールとprice-patternsを組み合わせて使用することで、
優位性のあるトレードが割と簡単にできるのではないでしょうか。
※レポート上、トレード開始は4月15日となっていますが、
表示ローソク足本数が10000本の為、インジケーターの表示は4月29日からとなっています。
まとめ
お疲れさまでした。
この記事では、トレンド転換のチャートパターンが簡単にわかるMT4インジケーターの導入方法の解説と有効性の検証を行いました。
トレードルールをしっかりと守って、ツールが表示するパターンに従うだけでこの成績です。(*´ω`*)
今回は1枚のチャートだけで検証を行いましたが、
これに環境認識などを取り入れていくとさらに勝率が上がるんではないでしょうか?
あまり複雑なルールにしても守れないと意味がないので、そこんところだけ注意して欲しいと思います。
あとは、通貨ペアと時間軸を変えながら検証して有効性を確かめると、実戦でも使えるようになるハズです。
自信を持ってリアルトレードを行うには検証あるのみですね!
今回のトレードルールに基づいたラインの引き方は結構手間のかかるものですが、
リアルトレードでも十分対応できるものです。
疑似トレードだからといっていい加減にせず、
リアルトレードと同じ方法でやらないと意味がありませんよ。
それではまた。
便利なツールは探せば出てくるものです。
ツールを使いこなしてトレードをストレスなく行いましょう!
ヒロセ