こんばんは。
ヒロセです。
スワップポイント、もらってますか~?
私の利益も約半分はスワップポイントなので毎日平均1000円前後入金されています♪(*´ω`*)
けっこうウハウハですw
でも最近ポジションが決済されて少なくなってきたのでスワップポイントも徐々に減ってきてます・・(;^ω^)
ま、それはおいといて・・・
スワップポイントでFX会社を選ぶ場合、やはり注目するのは『いくらもらえるのか』ですよね!
でも、それだけでFX会社を選ぶとひょっとすると最終的に損するかもしれませんよ~





目次
スワップポイントの扱いはFX会社により違うって話
FXトレーダーに知らない人はいないだろうと思われるスワップポイント。
ポジションを保有しているだけでもらえるスワップポイントに魅力を感じている人も多いと思います。
特に私が推す『手動トラリピ』ではポジションを持ち続けるのが前提なので特に重要です。
今回はスワップポイントを考えるうえで額以外に注意すべき点をお話します。
※今回の話はプラススワップが前提です。
額だけで判断してはいけないスワップポイント
FX運用でポジションを長期保有するときに気になるのがスワップポイントです。
実は、スワップポイントというものはFX会社によって額に違いがあるだけではないんです。
どういうことかというと、スワップポイントが
『ポジションを決済しない限り、含み益のまま』なのか、
『付与されると同時に、確定益として扱われる』のかで、
課税されるタイミングが違ってくるわけです。
結果、何が変わってくるのかというとスワップポイントによって得た利益に対して
『ポジションを決済した場合に課税されるのか』
『毎年課税されるのか』
ということです。
売買で損益が確定するのはポジションを決済した瞬間であり、利益であれば、課税の対象となります。
ですが、スワップポイントの場合、損益確定の法的な判断基準が曖昧になっています。
そこで、FX会社によって違いが発生してくるんです。
スワップポイント課税のタイミングで、支払う税金が変わったり、長期複利運用の利益が変わったりしてきます。
ポイント
便宜上、コレから先は
『ポジションの状態にかかわらず、スワップポイントが含み益ではなく確定益とみなされる』
ことを、スワップが確定されると表現します。
スワップポイントが確定されるタイミング
スワップポイントが確定されるタイミングにはFX会社によって主に2パターンに分けられます。
1.ポジションが決済されるまでスワップポイントは含み益のまま
ポジション決済とスワップポイント確定が同じタイミングの場合、
ポジションが未決済のうちはスワップポイントがいくら積みあがっていようが、含み益としてみなされ、税金はかかりません。
確定していないスワップポイントは含み益なので、スワップ振替やスワップ受取などの操作をしないと出金できません。
振替や受取操作をしたスワップポイントは確定益として見なされ課税の対象となります。
もちろん、ポジションが決済すればスワップポイントも確定しますので、最終的には課税対象となります。
2.ポジションが未決済のまま毎日スワップポイントが確定される
ポジションが未決済のまま毎日スワップポイントが確定されると、確定益として口座に反映され、課税の対象となります。
一般的には利益の年額が20万円を超えると税率20.315%の税金がかかります。
確定益なので、特別な操作なしで出金や再投資が可能です。

スワップポイントを複利運用するための条件とは
トラリピや積み立てなどで長期運用する場合、スワップポイントを複利運用できなければ大きな損失となります。
スワップポイントを使わず置いておくのか、それを利用してさらに運用していくのでは将来的に雲泥の差となってきます。
確定されないと証拠金として使えないの?
スワップポイントをもらいながら複利で運用していくためには、もらったスワップポイントを証拠金として使用してさらにポジションを増やす必要があります。
毎日スワップポイントが確定されるFX会社では、売買益と同様に毎日総資産額に加算されていきます。
つまり、放っておいてもスワップポイントが積み重なって証拠金維持率も少しづつ下がっていきます。
当然、スワップポイントが積み重なった資産を使って複利運用できるわけです。
ここで頭の回転の速いあなたならば、もう一方の
『ポジションが決済されるまでスワップポイントが含み益のまま』
なFX会社について、
『ポジションを決済しない限りスワップポイントが確定益とならないのなら、証拠金として使えないのではないか?』
『それじゃスワップポイント再投資して複利運用できないよね』
と、考えられたのではないかと思います。
そこで、
このタイプのFX会社、つまり、そのままだとスワップポイントに課税されないタイプの代表的なFX会社のHPに記載されている情報をまとめてみました。
注意ポイント
この記事に記載された情報は変わる可能性があります。
口座開設時には各会社のHPを確認していただきますよう、お願いいたします。
※調査年月:2019年7月
質問!ポジションの決済をせずにスワップポイントを再投資できますか?
・ヒロセ通商
Q:スワップポイントは日々、預託証拠金に反映されるのですか
A:スワップポイントは、ポジションの決済を行うまでは『未実現損益』として
評価損益に計上されるため、預託証拠金には反映されません。
ただしスワップ振替を利用した場合は、ポジションを維持したままで
スワップポイントのみを確定させ、預託証拠金に反映することは可能です。なお、評価損益として計上されている状態でも証拠金として新たなポジションの保有に利用することは可能です。
・みんなのFX
Q:ポジションの決済をせずに、付与されたスワップポイントで新規注文できますか?
A:はい、可能です。付与されたスワップポイントは、建玉可能額に反映されます。
・LIGHT FX
Q:ポジションの決済をせずに、付与されたスワップポイントで新規注文できますか?
A:はい、可能です。
スワップポイント発生元のポジションを決済する前でも、受取りができ、付与されたスワップポイントは、建玉可能額に反映されます。
・マネーパートナーズ
ロールオーバーによりスワップポイントが発生する時刻は、各営業日の終了時(メンテナンスに入る時刻)となります。メンテナンス時間に入った時点でポジションを保有していた場合、メンテナンス時間終了後、保持ポジションにスワップポイントが付与されます。なお当社のシステムに於いては、スワップポイントは純資産には毎営業日反映されますが、受入証拠金に含まれるのは建玉の決済またはスワップ受取をした時点となっております。
※受入証拠金+(未決済建玉評価損益+未決済スワップ損益)-未払手数料-(建玉必要証拠金額+注文中証拠金額)=取引余力額(振替・移動可能額)
・外為オンライン
Q:スワップポイントは日々口座資産に反映されますか?
A:スワップポイントは含み益として、「3.預り評価残高」、及び「6.有効証拠金」に反映され、ポジションを決済した際に口座資産に計上されます。
・アイネット証券
Q:決済せずにスワップ益を出金する事は可能ですか?
A:可能です。当社では、ポジション保有時に発生するスワップポイントは含み損益となり決済時に口座資産に反映されます。また、ご出金および新たにポジションを保有される際、預り評価残高(※1)ベースにより考慮される為、含み益のご出金や含み益を使い、新たにポジションを保有することは共に可能になります。ご出金につきましては、返還可能額(※2)の範囲の中で可能となりますが、ポジション保有時にはロスカット(※3)にお気をつけください。
※1 預り評価残高=口座資産+評価損益(スポット損益+スワップ損益)
※2 返還可能額=預り評価残高−注文中証拠金−出金依頼額−取引証拠金
※3 「口座状況」内の有効証拠金額が当社指定のロスカット値を割り込んだ場合、全ての保有ポジションが反対売買され、注文中の指値、逆指値等は自動的に取り消されます。
・SBI FXトレード
Q:未決済ポジションの評価損益やスワップポイントも課税対象ですか。
A:個人口座の場合、決済していないポジションの評価損益やスワップポイントは、課税対象とはなりません。
Q:スワップポイントは日々口座資産に反映されるのですか?
A:日々反映いたします。反映されるスワップ日数とポイントに関しましては取引画面のスワップカレンダーをご確認ください。スワップポイントは1通貨単位で小数点第4位まで計算し、対円通貨ペア以外のスワップポイントに関しましても、円転したスワップが評価損益として累積されます。
・マネックス証券 FX PLUS
Q:FX PLUSは、スワップポイントのみを出金することができますか?また、スワップポイントを使って新たな取引を行うことは可能ですか?
A:未決済建玉のスワップポイントのみを出金することはできません。建玉を決済し、受渡日が到来したスワップポイントについては出金が可能です。
また未決済建玉の評価損益は取引余力へ反映されるため、累積したスワップポイントを利用して新たな取引を行うことが可能です。
・FXプライムbyGMO
Q:保有ポジションのスワップポイントだけを出金することはできますか。(『選べる外貨』)
A:できません。
ポジションを決済後にご出金手続きを行ってください。
※ただし、受け取ったスワップポイントは保証金として再投資することができます。
・外為どっとコム
・すぐに受け取る!即時振替機能
各ポジションに貯まったスワップポイントの合計が3,000円以上であれば、すぐにFX口座内に振替ができます。
【最短受取日】毎日(ただし、スワップ合計が3,000円以上の場合)
・振り替えたスワップポイントをそのまま新規のご注文に使うことも可能
振り替えたスワップポイントは「注文可能額」として計算されますので、新たにポジション(注文)を持つことも可能となり、為替相場の状況に合わせて、運用プランを立てることができます。
・カブドットコム証券
Q:受取ったスワップポイントを出金することや、証拠金として利用することはできますか?
A:スワップポイントは、建玉を決済したときに、初めて実現損益としてお客様の店頭FX口座残高に計上されますので、スワップ収益を決済前に出金することや、証拠金として利用することはできません。
・くりっく365 (大起産業 カネツFX)
Q:スワップポイントだけを出金することはできますか?また、未決済のスワップポイント相当額を使って新規に発注することはできますか?
A:「くりっく365」では、日々のスワップポイントは、建玉を決済した日の原則2営業日後に、決済日までの日数分がまとめて証拠金預託額に反映されます。反対売買による決済を行うまでスワップポイントは仮損益として計算されるため、出金することはできません。
また、カネツFX証券の「くりっく365」取引では、未決済の建玉にかかるスワップポイント並びに評価損益相当額を利用しての新規建玉はできません。
※くりっく365は取り扱い会社が扱う取引所FXなので、どこの会社からでも条件は同じだと思われます。
以上、未決済のスワップポイントを使用して新たにポジションを建てて複利運用ができるのか否か!?
について
『ポジションが決済されるまでスワップポイントが含み益のまま』
のタイプの主なFX会社のスワップポイントに関する情報を抜粋してみました。
ちょっとなにいってるのかわからないですよね~(;^ω^)
なので簡単に表にまとめてみます。
大きくわけて
1:未決済のスワップポイントが新たなポジションの証拠金として使える。(可)
2:スワップポイントの振替操作をして確定益としたのち、新たなポジションの証拠金として使える。(条件付き可)
3:未決済のスワップポイントで新たなポジションを建てることはできない=スワップポイントの複利運用はできない。(不可)
の3タイプにわけられます。
スワップポイントの複利運用 | 1:可 | 2:条件付き可 | 3:不可 |
ヒロセ通商 | 〇 | ||
みんなのFX | 〇 | ||
LIGHT FX | 〇 | ||
マネーパートナーズ | 〇 | ||
外為オンライン | 〇 | ||
アイネット証券 | 〇 | ||
SBI FXトレード | 〇 | ||
マネックス証券 | 〇 | ||
FXプライム | 〇 | ||
外為どっとコム | 〇 | ||
カブドットコム証券 | 〇 | ||
くりっく365 | 〇 |
※※調査年月:2019年7月
以上のような結果になりました。
スワップポイントを再投資して複利運用することは資産を加速的に増加させるためには不可欠な条件です。
こういった情報は超重要な割によーく調べないとわからないことが多いので、注意が必要です。
FX会社によってこの辺のニュアンスは微妙に違っていることがあるので、事前に問い合わせなどで確認した方が安心ですね。(*´ω`*)

まとめ
お疲れ様でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。(*´ω`*)
今回は金額だけではないスワップポイントの重要な注意点についてお話しました。
・スワップポイントの付き方には2パターンある
・スワップポイントが含み益として課税されないパターンと確定益として課税されるパターン(年額20万円以上)
・確定されたスワップポイントは再投資して複利運用が可能
・含み益のままでも多くのFX会社で複利運用が可能(一部例外あり)
スワップポイントについては法的な基準が曖昧なためFX会社によって扱いがそれぞれ違います。
したいことが後になってできないと発覚したときのショックはちょっとしたもんだと思います。
実は私が手動トラリピを始めたころはこんな情報は全く知りませんでした・・(;´・ω・)
後で後悔しないように事前にしっかりと調べておきましょうね♪(*´ω`*)
※スワップに毎年課税される会社と最終的に課税される会社との比較シミュレーションはこちら。
それではまた!
あなたがFXで後悔などしないよう、心から祈っております。
ヒロセ
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