どうも。
裁量トレード再挑戦中のヒロセです。
裁量トレードはエントリーが8割!
とかよく言われますよね。
できる限り優位性のあるポイントでエントリーすることは非常に大事です。
それはわかってはいるんですが、
じゃ、決済はどうでもいいのか?
と言われれば、そうじゃないですよね。
ポイント
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決済の時に迷ってしまう
具体的な方法があれば知りたい
このような悩みにお答えします。
この記事では、決済幅の決め方と具体的な注文方法について解説します。
裁量トレードの記事では、毎度言っているのですが、
私とてまだ裁量で安定して勝てているワケではありません。
ですから、裁量の勉強や練習の過程で気付いたことを、
自分の為の忘備録として記事にすると同時に、読者の皆様にもシェアしようという企画です。
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目次
FX裁量トレードの決済幅の決め方
決済幅を決める場合に、絶対に決めておくべきなのが、
リスク(損切り額)をどれだけ取るのか
という点です。
デイトレードであれば、1回のトレードに対するリスクは、
2%程度に収めておくこと
が、トレーダーとしての経験を積むコツです。
なぜならば、
資金が無くなってしまうとトレードができない
からです。
トレードをしないと、トレード経験は積めません。
経験を積まないと、経験値は貯まりません。
例えばこんな感じ。
1回あたりのリスク
資金が10万円の場合は、1回の損切りで最大-2000円
資金が100万円の場合は、1回の損切りで最大-20000円
こんな感じで『1回あたりのリスク』を決めておくとどうなるのか?
損切りまでのpipsを決めると、おのずと建てるロットも決まります。
例)
・資金:200万円
・1回あたりリスク:2%=-4万円
・損切りまでのpips:20pips
➡ロット:20万通貨
では、損切りまでのpipsはどうやって決めるのか?
ポイント
勝負チャートを見て決めればOKです!
注意ポイント
勝負チャートとは、
エントリーの根拠を決めたチャート
であり、実際にエントリータイミングを計るチャートではありません。
正直な話、
リスクのコントロールさえできていれば、
利確はそれほど考えなくてもいいと思います。
損切り幅までに対しての利確幅を狭くすると勝率が上がり、広くすると勝率は下がります。
とはいえ、何かしら根拠があった方がわかりやすいので、
損益率を『1に固定』する(損切りpips=利確pips)
と仮定して解説を進めていきます。
実際に私が勝率の検証に使っている方法です。
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決済pipsの決め方例
まずはトレードを行うべきチャートを絞り込みます。
わかりやすさを最優先にして選択してください。
私が今朝ざっくりと見たチャートの中から選んでみます。
豪ドル/ドル30分足
↓クリックで拡大
押し目買いを想定して、現在のレートから上下20pipsのラインを引いてみました。
このチャートの次の押し目で買いエントリーできれば、
逆指値に達するより、指値に達する可能性の方が高い
と思いませんか?
豪ドル/ドル5分足
↓クリックで拡大
同じ時間の5分足にも、上下20pipsのラインを引いてみました。
青ラインと赤ライン、どちらに先に到達するのかイメージが湧きにくいですね・・
つまり、わかりにくいってことです。
豪ドル/ドル日足
↓クリックで拡大
次に日足を見てみます。
もう上下20pipsのラインすら引けません。
ホンの少しの値動きで上下20pips動いてしまいそうですよね。
上昇トレンドではあるものの、凄く高値買いのような気もしてきます。
コレはコレで次の押し目で買っていけそうですが、利確幅を大きく広げた方がわかりやすいですね。
その場合、トレードスパンは数日から数週間あたりになりそうです。
こうなるともうデイトレードではなく、スイングトレードになり、
資金管理から変更していかないといけません。
この例では、同じ通貨ペアの3つの時間軸で、決済幅20pipsを狙う場合を比較してみました。
決済pipsの決め方の具体的手順は次の通りです。
ポイント
1、トレードスパンに合わせた時間軸でわかりやすいチャートを探す
2、チャートが決まれば、損切り、利確ラインを引いてみる
3、損切りより利確に達する見込みが高いラインを選ぶ
4、ラインから決済pipsを計算する
つまり、ぱっと見で、
『これならいけそうだな』
ってくらいシンプルに決めてしまえばOKです。
もちろん『できるなら』もっと色々な材料を考慮に入れても構いません。
が、判断材料が多すぎると迷ってしまいますよね・・
複雑に考えれば考える程、勝てるんであればそれもいいですが、
実際はそんなことはありません。
いくらシナリオを入念に練ったところで、その通りには動いてくれないのが相場です。
どうせ負ける時は負けるんだから、エントリーポイントを頑張って決めたら、
決済ポイントは見た目で決めてもいいんじゃないでしょうか。
『そんないい加減な!』
『なにかしら根拠がないと不安』
って人であれば、次の根拠を取り入れてみてください。
・利確:エントリーの根拠が証明された時
・損切り:エントリーの根拠が崩れた時
上記の30分足チャートでは、
直近高値更新で利確、直近安値更新で損切りといった具合です。
![](https://gyakuehu.com/wp-content/uploads/2020/02/女性不満完成.png.png)
損失を少なくする決済注文方法
エントリー後、保有ポジションをずっと監視できる人はそんなにはいないでしょう。
例えできたとしても、
自分のお金が増減するのを見続けるのは、
思ったよりストレスがかかります。
チャートを見続けながら、
『今だぁ!!』
なんてことを繰り返したところで、満足のいく決済ができるワケがありません。
FXでは、
・損切り、利確した途端にプラス方向へ爆発
・ホールドを決めたら暴落
なんてことが普通に起こるからです。
ですから、私は、
エントリーと同時に決済OCO注文を出しておくこと
をお勧めします。
※決済タイミングで迷わない方法はこちら。
※注文方法についてはこちら。
![](https://gyakuehu.com/wp-content/uploads/2020/02/女性困惑完成.png.png)
OCO注文を出しておこう
タイミングを計って成行エントリーするなら、注文画面でOCO決済をセットにしておきましょう。
こんな感じ。
これが成行注文画面です。
決済注文が同時に出せるようになっているので、
OCOをクリックして『指値』『逆指値』のpipsを入力しておきます。
ここでは上下20pipsと入力しています。
設定を保存したいのであれば『歯車』から設定できます。
ここで、『トレール』という項目を『ON』にすると、
逆指値が『トレール幅』として設定されます。
このように設定した場合、
レートが5pips上昇するたびに、逆指値が現在レートからの値に修正されます。
※買の場合
例えば、10pips上昇したところから逆行して逆指値が決行された場合でも、
10pips上昇した地点からの-20pipsで済む
つまり、エントリーレートから-10pipsで決済されるというワケです。
トレールは逆指値にしか適応されませんので、
目論み通り20pips上昇すれば『指値』で利確されます。
こうしておくことで、
利確寸前で反転下落
といった場合でも最低の損失で済みます。
決済トレールは、FX会社により採用していない場合もあります。
トレールの解説はこちら。
※セントラル短資FXでは、損切りをロスカットと表現しています。
当ブログでは損切りをストップロス、強制ロスカットをロスカットと表現しています。
セントラル短資FXであれば、決済トレールも実装しているし、
パーソナルレコードでトレードデータも自動記録されるので、非常に便利です。d(´ω`*)
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まとめ
お疲れさまでした。
この記事では、決済幅の決め方と具体的な注文方法について解説しました。
・リスク(損切り額)をどれだけ取るのかを決めておく
・資金が無くなるとトレードができなくなり経験値が貯まらない
・損切りまでのpipsは勝負チャートを見て決めればOK
・決済pipsの決め方
1、トレードスパンに合わせた時間軸でわかりやすいチャートを探す
2、チャートが決まれば、損切り、利確ラインを引いてみる
3、損切りより利確に達する見込みが高いラインを選ぶ
4、ラインから決済pipsを計算する
・ぱっと見でシンプルに決めればOK
・シナリオを入念に練ったところでその通りには動いてくれないのが相場
・エントリーと同時に決済OCO注文を出しておくこと
・決済トレールを設定しておくと反転しても損失は少ない
以上、こんなところです。
記事中でも触れましたが、
エントリーさえ有利なところでできていれば、あとはOCO注文にお任せしてしまいましょう。
なにもエントリー後もドキドキハラハラする必要はありません。
大事なのは逆指値(損切り)を必ず入れておくことです。
決済トレールを使うと、損失は減りますが、当然勝率は落ちます。
が、デイトレの20pips程度だと割と短時間で動いてしまうことが多いので、
設定して損したといった場面は少ないのではないかと思います。
ポジションを建てた途端に逆行して損切りされた後に反転!
などで、くやしい思いをすることが多いなら、
トレールを広めに設定するなどの戦略もおもしろいかもしれません。
それではまた。
大事なことなので何度でもいいますが、ポジションを建てると同時に逆指値注文ですよ!
これだけは覚えておいてください。
ヒロセ