どうも。
ヒロセです。
先日、Twitterのフォロワーさんから、
『カナダドル円が手動トラリピ向き』
との情報をいただきましたので、バックテストをしてみました。
みんな、あまりカナダドル円🇨🇦の話をしないけど、存在を忘れていませんか?
安定の年利12.5%をたたき出したカナダドル円の #手動トラリピ 運用の実績をブログにしましたよ✨
もちろん同じように運用すれば、同じ結果が出ます🎵https://t.co/8YWMd0ha2Q
— MasaT@ネコリピビクトリー (@MasaT57546789) February 15, 2020
目次
カナダドル円トラリピ検証
この記事でバックテストを行うカナダドル円は、マネースクエア でもおすすめしているトラリピ向きの通貨ペアです。
トラリピ向き通貨ペアの条件と1つとして、
・長期の高低差が少ない事
・短期のレート変動が激しい事
といった相反する要素が求められます。
簡単に言うと、
ポイント
狭い範囲からレートがはみ出さずに、範囲内ではめちゃ動いて欲しい
ってことです。
難しいですね・・(;^ω^)
コレを高水準で満たす通貨ペアがカナダドル円ってワケですね!d(´ω`*)
今日は情報をいただいた『ねがねこ』さんのブログ記事を参考に、
4パターンの設定でバックテストを行い、結果を比較します。
テスト結果
まずは結果の比較表を貼っておきますね。
総利益年利 | 純益年利 | |
設定1 | 22.7% | 17.3% |
設定2 | 22.6% | 17.1% |
設定3 | 24.0% | 18.4% |
設定4 | 23.3% | 17.4% |
かなり幅を持たせた設定にもかかわらず、それほど差は出ませんでした。
どんな設定でも安定した結果が出るってことですね!d(´ω`*)
トラリピ設定
今回のトラリピ設定の公開と、設定の決め方を解説していきます。
共通設定
・通貨ペア:カナダドル円
・テスト期間:2015年8月24日~2020年8月24日
・初期証拠金:必要資金合計を適用(運用試算表で算出)
・スワップポイント:反映せず
・スプレッド:1.5銭
・想定レンジ:74~90円
・手法:買いトラリピ
・年利:必要資金合計に対する『総利益』『純益』のそれぞれの割合
設定1
・トラップ幅:0.25円
・利確幅:0.5円
・トラップ本数:65本
・1本あたり通貨量:1千通貨
設定2
・トラップ幅、利確幅:0.5円
・トラップ本数:33本
・1本あたり通貨量:2千通貨
設定3
・トラップ幅、利確幅:1円
・トラップ本数:17本
・1本あたり通貨量:4千通貨
設定4
・トラップ幅、利確幅:2円
・トラップ本数:9本
・1本あたり通貨量:8千通貨
想定レンジの設定
トラリピ設定の決め方手順はまず、期間チャートから想定レンジを決定します。
期間チャート
赤で塗りつぶしたエリアが運用範囲です。
・運用期間:2015年8月24日~2020年8月24日
・想定レンジ:74~90円
今回は買いトラリピに限定していますが、
ハーフ&ハーフで高低差を半分に抑えることで、さらに利回りが見込めます!d(´ω`*)
※ハーフ&ハーフの解説はこちら。
※カナダドル円のハーフ&ハーフ検証はこちら。
必要資金の算出
各トラリピ設定に必要な資金を運用試算表で算出します。
※運用試算表の使用には口座開設が必要です。
例として、設定1の運用試算を行っています。
同様の試算を繰り返した結果、各設定の必要資金合計はこのようになりました。
・設定1:712,400円
・設定2:723,360円
・設定3:745,280円
・設定4:789,120円
公平を期すため、利回りは必要資金合計額に対するものとして計算します。
MT4入力
必要な情報が全て揃ったので、MT4に入力していきます。
ストラテジーテスター
・EA:千刻
・通貨ペア:CADJPY
・モデル:全ティック
・期間指定:2015.08.24~2020.08.24
・期間:M1(1分足)
・スプレッド:15(1.5銭)
エキスパート設定
1:ロット(0.01=1000通貨)
2:レンジ上限レート
3:レンジ下限レート
4:トラップ幅
5:利確幅
6:トラップ本数
各設定に応じて、対応個所を変更しながらテストを繰り返します。
さらに詳しい設定はこちらを参照してください。
バックテスト結果
設定1
トラップ幅 | 0.25円 |
利確幅 | 0.5円 |
初期証拠金 | 712,400円 |
総利益 | 807,262円 |
純益 | 617,376円 |
総利益年利 | 22.7% |
純益年利 | 17.3% |
トラップ幅 | 0.5円 |
利確幅 | 0.5円 |
初期証拠金 | 723,360円 |
総利益 | 817,972円 |
純益 | 618,346円 |
総利益年利 | 22.6% |
純益年利 | 17.1% |
設定3
トラップ幅 | 1円 |
利確幅 | 1円 |
初期証拠金 | 745,280円 |
総利益 | 896,044円 |
純益 | 684,912円 |
総利益年利 | 24.0% |
純益年利 | 18.4% |
設定4
トラップ幅 | 2円 |
利確幅 | 2円 |
初期証拠金 | 789,120円 |
総利益 | 918,496円 |
純益 | 688,112円 |
総利益年利 | 23.3% |
純益年利 | 17.4% |
比較表
もう一度、結果を貼っておきます。
総利益年利 | 純益年利 | |
設定1 | 22.7% | 17.3% |
設定2 | 22.6% | 17.1% |
設定3 | 24.0% | 18.4% |
設定4 | 23.3% | 17.4% |
このような結果になりました。
今回は、利確幅1円が少しだけですが優れていた結果です。
トラップ幅が2円と広くても、それほどパフォーマンスは落ちていませんね~
テストを行ったOANDA Japan デモ口座ではスワップ額が反映されませんが、
カナダドル円だと買いでプラススワップなので、保有日数が長くなればなるほど有利になるハズです。
焦らずにじっくりと利確を待てる手動トラリピ派なら、
思い切って利確幅を広げてみるのもいいかもしれません。(*´ω`*)
トラリピ運用を続けるのなら、『総利益年利』を、
運用をストップするのなら、『純益年利』を参照していただければと思います。
まとめ
お疲れさまでした。
この記事では、マネースクエア おすすめのカナダドル円の買いトラリピのバックテスト結果を公開しました。
情報を提供していただいためがねこさんに感謝いたします。
ありがとうございました。
さすがにおすすめ通貨ペアだけあって、コロナショックのあとであってもかなりの利回りですよね!
ショック時の落ち込み自体もそれほど大きくはなく、史上最安値を割り込むこともありませんでした。
トラリピポートフォリオの主力の1つとして、十分活躍できる通貨ペアだと思います。
それではまた。
いくら成績がいいからと言って、1つの通貨ペアに集中するのではなく分散を心がけてくださいね~
ヒロセ